100 喧嘩するべき相手は上野千鶴子でない
人はパンのみにて生くるにあらず
衣食住だけじゃ生きて行けない。
動物としてはそれでOKな筈なのだが、そうじゃないのが人間の厄介な所、同時に人生の味わい所。
子供の頃は逃避したい事ばかりで、主に読書をした。コロナ前迄、週一度は図書館に行き乱読、毎回制限一杯の冊数を借りた。
クイズ番組は大体正解出来る。(てか実生活の何の役にも立たない)
それから音楽。中島みゆきのファンだ。(昨日 誕生日だった そう、あのお方と同じ誕生日である)
ギターと出会い、後にベースでバンドに参加。彩り豊かな青春時代を送る事が出来た。
ビデオが出始めた頃で、映画もたくさん観た。
悩みが昂じて自殺する子供や若者の報道を知る度に胸が痛む。どうか、芸術作品に触れて逃避して欲しい。広い世界を見聞して希望を持って欲しい。「井の中の蛙」と自らを客観視して欲しい。若者のみならず、一人でも多くの孤独な人々が生きる力を得られる事を願うばかりだ。
表題は特に上野千鶴子の愛読者という訳ではない。
さっき見た彼女の記事と以前読んだ「東大に上野千鶴子にケンカを売りに行く」(うろ覚え)という本からの連想。
乱読の弊害で、どんな本を読みどんな感想を持ったか殆ど記憶にない。
それでも折に触れて思い出す三冊。
①詭弁倫理学 野崎昭弘(中公新書)
日本人は理論的思考が弱いと言われる。「論破」されても怯まない理論武装に役立つかも知れない。そんな事よりも日々触れる情報の取捨選択時に自分なりの物差し、フィルターとして使い、もう習慣化している。
「味噌の消費量が増えて高血圧患者が増えた」「なる程」「単に人口が増加しただけで因果関係が証明されてはいない」政府の統計なんかこんなんばっかである。(個人の感想です)
難しくて理解出来なかったが、天国の門の例題では文章を数式に置き換えている。運転免許試験の珍問は数式に置き換えると矛盾が生じるのではないか。早く誰か撲滅して欲しい。(個人の希望です)
②スラップスティック カート・ヴォネガット(ハヤカワ文庫)
爆問の太田光がファンだと言う事で知っている人も増えた。この小説なのかジョン・アーヴィングかその他かもう分からないが翻訳小説中の「サーティワンのミントチョコにロッキーロードをダブルで」というシーンに憧れた。
日本に上陸した時には早速試してみた。
センスのない店員に当たると上をミントチョコにして下をロッキーロードにしてきやがる。(不適切な言葉遣いをお詫びします)当方はスイーツが元々苦手であり、甘いロッキーロードの後にミントチョコでないとかなり辛いのだ。
③太陽が死ぬ日まで ロバート・ジャストロウ(集英社)
原始から書き起こされ段々人類が登場して来る辺りは教科書で習った通り。
未来がおかしな事になっており「コンピュータに支配されて終わる」確かそんな結末で唖然とした。あんまりびっくりしたので著者紹介を何度も見返したのを覚えている。(ちゃんとした学者)
立花隆の「宇宙からの帰還」でも似たような人が出て来るが、キリスト教的世界観と超絶頭脳が掛け合わさると異次元にすっ飛んで行ってしまうようだ。(後で調べると彼は反キリスト教のようだがアンチも陰陽が成立するように世界観の一翼を担っている…とは詭弁か)
昨今のAIの隆盛の予感で単なるトンデモ本とも言い切れなくなって来たのが又恐ろしい。
100日連続投稿のチャレンジが終わった。
途中24時間以上空いてしまい、note上は途切れているが茲で一区切りにしたい。
元日からジョギングを再開する予定だったが、それどころではなくなってしまった。
反対に連続投稿中だったお陰で助かった面もあった。
拙い文をちゃんと読んで下さっている方々がおられる事に感動、恐縮する。
まだ今後の方針は決まってないが、休止せず圧にならない程度の頻度で投稿して行けたらと思っている。
マガジン等の機能についても使いこなせるようにして行きたい。
兎に角、ありがとうございました。
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