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陽ノ国。東の海には然う呼ばれ、日の出と共に目を覚ます、黄金の眠る島が在ると云う。そして…
——〝ここに、私のかけがえのない出会いたちを記す。〟 【マイロウドの手記】(完結):ナ…
ゆっくり、だが確かに黄昏を迎える世界。この涸れゆく大地の上に人々は立っていた。自らの意…
此処に在るのは彼らの墓標。エピタフ、その墓の上に刻まれるのは証のうた。歌え、その瞳が何…
炎を好きな形へ変えることができる、不思議な力をもった青年。彼が営むのは小さな角灯屋。人…
空を見上げると、青空に白い鯨のような雲が浮かんでいたこと。朝焼けが、旅に出る自分の背中…
輝く宝石よりも惹かれるものをひとつ挙げるとしたら、それは人の心だろう。おまえの美しく輝くその心の奥には一体何が宿っている? 激しく燃ゆる炎の煌めきか、やさしく揺れる水面の透き色か、往く道を示す自由を纏った風か、意志を根差した強き大地か、眩しい太陽の光、淡い月の光か、それともその背後に色濃く映る闇の影か。輝くこの世界に物語は集う。ならば、おまえの云う美しさとは。 ※連作短編小説 それぞれ章ごとに不規則に更新しております(どの章から読んで頂いても差し支えありません) 【登