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結局、責任もって仕事したいんだよね。

こんにちは!

新たな薬剤師生活をスタートさせたはるかと、クリエイター3年生のまきこ。道を外れたアラサー薬剤師が毎週末に送り合う、はるまき交換日記

今週ははるかがお届けします。



まきこ日記を読んで

前回のまきこの日記はコチラ⇩


まきこの人との向き合い方には、いつも関心させられてます。誰に対しても平等で丁寧な話し方ができるんだよね。

自分にはマネできないと思いながらも、人との距離を縮めたい場面では、まきこっぽさを出せるように努力!…できてるはず!(笑)



「あなたはどう思う?」
「わたしはこう思うよ」
日頃からちょっとした挨拶を交わしたり、こういう意見交換をする時間を大切にできたらいいよね。

人間関係が上手くいかない理由って、コミュニケーションが足りてないからだと思う。自分の心をちょっとだけオープンにすることで、相手も心を開いくれるものだよね。

そして、自分の意見を言い合うだけじゃなくて、相手の話も聞くようにすること。ケンカじゃなくて、話し合いをすることが大事。(私は主張しすぎだけど笑)

自分に心を開いてくれる人を嫌がる人はいないと思うから、人と話をすることを怖がらないでほしいなって思うよね。



来週でわたしはシェアハウスを卒業して、ルームシェアという新しい暮らしを始めます!

ついに、まきこの「暮らし」に変化が!

この時期に生活を変えるって、大変なことが多いと思うけど、今だからこそできる発見ってたくさんあるんだろうなぁ。




私も、この大変な時期に、新たな職場で働き始めて、もうすぐ1ヶ月が経とうとしてます。早い!笑

前回この日記を書いた時は、働き始めて2週間経った頃。前の薬局との違いに感動したり、自分のこだわりの変化に驚いたり、毎日たくさんの発見をしてた。


今では職場のルール・環境にも慣れてきて、一人前の薬剤師としてバリバリ働けるようになったよ。たまにヘルプに来てくれる薬剤師に、仕事の流れ・機械の使い方を教えるまでに成長してます!笑



1、2年前かな?

パート薬剤師で働いていた頃のはるかちゃんは、責任をもって働きたいからこそ、長期で働く正社員と比べての制約ある働き方に、もどかしさを感じていた記憶があるの。

まきこによく相談してたね!でもね、この悩みは私の中から消えてくれないみたいだよ。

仕事が板につき始めてきたからこそ、再びこのもどかしさに遭遇することになっております(笑)


でも、今回は、以前とは違う種類の【責任感】で悩まされてるんだ。



(1-1)やりたいのにできない、もどかしさ


半年前まで働いてた前の薬局では、【こんな薬剤師になりたい!】っていう思いがあっても、それを形にできない環境だったんだ。


①私の働き方

当時はドラッグストアとかけもちで働いていたから、薬局で働くのは週3回だけ。

当然、私が薬局にいない時間があるから、患者さんからお願いされたことがあっても、自分が対応できないことがあった。

頼ってくれた患者さんの問題が解決するまで担当したい!」って思っても、ムリなものはムリ。

そんな時は、他の薬剤師に引き継ぎすればいい話。


でも残念ながら、それができる環境じゃなかったんだ。



②管理薬剤師の責任感がない

私が働く日はほとんど、管理薬剤師と2人だけだった。

60歳を超えているから体もきついし、突発性難聴だから人との会話が大変だということは理解できるんだけど、とにかく責任を取ることを超イヤがる人。最低限の仕事さえしてればOKって感じ。


患者さんが抱えてる問題は知らない、相談は受けない。私が受けてしまったら、あなた1人で解決しなさいねって雰囲気。相談しても聞こえないフリされたからツラかった。

そんな人だからさ、患者さんからイヤがられることもあった。相談がある時は私が指名されることが多くて、一生懸命話を聞いてると「1人の患者さんに時間取りすぎ!」って怒られることもあったよ。



当時、何となく頭の中に描いてた【私の理想の薬剤師=患者さんから頼りにされる薬剤師】を形にしたかった。

でも薬局薬剤師としての経験が浅く、理想を叶えられる環境でもなかったので、もやもやする気持ちを抱えながら働いてた。



一方で今の薬局は、この2つの問題は皆無。

薬局が開いている時間はずっとそこにいられるし、患者さんに寄り添う薬剤師を薬局のみんなが目指し、形にしようとしてる。



今私がかかえてるもどかしさは、今の待遇でどこまで責任を持つべきなのかってこと。



(1-2)責任と待遇のバランスが取れない、もどかしさ


責任感を持って仕事をするのは好き。やりがいもあるし、成長につながるからね。

だけど、それに見合う待遇があってこそ、100%の責任感が発揮できるんだと思う。仕事はボランティアじゃないからさ。

私は今、【負いたい責任の重さ】と【待遇】のバランスが取れていなくて、違和感を感じることが増えてるんだ。



①雇用の不安定さ

今働いてる薬局とは、半年間のパート契約。保険には加入させてもらってるけど、有給もボーナスもない。半年ごとに話し合って、雇用の再延長をするようになってるけど、確実なものではない

それでも、働くなら今のとこがいいと思って入社したし、中途半端な働き方をする私を歓迎してくれた会社だから、不満も後悔もない。

けどさ、正社員で働いてる薬剤師は、将来も確約されてて、ボーナスも有給もあるわけじゃん。自分であえて悪い条件を選んでるからこそ、悔しい気持ち・やるせない気持ちが大きくなってるんだと思う。



②責任感には上限がない

私は経験だけは豊富だからすごく頼りにしてもらえてて、特に管理薬剤師の業務軽減に貢献してるし、管理薬剤師の右腕になりつつあるんだよね。

(そう思ってるし、そうだと言ってもらってるから、ちょっと自慢ぽく言っちゃう!笑)


ドラッグストアで働いてた時に接客ばかりしてたから、コミュニケーションは鍛えられたし、病院・前の薬局で相当数の調剤を経験してるから、基本的な仕事は問題ないと思ってる。


薬局の細かいルールについては分からないことが多いんだけど、今までの経験のおかげで、問題・トラブルの解決が早いと思ってる。管理薬剤師に報告・許可を取って自分で対応するし、時間がかかるものは自分のToDoリストに入れて、解決まで責任を持つようにしちゃう。

業務時間外まで引きずるようなことはないから、何でもどんとこい!って思って仕事してるんだけど、そういうのが普通に出来てしまうと、次もお願い・もっとお願いって頼られるし、そこまでやるのが当たり前になっちゃうんだよね。

頼られてうれしい反面、「何か抱えてるもの多いんだけど…」「私って頑張りすぎ?」って悩む時もあって、何か釈然としないんだよね。



③誰に責任があるのか不明瞭

今の薬局、細かいルールが決まってないんだ。

みんながお互いを思いやって仕事してるから、薬剤師同士のトラブルは全くない。でも、問題が起こった時に、誰に責任があるのか明確じゃないのが釈然としない。管理薬剤師もすごく優しいから、直接的な言い方は避けるんだよね。

この薬局だから、このやり方で問題なくできてるんだと思う。


私は長く勤める人でないから、「ルールを作りましょう!」なんて発言するのもおかしな話。

指示をする立場でないから、「こうすれば効率いいのでは?」とか「あの人が責任持つべきなんじゃない?」とか意見・アイディアは言うけど、決定権は管理薬剤師に委ねるようにしてる。


更に、仕事をためるのがイヤで、解決法が分かってるなら早く行動したいから、「誰がしよっか…」って雰囲気になると、「管理薬剤師は忙しいと思うので、私がやりましょうか?」って言っちゃったりするんだよね。(だから仕事が増えるんだよ、私のバカ。涙)




もし私が正社員で、今の薬局でのキャリアアップの道を描けていれば、もやもやすることはないと思うんだ。

でもそうじゃないから、

「私は大きな責任感をもって仕事したい!どんなことでも任せて!私できます!経験したいです!」

こんな思いがある反面、

「いつ辞めるか分からない私が、出しゃばるのはどうなんだろう?今の待遇に見合う働き方なんだろうか?がんばりすぎなんじゃないかな?」

もやもやしちゃって、気持ちのバランスが取れないんだよね。



縁の下の力持ち

このポジションにいるのが、今の私にとって1番納得のできる働き方。

でも、それって、どんな働き方なんだろう?縁の下の力持ちらしい責任感って何なんだろう?



(2)いつか必要になった時に頼られるのが薬局


薬剤師として働くうえで、医師と話ができない働き方は好きじゃない

治療方針を中心となって決めるのは医師だし、処方せんを発行するのは医師だから、コミュニケーションを取れる環境にいたいんだよね。



でもね、そんな考えの私でも、今の薬局のおかげで、薬局の本当の必要性は何なのか、私なりの答えが見つかったよ。



まきこに以前、薬局でのやりがいについて聞いた時、【患者さんの生活に寄り添えるところ・患者さんの日常にアドバイスできるところ】って教えてくれたよね。

私もその通りだと思った。



薬局に来る患者さんたちは、全員が薬局を必要としているわけではない

病院で薬がもらえないから、仕方なく薬局に行って、薬剤師の質問に適当に答えて帰って行く患者さんもいるからさ。


でも、そんな患者さんに困ったことが起きた時、薬局の意義が発揮されるんだよね。


「この薬飲んで、むくみがひどくなったんだけど…」

「この薬苦手で…他にいい薬ないかな?」

「私の病気ってどういうものなの?」

「医師からこんな食事を摂るように言われたんだけど、どういうことだと思う?」

これらは、今の薬局で働き始めて、患者さんに聞かれた質問。


医師は忙しいから質問しにくいし、医師の前では優等生な患者でいたいって思ってる患者さんが多いみたい。そんな時に、まず話してみようかなって選ばれるのが薬局の薬剤師なんだと思う。



病院に勤務してた時も患者さんのベッドサイドに行き、薬の説明はしてた。

だけど、病院の薬剤師の仕事は、手術後の経過に沿った薬の説明・抗がん剤投与後の副作用の観察・新たな治療方針に合わせた薬の説明をすること。

病院での生活は、患者さんにとっては非日常だから、病院の薬剤師は、患者さんの生活背景にまで、なかなか意識が行かない。

患者さんが日常を取り戻した後、必要なのが、薬局の薬剤師なんだね。



普段は必要ない(かもしれない)薬局の薬剤師。ただの話し相手としか思われてない(かもしれない)薬局の薬剤師。

そんな中でも、【患者さんにとってタメになる情報を渡し続ける】という、小さな種まきを続けることで、いつかは花開き、患者さんから歩み寄ってくれる日が来るんだってことを実感したよ。



(3)私って…

結局私は、どこにいても頑張りたいし、自分が中心になって働きたいんだと思う。

そんな自分に疲れる時もあったんだけど、今ではそんな自分を好きになれたかな。


この薬局で、いろんなことに直面しながら、いろんな感情に揺さぶられながら、一回り大きく成長したはるかになって行きたいと思います!

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