性善説バーガー (01/04)

・まだ年が明けてから4日しか経っていないのに、弊学はなんと今日から授業が始まるらしい。これが学部1年生のころだったら抗議のストライキを実施していたところだが、授業が1コマしかないので気楽なものだ。

・遅い朝食をとり、昼食も食べないまま久しぶりに最寄りのゲーセンに向かう。maimaiをするのは5日ぶりかな？　新年初舞舞ということで、ランダム選曲モードでおみくじを引いてみた。

・下手に緊張したせいであまりスコアがのらなかった。「ちがう!!!」、初見でボロボロだったけれど心の準備があればもう少し高い達成率がとれそう。

・maimaiをするときには自販機で事前にいろはすを買うことにしている。水分補給にもなり、お金を崩して100円玉を生成することにもつながるので一石二鳥、もう習慣化してしまったのだが、今日は蓋をよく閉めないままコートの上にペットボトルを置いていたら水が漏れでて布がびしょびしょになってしまった。裏地が撥水性だったおかげでなんとかことなきを得たが、少しへこむ。

・しばらく音ゲーをしていたが空腹が無視できなくなり、耐えきれずに近くのモスバーガーに駆け込んだ。メニューにゆずジンジャーエールというのがあって頼んでみたら、店員さんが普通のジンジャーエールにゆずペーストをしぼり出していて少しシュールだった。

・最初にトレーとドリンクだけを渡されて、バーガーとポテトの準備ができたら呼び出されるというシステムだったのだけれど、呼び出しが鳴ったときにカバンとジンジャーエールを残して席を立っていいものか一瞬迷った。自分がカウンターに行っている間に誰か悪い人がドリンクに異物を入れる可能性はゼロではないからね。隣でおいしそうにハンバーガーを食べている子連れの家族に頼んだぞ、と視線を送りながら、自分が住む街の治安の良さを信じてテーブルを離れる。

・モスバーガー、久しぶりに食べたけど美味しいね……。モスバーガーあるある、口にありえない量のソースが付くし、食べ終わったときに紙の中にありえない量のソースが残る。昔ネットで読んだのだけれど、余ったソースをポテトにつけて食べるとうまいらしいですよ。私はしないけどね。

＊　＊　＊　＊　＊

・夜はお正月に引いた小糸pSSR「おみくじ結びますか」をやった。（ネタバレあり）

・小糸W.I.N.G.の共通コミュじたい数ヶ月ぶりに読んだのだけれど、やっぱり小糸を見ていると苦しくなる。幼馴染み3人に置いて行かれたくないという一心で283プロの門を叩いた小糸、少しやっただけですぐ覚えてしまうみんに追いつくには陰で頑張らないとやっていけないと語る小糸、反対されるだろうからと親に隠してアイドルをやっていた小糸……。小糸の必死さって、哀れみの情が湧いてしまうほどのもので、見ていられない。もっと気楽に生きてもいいんだよ……。

「みんなと一緒にいたいのに、一緒にいてもわたしだけいつも遅れてて」「一緒にいるはずなのに、ひとりぼっちになるんじゃないかって」

小糸W.I.N.G.より「背中みっつ」

・自分が虚勢を張っているのを自覚していて、それでもそういう態度をとらなきゃやっていけない、と結ぶ姿がつらい。

・小糸の声って結構”二次元のキャラクター”っぽい印象を受けるけど、声のボリュームが極端に下がるシーンや、かすれ声になるシーンがちらほらあって凄いなと思う。「嘘、ついてたから……」のところで一転して低くなり喉の奥から絞り出すような声が聞こえてきたときには鳥肌が立った。

小糸W.I.N.G.より「ガラスの嘘」

・「おみくじ結びますか」は、そんな小糸が幼馴染みの背中を追いかけるだけではない視座を獲得する、そういう話だった。正月、着物を着て雑誌の撮影をすることになった小糸が、現場でとある中学生のモデルに出会う。そのモデルは小糸と違い年のわりに背が高く、大人びていた。思わず「羨ましいな」と呟いた小糸は、図らずもその中学生を怒らせてしまう。その子は実は元子役だったのだが、早いうちに背が伸びてしまい子どもらしい役を続けることができなくなってしまったそうだ。

小糸pSSR「おみくじ結びますか」より「気付いたのは」

・自分が必死に追いつこうとしている”すごい人たち”だって、小糸と同じようにどこか欠点を抱えている。逆に、その人たちが持っていないものを、自分は持っているかもしれない。今回の小糸はそのことに気づけた、それだけで偉い。