Beat SaberのCustom Saberから3Dモデリング始めてみた
こんにちは!はるふぁです。
Beat Saberのmodの中でも、CustomSaberは特に有名なものの一つではないでしょうか。セイバーの見た目を変更して、プレイの感触や動画の映え方を色々変えられて楽しめますよね。
そんなCustomSaberをきっかけに、3Dモデリングを始めたお話を少しだけさせてください。
この記事はBeat Saber Advent Calendar 2020の1日目の記事です。
http://adventar.org/calendars/5496
目次
・自分だけのセイバーがほしい!
・SnowResort開発裏話
・モデリング初心者にこそ、セイバー自作をお勧めする
・おわりに: セイバー講座とかセイバー作者とか紹介
自分だけのセイバーがほしい!
わたしがCustomSaber modを知って、動画を撮るようになってから、「振ったときの軌跡(トレイル)がカッコイイセイバーがほしい!」と思うようになりました。
デフォルトのセイバーのトレイルはなんか映えない、modに付いてきたPlasma Katanaってセイバーはかっこいいけど動作が重くてちょっとうるさい。
当時(2019年3月ごろ)はカスタムセイバーを配布している人は今ほど多くなく、ピンと来ないものが多かったのです。
そこで、無いなら作っちゃえ!とばかりに、BlenderをPCにインストールして、見よう見まねでモデリングしてみたのでした。
薙刀をイメージしたセイバーです。ほとんど円柱と立方体の伸縮だけで作ってます。
これをBeatSaberに持ち込んでみた様子がこちらです。
薙刀をイメージしたつもりが、長さが1mしかないのでだいぶちっちゃいですね……
動画をアップしてみたら「新体操みたい!」ってコメントをもらえたのを覚えています。それはそれでいいんだけど。
SnowResort開発裏話
薙刀セイバーで色々遊んでみているうちに、あることに気づきました。振った時の感覚がやたら重い。
一種のVR感覚なのかもしれませんが、先端だけにトレイルが出ていると、ハンマーのように遠心力を感じることがありました。デフォルトのセイバーに比べて、高速の振りがしづらいのです。
高難易度の曲になると、腕にかかる負担が重く、せっかくの自作セイバーはあまり使わなくなっていました。
この頃によく使っていたのが、Tesla Sabers(Kyleさん作)というセイバー。こんな見た目です。
セイバー自体が先細りで、トレイルも短く透明感があります。これを振ってみると、めちゃくちゃ軽い。軽やかに高難易度譜面もさばけてしまうのです。国内2位のランカーであるejiejidayoさんも絶賛していました。
…なんだか悔しい。
こうなったら剣先を確認しやすくて、上位ランカーがみんな使ってくれるような、そんなセイバーを作ってやる!
そんな対抗心が芽生えていました。
そうして生まれたのが、公開セイバー第一号"SnowResort"なのです。
薙刀はセイバーにするには長すぎるので、近づきつつある季節を意識してスキーストックをモチーフにモデリングしました。
そしてトレイルを二重にして、剣先の確認をしっかりできることと、動画映えすることの両立を狙いました。おまけに雪のパーティクルを少々。
今でも使ってくださる方や宣伝してくださる方がいて嬉しい限りです。わたしも高難度曲をプレイするときにはほぼこれを使います。
このSnowResortで味をしめ、今もたまに新作セイバーを作っては公開しています。この記事の最後にリンクを貼っておくのでよければ見てやってください。
モデリング初心者にこそ、セイバー自作をお勧めする
VRChatなどを遊んで、自分でもBlenderで3Dモデリングできるようになりたい!とか、Unityの勉強してみたい!という方はそこそこいるのではないでしょうか。そんなみなさん、BeatSaberのプレイヤーでしたら、自作セイバーから始めてみるのはどうでしょう?
実は自作セイバーには、モデリング初心者におすすめできる理由がいくつもあるんです。
・始める難易度が低い
・そこまで作り込まなくても映える
・色々な仕掛けを盛り込める
始める難易度が低い
BeatSaberで使う以上、基本的には細くて長い形状になるはずです。ということは、円柱とか円錐を伸縮させていけば、「それっぽい」形状に持っていくことが簡単にできちゃいます。3Dで造形しながら、Blenderの操作を身につけるにはとても向いている題材なのです!
そこまで作り込まなくても映える
セイバーのモデルを作って、実際にゲーム内で使用するとき、視界の近くで見えるのは手元付近だけで、先端のほうは遠くてあまり見えません。つまりは、全体に渡って細かく作り込まなくても、ゲーム上での見た目を良くするのは簡単なのです。
カスタムセイバーからモデリングを始めた身としては、VRChat用のモデルって、360度あらゆる方向・あらゆる距離で見られることを想定しなければならず、ディテールの崩れが気になりやすくて大変だと個人的には思っています。
色々な仕掛けを盛り込める
SnowResortでは先端からパーティクルが出るようにしていますが、カスタムセイバーには他にもアニメーションや音声などを仕込んだり、ゲーム内の特定のイベント(ヒット時、ミス時など)に合わせてギミックを発動させたり遊ぶことができます。動画/配信映えと、Unityの勉強を両立できちゃいます。
…どうでしょう。自分好みのセイバー、興味は出てきましたか?楽しいですよ?
あなたも明日から、カスタムセイバーつくってみませんか?
おわりに: セイバー講座とかセイバー作者とか紹介
カスタムセイバーを作ってみたくなった方のために、役に立ちそうなリンクを紹介していきます。
セイバーの作り方やモデリングなど
MissRaynor's Guide to Custom Sabers
英語ですが、カスタムセイバーの作り方が一通り紹介されています。
とてもざっくりと作るカスタムセイバー
タイラントPさんによるセイバー作成講座。Unityの操作についてはここ見ておけば基本は大丈夫。
rurirurityan - twitch
rurirurityanさんによる、カスタムセイバー講座のアーカイブです。細かい設定などの情報も説明してくれています。
ワニでもできる!モデリングforVRChat
zenさんによる、Blander2.8を使ったモデリング講座です。for VRChatと言っていますが基本的なことは共通するのでBlenderを初めて使うなら是非おすすめ。
カスタムセイバー作者
日本語圏でわたしが把握している、プロフィールにセイバー置き場のURLを載せている作者さんたちです。自分も作っているぞ!!っていう人いたら教えて下さい追加します(2021/2/2: 追加/更新しました)
はるふぁのカスタムセイバー置き場
わたしの作ったセイバーは、以下のURLで公開しているのでよければ見てやってください
https://1drv.ms/u/s!AjkgJVmw0Ervar8zFBSb5U6sXf4?e=1ovW6g
それでは、12月も楽しくやっていきましょう!
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