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149A シンカ

2024/8/12情報

株式会社シンカ
株価:728円
時価総額:23億円
PER:17.3倍
PBR:2.4倍
ROE:11.4%
配当利回り:なし
自己資本比率:86.5%


会社概要

シンカは電話やSMS、メール、ビデオ通話などのコミュニケーションアプリを一元管理できるプラットフォーム:カイクラの開発、運営を行う企業。
まだまだ時価総額的には超小型企業に分類されるため、
成長性は十分高いグロース銘柄のひとつである。
売上高は前年同期比+22%
営業利益は前年同期比+44.1%と順調な成長。

アクティブユーザーは右肩上がりの上昇を見せており、サービスの健全性をアピール。
現在は単価を下げて、まずは拠点数の増加を目指している。
サブスクタイプのビジネススタイルは客数増加が重要になるので、経営戦略的には◎

拠点数の推移

カイクラって何?

昨今、企業に問い合わせをする場合は様々な方法をとることができる。
メールや電話以外にもホームページのお問い合わせフォームや、SNSの公式アカウントへチャット形式で連絡など、日々多様化してきているが、
それに伴い、お客様情報の管理が難しくなっている。

多様化に伴うお客様情報の管理煩雑化

そこで、カイクラの出番である。

カイクラを用いることで、顧客情報の管理一元化をおこない、
即座に情報を取り出すことが可能になる。
これによって受け答えをした人が誰であっても再説明をする手間などが省ける。
予期せぬトラブルを未然に防ぐことで、生産性の向上にもつなげることができる。
このシステムは特に営業職の味方といえるだろう。

事業の強み

ビジネスモデルの良いところはストック型(サブスク)メインの収益であること。
他の記事にも記載している通り、収益性の安定化はストック型のビジネスであるかどうかで大きく左右される。
当社のメイン事業がサブスク仕様であり、収益は比較的安定しているといえる。
また、事業内容が"顧客情報"の取り扱いであることもメリットである。
このカイクラシステムは一度使用したらなかなか解約できないことが想定される。
理由は、
データ管理効率の低下=顧客対応満足度の低下を招く可能性がある
ためである。
特にサービス業などは一度導入したらそれよりも画期的なシステムを導入するまではなかなか解約することが難しくなる。
上記の決算資料からも読み取れるように、低い解約率の背景にはこのような原因があると考えられる。

まとめ

カイクラは買いたい銘柄の一つですね。
ビジネスモデルが確立されているところが評価ポイントです。
また、事業の強みでも出しているように継続した成長が見込める企業であるため、長期的に見れば株価は上昇していくと推測します。
現在はIPOから下落を続けているので、底をみて仕込みたいですね。
直近の暴落はさておき、ある程度下落幅は軟化してきているか、といった印象です。

上場来下落トレンドを継続

BtoBのサービスであるため、今後の宣伝方法が試される部分だと思います。
最近はイノベーションをテーマに挙げる企業が多く、
ニーズに合わせてアプリケーションの開発に注力する企業が多いです。
属にDXと呼ばれたりしています。
プランナーやコミュニケーションツールをはじめとして、カイクラのような痒い所に手が届くサービスを提供する企業が増えているため、競争力の高いテーマであることは間違いないでしょう。
小型企業であるため、なかなか広告宣伝費を捻出することが難しいかもしれませんが、新規顧客の獲得方法が当社のテーマになっていくと思います。

個人的には【5033】ヌーラボに近い株価推移になると予想しているため、近々こちらもご紹介したいと思います。

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