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2回目の奈留島訪問からもらった次の進路への道

薬剤師 × 英語大好き はるか
離島暮らしのクリエイター まきこ
道を外れた薬剤師2人が送り合う
はるまき交換日記。

今回ははるかがお届けします。

まきこ日記を読んで


(1)2度目の奈留島


今回もまきこのおかげで
奈留島滞在が叶いました😌

2度目の目的は
「奈留島での衣・食・住が合うか」
「理想の働き方ができるか」
の2つ。

今回も充実した4日間。
移住した方の話を聞いたり
薬局を2日間も見学させてもらったり
とにかくいろんな経験をさせてもらい
まきこと2人で話す時間がないくらい
たくさんの人に合わせてもらったなぁ。

奈留島に行ったのって、4月だね(笑)
もう半年経ってるね(笑)
私も日記3ヶ月止めてしまった(汗)
でも、奈留島で過ごした4日間の思い出は
全く色あせていません!

(2)奈留島での女子会

奈留島での2日目の夜。
まきこが移住して来た女性を中心に声をかけてくれて
女子会が実現した。

この女子会が相当楽しかったので
いまだに忘れられない。

みんな優しくて個性豊か。
終始笑いっぱなしで、話題もつきない。
携帯にメモを取っていたんだけど、見返すとニヤニヤが止まらないよ。

奈留の人は当たり前なのかもしれないけど
誰であっても、自然と輪の中に入れてくれて
自然と一人一人の良さを見つけてくれて
気づいたら自分も仲良しグループの中に入れている。

何であんなに優しくて温かいんだろう?

奈留島に住むとなると
慣れない土地だし
不安な気持ちになること、あると思う。

でも誰かが守ってくれて
話を聞いてくれて
絶対に私は一人ぼっちにならないという自信が生まれる。

私は何もしないのに、何でそんな自信があるんだろうね。
奈留の人は本当に不思議だよ!

(3)奈留薬局の見学

これは本当にまきこに感謝してもしきれない。
奈留滞在1回目で奈留薬局の薬局長に会い
奈留滞在2回目で奈留薬局を見学させてもらえるなんて、思ってもみなかった!

一番見たかったところは、薬剤師と患者さんとの繋がり。
奈留島唯一の薬局だから
患者さんとたくさん会話があり
親密な話とかするのかな?って思っていた。

でもこれは、私の予想に反した。
忙しいからゆっくり話せないというのもあると思うけど
患者さんはそんなに熱心に話を聞かない印象だったし
薬剤師の説明も淡白だったと思った。

奈留島は住民みんなが仲良く
誰でも輪の中に入れる印象があったのだけど
ひょっとしたら、若者とご高齢の方の間に
少し意識の違いがあるのかなと感じた。

ご高齢の方からすると
昔からずっと奈留島に住んでいるのだから
外から来た若者を急に信頼してほしいと言っても無理な話。

私が奈留薬局で働くとなると
患者さんたちとの関係性を作るのは
時間がかかりそうだなという印象を持った。


でも奈留島にある医療機関は
たった2つの病院とたった1つの薬局。

患者さんに何かあった時
助けられる人は少ない。
目の前の患者さんがお薬のことで頼りにできるのは
奈留薬局しかない。

患者さんが私に距離を感じたとしても
私は距離を詰めていく。
その信念は変わらないかな。


奈留薬局での見学は
実際に奈留島で生活し、働くための経験でもあったんだけど
それよりも
私が今勤めている薬局での
人付き合いに関する課題をクリアできるきっかけにもなった。

奈留島から帰ってからの半年。
従業員との付き合い方、患者さんとの接し方
日々模索しながらやり方を変えている。

今までの私は、ルール作りを頑張ったり、答えを早く出そうとしたり、ちょっと四角四面に仕事をしすぎていたなって思う。

全ては、自分が退職した後に、他の従業員が困らないようにするために頑張っていたんだけど、イヤなやつだったと自分で思うよ。

「できる人がすればいいじゃん」
「先のことを心配しすぎてもしょうがないじゃん」
「細かいことは気にしなくていいじゃん」
最近はそう思えるようになった。

奈留薬局の従業員のみなさんは
一人一人が自分ができることに関してしっかり貢献し
イヤな仕事をムリにやるわけでもなく
気持ちに余裕を持って仕事しているイメージ。

私の薬局は
ミスをした人を少し責めちゃったり
やる気のない人の悪口を言っちゃったり
ルールから外れた仕事をする人を冷たい目で見ちゃったり。
私もそうしていた。
奈留薬局と全く同じということはできないけれど
少しずつ悪い面を見るのを止めるようにしている。
雰囲気が変わればいいな。



(4)奈留島と私

ある時は奈留に行くのはまた今度でいいやと思ったり
ある時は留学の前に奈留島に行こう!と思ったり。
どんな進路を考える時でも
奈留島は候補に絶対に上がって来る。

少し前にまきこに
「留学から帰ってきたら奈留島に住む」
って話したけど
10/14現在は、今の薬局を退職したらすぐに奈留島に行こうと思っています。

奈留島は私にとってストレスフリーな楽園。
「お金を稼がなきゃ!」
とか
「あの人と仲良くしなきゃ!」
とか
悩むことがないんじゃないかな?

奈留島は私にとって人に優しくなれる場所。
たくさんの愛を人にあげても
自分への愛が枯渇することはないんだろうな。

その答えは住んでみないと分からないよね。

その時は、奈留薬局で働くチャンスがもらえたらとても嬉しい!
奈留薬局長さんは、私を迎え入れてくれるかな?(笑)

退職日が決まったら連絡します。

(5)退職に向けての準備中

1つ前の日記で
海外留学は白紙に戻し
今の職場で出来ることを頑張ると書いたと思うんだけど

あれから半年経ち
ついに退職する決断ができました。

今の薬局で挑戦できることは無限にあるし
学べることもたくさんあると思うんだけど

自分がこの薬局でできること
この薬局が将来発展して行く可能性
従業員たちのやる気
自分の薬剤師としての成長曲線
全てが横ばいになっている感覚がある。

この薬局での学びは終わったのかなって思っていて
もう旅立とうと思った。

今年は退職者・休職者が多くて
辞めるのは非常に心苦しいんだけど
自分の人生を幸せにできるのも、自分の人生に責任を持てるのも、自分しかいないので
前に進むことにします。

オーストラリアに英語のお勉強に
行って来ます😌

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