第53回全日本大学駅伝予想

こんばんは、ほるみんです。

当たらないと評判の大学駅伝予想シリーズその3です(汗

大学三大駅伝の2つ目、全日本大学駅伝が明日開かれます。
レースは全8区間、106.8㎞と区間数は出雲駅伝と箱根駅伝のちょうど半分、距離はおおよそ出雲駅伝の倍、箱根駅伝の半分ですね。

全日本大学駅伝とは言っても強いランナーの大半は箱根駅伝を目指して関東の大学に進学してしまうため、シード権は毎年関東の大学で占められています。
直近では石井選手(関西学院大)、川瀬選手(皇学館大)のように関東の大学に交じって区間賞を取るランナーもいるので、応援したいですね。

戦前の予想では駒大、青学大、早大の3強に割って入るか出雲駅伝王者の東京国際大、という感じになっています。
優勝する可能性があるとすればこの4チームですが、監督が優勝狙いを名言しているのは青学大と早大の2チームだけです。残り2チームは3位以内と回答しています。

そのあたりは先日発表された区間エントリーと補欠メンバーが物語っていますね。

1.駒大(2位>3位)

前回大会では8区で田澤選手が激走し、3位から青学大と東海大を抜いて優勝した駒大。今回は田澤選手は7区に入っているので、6区までにトップと1分30秒くらいで渡せればそこで首位に立てそうです。
出雲駅伝に続き、鈴木選手が欠場になっており、これが痛いですね。
補欠には青柿選手、赤津選手、唐澤選手、白鳥選手と強力な2年生が揃っていてこのうち3人が当日変更で入ると思いますが、誰をどこに入れるのか。
1区、4区、5区あたりの重要区間に遅れないよう配置すると予想します。

2.東海大(8位前後)

前回大会で駒大の田澤選手のスパートに敗れて準優勝になった東海大。
ここ4年は2位、2位、1位、2位と最も安定している大学ですが、とにかく戦力ダウンと主力の欠場が痛すぎます。
こちらも出雲駅伝に続いて石原選手が欠場。今年伸びた松尾選手も不在。補欠では神園選手、長田選手、松崎選手が控えてますが、実力者の長田選手と松崎選手はあまりレースで見ないので、今回も出場できるのかどうか。
1~4区、7~8区は多分変えないと思うので、5区6区で他大学に遅れないようにしたいところですね。

3.明大(4位>3位)

前回大会は青学大を8区で抜いて、3位に入った明大。
しかし前回大会と決定的に違うのは、2週間前に箱根駅伝予選会を走っているということ。ハーフマラソンを走るためにピーキングして、2週間で疲労を抜いて再度ピーキングするのは非常に大変なことです。
戦力だけ見れば優勝候補にも劣らない面子ですが、とにかくどれだけコンディションを戻せたかによりますね。
櫛田選手が欠場になってますが、エントリーメンバーにも補欠にも予選会を上位で走った選手がズラリ。1区で出遅れず、児玉選手、鈴木選手、富田選手が2区、5区、6区あたりで爆発すればトップ3も視野に入ると思います。あとはとにかく予選会の疲れとの闘いですね。

4.青学大(1位>2位)

箱根駅伝の2区の日本人1年生最速記録を持ちながら、去年1年間故障で走れなかった岸本選手が3区にエントリー。走れれば大きな戦力になりますが、調子が気になるところ。
他にも経験者がズラリと並び、順当に走れれば今大会の優勝候補でしょう。
近藤選手は原監督は起用区間を明言していませんが、このエントリーなら多分出雲と同じ1区でしょう。あとは若林選手が岸本選手が不調なら3区に入るかも?くらいです。

5.早大(2位>1位)

1区からスピード集団をズラっと並べてきた早大。当日の選手の体調と他大学のエントリー次第ですが、おそらく4区から5区あたりまでは早大がトップにいるでしょう
1区エントリーの伊藤選手が出雲駅伝のリベンジか、それとも出雲駅伝と同じく菖蒲選手が当日変更で走るか。
4区と6区がちょっと他大学より薄いので、おそらく太田選手石塚選手が入って8枚のピースが埋まります。ブレーキがなければ青学大に次ぐ優勝候補です。

6.東洋大(4位>5位)

出雲駅伝は温存した実力者の松山選手、宮下選手をしっかり7区と8区に配置。ここは他大学に対してアドバンテージです。
東海大と同じく5区と6区が不安区間なので、そこは出雲駅伝で好走の柏選手と、走れれば及川選手が埋めるか。
出雲駅伝に引き続き、スーパールーキー石田選手の走りに注目です。

7.帝京大(9位前後)

優勝候補にはならないものの、きっちり結果を残してくる帝京大ですが、主力が多数卒業した今年はちょっとシード権獲得には戦力的に厳しい印象。
1区の出遅れは致命的になるので、ほぼ1区専任の小野選手が離れずに繋ぐことが第一。
2区の橋本選手、おそらく当日変更で3区に入るだろう遠藤選手で前を追って、中盤を耐えて8区の細谷選手に少しでも良い位置でタスキをつないでほしいです。

8.順大(5位>6位)

出雲駅伝では中盤区間で思わぬブレーキがあり10位になりましたが、戦力的には上位大学とそう劣らないです。
出雲駅伝は回避した学生オリンピアン三浦選手が満を持して2区にエントリー。接戦になったときはラストのキレに注目です。
3区はおそらく伊豫田選手が入ると思うので、4区の安定感石井選手、出雲駅伝のリベンジなるか5区野村選手と繋ぐリレーとアンカーの四釜選手の走りに注目です。
ここは危なげなくシードを獲るでしょう。

9.東京国際大(4位>5位)

出雲駅伝初出場初優勝で、一躍注目された東京国際大。
ヴィンセント選手を7区と8区に使わないと宣言し他大学を驚かせましたが、日本人選手がそれだけ育っているという自信でしょう。
丹所選手ヴィンセント選手が当日変更枠にいるので、3区か5区か6区あたりに入れてブーストをかけてくると予想。
過去2回留学生枠は8区にムセンビ選手を入れてましたが、さすがに今回はヴィンセント選手でしょう。

10.國學院大(6位>7位)

エースの藤木選手が最近駅伝で実力を発揮出来ていない印象。
一方で島崎選手木付選手のスターターコンビは期待大。ここはトップかそれに近い位置で繋ぐでしょう。
藤木選手と中西選手は確実にどこかに、それもセットで入れると思うので、5区と6区ではないでしょうか。
藤木選手が心配ですが、ここもシード権は獲れるでしょう。

11.法大(14位前後)

法大も箱根駅伝予選会を2週間前に走っているので、そこがディスアドバンテージになりそうです。
予選会を回避した河田選手を除いてエントリーも補欠も箱根駅伝予選会を走ったメンバーで埋め尽くされているのが不安な所。シード権は厳しいですが、戦力にムラがないので予選会の疲労さえなければ大きく遅れることもないでしょう。

13.拓大(13位前後)

こちらも2週間前に箱根駅伝予選会を走った大学。残念ながら本選通過はならず、三大駅伝はこの全日本のみの参加に。
レメティキ選手が補欠に入ってますが、エースとしてアンカーに置くよりはレースを作る序盤に入れると思います。
拓大は法大と同じく比較的戦力が拮抗した選手が多いので、大きな順位変動はなく堅実にレースを進めるでしょう。

14.中大(7位>6位)

実力的には上位大学クラスなのですが、やはり予選会を2週間前に走ったのがどう響くか。
エースの1人、森選手が欠場。1年生ながら安定感の高い阿部選手に繋ぐために、去年のスーパールーキー吉居選手の1区の走りがカギになります。
予選会の疲れがあっても序盤の出遅れさえなければ、シード権獲得は大丈夫でしょう。

15.中央学大(10位前後)

こちらも箱根駅伝予選会を2週間前に走った組。
予選会を故障で回避した主力の小島選手武川選手が補欠におり、走れれば大きな戦力ですが果たして。
2人を入れるならスピードの活かせる序盤区間だと思うので、1区で出遅れを防ぐか、3区か5区か6区あたりで前との差を詰めていくか。
2区に入ったエースの栗原選手の走りに注目ですが、予選会で無理をしていた感じがあるのでそこが心配です。

16.日体大(15位前後)

エースの藤本選手が欠場。序盤で前にいるのに不可欠な選手だったので、これが大きく響きそうです。
それ以外の選手も持ちタイムの良い選手が多いですが、やはり箱根駅伝予選会を走った影響が心配です。
補欠からは大内選手が5区に入るかな?という感じです。

ブレーキがなく、ベストコンディションで選手たちが実力通りに走ればこんな順位になるかな、と思います。

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