あ_があ_て_ても案_読_る (01/05)
・ちゃんと10時半には起きて、2限のZoomに滑り込んだ。前日の日記を書きつつ、だらだらと授業を聞く。そろそろ期末レポートに手をつけなきゃいけないことがわかっているけれど、どうも腰が重い。
・この前自分の書いた日記を読み返してみたのだけれど、3回に1回くらい「腰が重い」と言っていて語彙力のなさを痛感した。毎日欠かさず日記を書き始めてから気づいたことのなのだが、何も考えずに文章を書くとすぐに同じ言葉を複数回使ってしまう。
・同一の概念に対してひとつの単語を繰り返し登場させるのは稚拙な文章だという教育を受けてきたので、できるだけ前に登場した言葉は別の類義語に置き換えることにしているのだが、これが結構難しい。ほら、今も「同じ言葉を複数回使う」→「ひとつの単業を繰り返し登場させる」っていう言い換えをしたでしょ。これでもかなり気を遣っているつもりなのだ。
・でもこれって結構ストレスで、「この表現、さっきも使ってないか?」というチェック作業のために文章を書くときのテンポが乱される感じがある。どうしても似た表現が思いつかないときには、ネットの類語辞典に助けを求めることまでするので、日記を書いたあとはどっと疲れてしまうこともざらだ。
……ここまで書いてオチをどうしようか、という気持ちになっているが、要するに、日記を毎日書いてる自分、えらいね! っていうことです。たまには自分を褒めてやらないとね。
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・ここ数日タイムラインで流行っているらしい「逆紅クイズ」なるものをやってみた。これ、かなり面白いぞ。
・十数問程度の一般常識問題にすべて答えられたらクリア、という一見普通のクイズなのだが、何が独特かってこのクイズ、初期状態では問題文に一切の文字が表示されていない。上のリンクを踏んでもらうとお分かりいただけるだろうが、数字と記号を除いて、質問の文章があるべきところがまったくの空白になっている。ではどうやって解くのか?
・実は、ある問題に正解すると、その解答に含まれている文字が「復元」され、問題文が一部目に見えるようになる。例えば、正しい答えが「とりにく」の小問に正解した瞬間に、問題文の中で「と」「り」「に」「く」という文字が使われている部分だけが表示されるのだ。これを繰り返していくと、初めは意味をなさなかった問題文の輪郭が徐々に明瞭になっていき、最終的にはすべての問題に答えることができる、という寸法だ。
・数少ないヒントから答えを導き出すことができた瞬間とてつもない全能感におそわれ、とっても気持ちがいい。騙されたと思ってぜひやってほしい。
・上に掲載した問題が元ネタで、派生作品が次々と作られているようなのだが、さすがオリジナルだけあって難易度が丁度よく作られていてうまい。クイズの性質上、いちばん最初だけは記号と数字のみで答えを出さなければならないのだが、「○○^~○○○○○○○○○○○○○○○○^~」だけで何のことか分かってしまうの、私もネット文化に毒されているな。
・「逆紅」の元ネタは筒井康隆の小説『残像に口紅を』だそうだ。恥ずかしながらまったく存在を知らなかったのだけれど、読み進めていくうちに日本語の音がひとつずつ消えていき、どんどん使える文字が限られていく、という趣向の小説らしい。このクイズは反対に読める文字が増えていくので、「逆・『残像に口紅を』クイズ」、略して「逆紅クイズ」というわけだ。うまいこと考えるね……
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・昨日から開催されているシャニマスのTwitter企画で今日もひとりで盛り上がっていた。事務所のアイドルが日替わりで広報ツイートをするという趣旨の企画で、大晦日の日記でもめぐるのツイートの文面が全角やら半角やらという話題でやいのやいの書いた記憶がある。
・今日の担当は放課後クライマックスガールズの西城樹里さんなのだが、彼女には機械音痴という設定がある。この年代の高校生の割に、スマホを満足に使いこなせていない。
・そんな樹里がツイート担当になったら、一体どうなっちゃうのー!! ということで恐る恐るアカウントを覗いてみたら案の定ハッシュタグをつけ忘れるという失敗を犯してタイムラインの全オタクが笑顔になっていた。
・周りに教えてもらって次のツイートではちゃんと「#」を先頭に入力することに成功しているのも、良いね……。ほっとしたのも束の間、今度は引用リツイートのやりかたが分からずにあたふたしていた。インターネットマスターへの道は遠い。
・シャニマスのTwitter企画のいいところは、各アイドルの個性をきちんと表現してくれることだ。文体を変えるのは当然として、それぞれハッシュタグの挿入形式が違う。
・めぐるはツイート文とハッシュタグの間に1行あけ、樹里は行はあけないものの改行をし、円香に至っては全角スペースをあけるだけで改行すらしない。これを意図的にやっているのだから大したものだ。
・ここまでのものを見せられると、こちらも嬉しくなってしまって粗探しをしたくなるのが人情。
・私には樹里さんが三点リーダ(…)を入力できたとは思えない。しかも、「三点リーダは必ず偶数個!」というルールは出版業界の慣習なのだ。樹里さん、いつの間にそんな知識を身につけたの。:thinking_face:
・もちろんこんなことを言うのは野暮なので、オタクの妄言だと思ってほしい。こういう企画をやってくれるだけですごく嬉しいし、明日の投稿も首を長くして待っている。
・興味本位で「樹里 三点リーダ」で検索したら同じことに言及している人が4人くらいいて爆笑してしまった。世界とは広いもので、自分と似た考えをしている人間がいくらかは存在するのだ。
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・友達に勧められたTVアニメ「キルラキル」を4話まで見た。めっちゃ面白いね。
・とにかくテンポがいい。小気味良い台詞回しとかめまぐるしく変化する画面で魅せてくるタイプのアニメ、私は好きだよ。
・ここまでで好きなキャラクターを挙げろと言われたら、担任の先生かな。気怠そうなかすれ声がすごく良い。どこかで聞いたことあるなー、と思ったら声を担当している三木眞一郎さんって『物語』シリーズの貝木泥舟役の人じゃないか。どうりで気に入るわけだ。
・人生に疲れたおじさんキャラの醸し出すあのなんとも言えない雰囲気が好き。
・過剰なまでに見えるお色気要素も、ここまで清々しくやられると逆に様式美にさえ思われてくる。深夜アニメだもんね。
・「キルラキル」は今では超有名なアニメ制作会社であるTRIGGERの初元請け作品なのだそうだ。初の元請けでオリジナル作品を作るの、強いなあ。
・TRIGGERといえば去年の春頃にネトフリで見た「SSSS.DYNAZENON」も素晴らしかったな。こちらは「キルラキル」と対極にある超リアル志向の演出が尖っていて、とことんアニメ的なお約束を排した実写寄りの日常パートがかなり良かった。特撮ものだと思ったら高純度のボーイミーツガールを過剰摂取させられる、そんな作品。おすすめです。
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