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充電器、はがき職人、魔法薬 (11/27)

・土曜日。午前中に何も予定がないことを最大限に謳歌する12時起き。最高。枕元に置いてあるスマホを手に取ってTwitterを開いたら3秒で充電が切れ画面がブラックアウトした。昨夜ベッドに入るときに枕元に充電器を持ってくるのを忘れたことに気づいたのだけれど、でも一階に取りに戻るのは面倒だな〜などと思いながらスマホでYouTubeの動画を流したまま寝てしまった。ずぼらな人間で申し訳ない。

・置物と化したスマホを持って一階に降りるかと思いきや、ベッド脇に置いてあるノートPCで30分ぐらいそのままタイムラインを無為にスクロールしている自分がいた。

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・朝ご飯(実質昼ご飯)の豚汁が、沁みる。料理の写真は斜めのアングルで半分逆光めにして撮ってから暖色系の加工をすると映えるってネットに書いてあった。

・食器を洗う前にスマホを充電器にセットする。いま使っているiPhoneは買って3年くらい経つのだけれど、数ヶ月前にライトニングケーブルのジャックが完全にお亡くなりになってしまい、充電ケーブルやイヤホンを刺してもまったく認識しなくなってしまった。

・仕方ないのでその時にワイヤレス充電器を買った。充電が遅いイメージのあったワイヤレス充電器だが、使ってみると意外と気にならない。結局家で過ごすときはデスクトップPCの置いてある机で作業をしているので、キーボードの横に充電器を置いていれば充電中でもスマホをいじることができるから快適である。

・充電器にセットされたスマホの写真を撮ろうとして、スマホを撮るスマホがないことに気づいてやめた。

・昨日の金ローでハリー・ポッターの映画をやっていたらしい。小学校時代、親に全巻のハードカバーを買ってもらって以来、ことあるごとに貪るように読んでいた。シリーズ後半になるほど映画ではカットされたシーンが多かったから、「やっぱ原作しか勝たんw(大意)」などとイキっていた思い出がある。今思えばただの原作厨だし、数年前久しぶりに映画を見返したら要素を削ぎ落とした結果きれいにまとまっていて結構面白かった。

・地味過ぎて伝わらないハリー・ポッターの好きなシーン。第6巻『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、偶然手に入れた魔法薬の中古の教科書に書かれてた前の持ち主の書き込みの指示に従ったところ魔法薬の調合が超人級に上手くなってしまい、落第ギリギリだったハリーが成績トップにおどり出る、という回がある。

・それに味をしめ、実習で何回も完璧な薬を調合するハリーだったが、今日はレシピ通りに薬を作るのではなく、どうやら「ゴルパロットの第三の法則」なるものについて勉強するらしい。

「(略)『ゴルパロットの第三の法則』……誰か言える者は——? ああ、ミス・グレンジャーだね、勿論!」
(『ハリー・ポッターと謎のプリンス 下巻』静山社,p.81-82)

・ハーマイオニーは当然教科書を全ページ予習しているので、ゴルパロットの第三の法則についても完全に理解している。

ハーマイオニーは猛烈なスピードで暗唱した。
「『ゴルパロットの第三の法則』とは混合毒薬の解毒剤の成分は毒薬の各成分に対する解毒剤の成分の総和より大きい」
(同上,p.82)

・化学熱力学の授業に出てきそう〜。これ、実在気体の場合は混合の効果により混合気体を各成分の単純な和として扱うことができないみたいな議論によく似ていて面白い。J・K・ローリング熱力学既習説。

・ハリーは(実技はともかく)魔法薬の理論についてはこの6年間まったく学んでこなかったらしく、何を言っているかさっぱりなようである。必死に教科書の持ち主である “謎のプリンス” の書き込みに頼るが、

しかし、それがどういう意味なのか、プリンスの手書きによる明快な書き込みは一つもない。プリンスは、ハーマイオニーと同じように、苦もなくこの法則が理解できたらしい。
(同上,p.84)

残念。

・というシーンがなぜか記憶に残っている。ところでハリーがどうやって窮地を脱したのかはぜひ原作を買って読んでみてほしい。

・バイト前にシャニマスをやる。昨日樹里の感謝祭編を読んだので満を持してG.R.A.D.をやった。

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・樹里G.R.A.D. も放クラの他の子たちに負けず劣らないとても素晴らしいコミュだった。詳しい感想は鍵垢に投下した伏せツイートに全部書いたので、少しだけ。

(※ここから樹里のG.R.A.D.編のネタバレを含みます)



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・出オチやめて。ラジオネームを決めるのって難しい。同じラジオ番組を何回か聴いていると、このラジオネームの人、前も投稿読まれたな、みたいなことがよくあって楽しい。ああいうはがき職人ってどういう生活をしているんだろう。

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・芸人さんとか声優さんのラジオ番組ってよく放送作家の笑い声が入るけど、あれってブース内のマイクが拾っているんだろうか。スタッフの席に笑い声用のマイクが用意されていたらウケるな。

・樹里はG.R.A.D.編でファンの応援が自分にとってどういうものであるかを知るわけだけれど、後半のエモーショナルな展開を支えているのが、ラジオ番組やファンを描く解像度の高さだと思う。

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・「ラジオの収録」ってシャニマスのゲーム内では「メンタル」というステータス値を上げるための行動でしかなくて、2DのSDキャラがラジオの収録スタジオに座っているアニメーションが映るだけなのだけれど、ここで描かれるラジオはそういった「記号」ではない。一見省略してもよさそうな番組終盤の告知パートもカットせずに描いているし、お便りを読み上げる樹里の反応も感情豊かである。同じように、「ファン」という存在もW.I.N.G.編ではお話を進めるための便利な道具としての扱いがほとんどだったわけだけれど、樹里のラジオ番組に寄せられるリスナーの手紙を書いている「ファン」は、アイドルものの記号としてではなく、個人の人格を持った存在として描かれているのがとてもよかった。

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・終盤のプロデューサーのセリフ、冷静になるとベタ中のベタなんだけど、これまでの積み重ねを思い出して泣いてしまった。

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・コミュの選択肢って朝コミュを除くと別にバッドがあるわけではないけれど、こればかりは「これが正解だろ」と思って左を選んだ。「ファンとしてのプロデューサー」として樹里に語りかけるべきシーンだと思ったから。

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・エンディングも好き。ラジオ番組に始まりラジオ番組で終わる。

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・最後に育成面の話をすると、アビリティがたくさんとれて嬉しかった。今回のようにPR活動をほとんどしなくてもG.R.A.D.で優勝できるなら今後はアビリティ取得に全振りしてもいいかもしれない。


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(ネタバレここまで)

・今日もそこそこの分量の文章を書いたし、G.R.A.D.もやったしバイト(在宅)もしたので結構疲れた。スマホをほとんどいじらなかったから、今日は充電しなくてもよさそうだ。それではおやすみなさい。

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