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英語プレゼン直前!まだ間に合う!相手に通じやすい話し方に激変する4つのポイント

誰でもすぐに出来る、たった4つの事を実践するだけで、あなたの明日の英語プレゼンテーションが激変します。

素晴らしいプレゼン内容なのに、聴衆にうまく伝わっていない時は質疑応答で分かります。質問の手がなかなか挙がりません。折角準備してきたプレゼンが「失敗」に終わった瞬間です。

プレゼンテーションは学会発表であれビジネスであれ、「営業」のようなものです。発表して終わりではありません。フィードバックがあってこそ成功と言えます。

とはいえ、英語のスピーキングや英語プレゼンに慣れていない方にとって「一体どうすれば相手にプレゼン内容が届くのか?」わかりませんよね。

相手にわかりやすく話すには、発音、アイコンタクト、ボディランゲージ、間の取り方等、様々な要素が必要となります。プロに個人指導をしてもらえると良いのですが、「そんな時間がない!」というあなたの為に、今日は、直前でも間に合う「相手に通じやすい話し方に激変する4つのポイント」についてお話します。即効性あります。

1.適切な箇所で区切って話す

スピーチと違いプレゼンテーションは一文が長い文章が多いです。一文が約10words以上です。この長さの英文を一気にピリオドまで発話することはスピーキング初級者の方にはつらいものがあります。息が続かないからです。日本語と違い英語は息を沢山使って話します。その発話訓練をしていない方は必ず途中で息絶えます。

その結果、「どうしてここで切る?」といった文の構成上意味のないところで無意識に区切って話してしまいます。これをされると聞き手は非常に聞きずらいです。特に、発音もカタカナ英語を話す方のプレゼンは尚更です。区切るときは、あなたが息絶えたところではなく、以下のいずれかにしてみてください。

必ずしも表1にある6か所すべてで区切らなくてはならないわけではありません。区切るのであればです。ご自分の息が程よく続く長さとご相談ください。

ではちょっと試しにやってみましょうか。
スマホのボイスメモを起動させて録音してみてください。

1回目:以下の例文をいつも通り発話してください。

(1回目)
Today, I am thrilled to share with you the results of my study titled "Assessing the Impact of Land Use Change on Biodiversity Conservation: A Case Study in Japan". The findings I will present today have the potential to contribute to our understanding of Biodiversity Conservation.

2回目:例文にスラッシュ(/)を入れました。スラッシュのところで息を吸って発話してみてください。

(2回目スラッシュ付)
Today,/ I am thrilled to share with you the results /of my study /titled "Assessing the Impact /of Land Use Change /on Biodiversity Conservation: /A Case Study in Japan". The findings /I will present today have the potential /to contribute to our understanding /of Biodiversity Conservation.

1回目と2回目を聴き比べてください。
違いがわかりますか?
区切って読んだ方が息が続きやすく、ご自分が発話するのも楽ではないですか?そして聞きやすくなっていると思います。

あなたの原稿にもスラッシュを書き込んでください。練習して、息がつづくようでしたら、スラッシュを外していってかまいません。

2.チャンクは息を押し出しながら一気に発話

スピーキング訓練をしてこなかった日本人の英語はフワ~っと柔らかく聞こえます。一方、英語は日本語に比べてシャープな音となります。息を止めずに押していくように話すと相手にとっても聞きやすくなります。

上記の例文でスラッシュで区切った単語の塊をチャンクと呼びます。あなたが発話するときは、このチャンク内では息を押すように吐き続けて発話してください。スラッシュで息を吸って次のチャンク一気読みに備えてください。息を吐き続けて発話するとあなたの英語がよりクリアに聞こえ、かつ自信をもって話しているように聞こえます。

3.内容語は強形・機能語は弱形で話す

チャンク内を一気に息を出し続けて発話すると言っても全ての単語を全力で発話していたらあっという間に疲れてしまいます。

内容を表わす大事な単語は強く、それ以外の単語は弱く発話することで最後までクリアに話すために必要な「息」をsaveできます。

強く発話する単語は「内容語」といって、「比較的具体的な意味=内容」をもっています。その文章にとって「内容を表す主要な単語」です。

一方、弱く発音する単語は、「機能語」といって、「具体的な意味を持たず、文法的な役割」を果たす単語です。

「内容語」と「機能語」には以下の品詞が挙げられます。

必ずしもこれらが毎回強形または弱形で発話されるとは限りませんが、おおよその目安としてください。例文に強形で発話する単語を太字で示しました。御覧になってお分かりかと思いますが、太字は内容に関する単語で、これだけ発話してもほぼ内容が伝わるでしょう。
ちょっと発話してみてください。

Today,/ I am thrilled to share with you the results of my study /titled "Assessing the Impact /of Land Use Change /on Biodiversity Conservation: /A Case Study in Japan". The findings /I will present today have the potential /to contribute to our understanding /of Biodiversity Conservation.

あなたの原稿にも大事な単語は太線やマーカーを引いてわかりやすくしておきましょう。

(内容語と機能語についての詳細記事はこちら。)

4. 単語にストレスを入れて話す

全ての単語のストレス(いわゆるアクセント)を正しい位置にいれて発話してください。時間のない方は重要な内容語だけでも、ストレス位置を確認し、原稿にストレスチェックを書き込んでください。

これだけです。
以上4つのポイントを押さえて練習すれば、あなたのプレゼンは今より何倍も聞きやすく、聴衆に届くはずです。

プレゼンはやって終わりではありません。そのプレゼン一本で、協働研究の話を持ち掛けられることもあります。実際に、筆者が国連関係の会議に出た際、企画運営を担当したサイドイベントで、聞きに来ていた某国の政府系研究機関の方々から協働プロジェクトの相談があり、その後あっという間に話がまとったことがありました。また、質疑応答での質疑には自分の研究を更に良いものにするヒントが隠されていることが多々あります。このチャンスを逃すのはもったいない。是非、あなたのプレゼンを相手に聞き取ってもらってください。

本当に時間がない!」という方は最初の1&2だけでも実践してみてくださいね。それだけでもかなり変わりますよ。

Good luck!





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