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昆布干しマニュアル

イントロダクション


こんにちは。京大文学部3回生(休学中)のせっちゃんです。
去年(2023年)に引き続き、今年(2024年)も利尻島で昆布干しのアルバイトに従事することになり、今からもうワクワク。
今回は「昆布干しマニュアル」と称して、利尻島での生活からお仕事の内容までをまとめる。
読者の範囲として、まずは今年の昆布干しアルバイターを想定している。
そのため、不要なネタバレを避ける紙面の構成になっている。
要は、「どういうものを持っていけばいいかは気になるけど、実際の仕事内容や利尻島については自分の目で確かめたい」という人でも読めるように構成しているということだ。
ネタバレ度の低い順に配列しているので、好きなところで読むのを止めてもらえればよい。
また、本記事は今年の昆布干しアルバイターだけではなく、来年以降昆布干しアルバイトを考えている人や、行くつもりはないけど、どういうことをしているか知りたいというような多様な人が読むことも想定している。そして特に公開範囲を絞ることなく、すべての日本語読者がアクセスできるようになっている。
そのため、個人情報を多少秘匿した形で書いていること、その結果として伝えきれていない部分も多々あることだけ承知頂ければ幸いだ。


 
京大周辺に蔓延る謎の「利尻島昆布干しアルバイト」…。
1800円の高時給の裏側に隠されたものとは―――。裏側をぶっちゃけていく。


持ちもの編

多分これが一番気になるんじゃなかろうか。
そもそも利尻島など行ったことがない、という人が大半だろう。
気候もわからないし、京大荘(泊まるところの名称です。後述。)に何があるかもわからない、住み込みでバイトをしたこともないという人もいるだろう。

まず住み込みバイト(リゾートバイト)一般に必要な持ちものについては拙著「リゾバ旅のススメ」(以下URL)の「リゾバの持ちもの一般論」の項を参照してほしい。基本はここに書いてあるもので網羅できている。しかし、同項でも述べているが、この項をベースにリゾバ先によって持ちものはマイナーチェンジする必要がある。

今回は、こと利尻島昆布干しバイトについてマイナーチェンジの概要を述べる。

・衣服

多めに持ってこよう。Tシャツは7枚程度あると安心だ。
というのも、勤務日は着替えるタイミングが2回ほどある。
1回目は朝の勤務終了後。2回目は昼の勤務終了後である。
どちらの仕事もかなり汗をかくTHE・肉体労働なので、仕事終わりには結局シャワーを浴びることになる。
すると、1日に2セットずつ衣服を消費していく計算になる。
また、夏の利尻は天気の悪い日が多い。正確に言うと、「急に雨が降る日が多い」といったところか。すると、洗濯物を干すことができない日が続くこともざらだ。
洗い替えをいっぱい持ってこよう。

衣服選択の基準は「本州で5月に着ている服装」だ。
真夏装備で来ると朝夜は冷える。
長袖長ズボンもある程度の枚数持ってこよう。
私見だが、長袖は別に要らない。上に羽織るものを持ってくる程度で十分だ。ただ、長ズボンはいかんともしがたいのでこればかりは2~3枚持ってくることをオススメする。

下着も同様のセット数(7程度)あると安心だ。

話は脱線するが、同一のパンツを連続で履き続けることのできる最大日数は何日だろうか。
答えは8日だ。
これは私の経験とその後のフィードバックから得られた結論である。
諸々の事情があって、4日間同じパンツを履き続けなければならなかったときがある。そのことを姉御に報告したところ、「裏表逆にしたらその倍履けるやん」と言われた。確かに。
以上のことから8日間は同じパンツを履くことが可能だ。
ただ、今回は多めに持ってくることを非常に強くオススメする。

・ウインドブレーカーorフリース

可能ならどちらも持ってきた方が良い。
何故ならそれぞれ使途が違い、またどちらも必須級のものだからだ。
利尻島は風が強い。かなり体感温度が下がる。山から吹き下ろす風、海から吹いてくる潮風。常に風が吹き続けていると言っても過言ではない。朝夜に外出する際はウインドブレーカーがないと肌寒い。

そして朝夜は絶対的に気温が低い。普通に寒い。
モコモコのフリース素材の服を1枚持ってこよう。


私はそれぞれコロンビアのウインドブレーカーとモンベルのフリースを使っている。参考までに。

・帽子、日焼け止め

昼間の仕事は日中、日が照っている間に行う。
かなり日差しは厳しい。日差し対策は万全にしよう。

・フェイスタオル多め

服をいっぱい持ってこいというのと同じ理由である。

・登山靴と厚手の靴下、水筒

これはあくまで「利尻山に登るなら」という注釈付きである。
スニーカーでも登れないことはないが、捻挫しても知らない。
ちなみに去年登ったとき同行者はスニーカーで登頂していたが、あれが化け物なだけなので登山靴を強くオススメする。

水が無いと死ぬ。ちゃんといっぱい水分を持って行こう。
去年私は0.8L、同行者は0.5Lしか水を持って行かず、行きで水が尽きて渇きながら下山した。
水を持って行こう。オススメはナルゲンボトル。


ウインドブレーカーが必要なのはここにも利いてくる。山の上、森林限界を超えてからは風が直撃してくる。かなり寒い。ちゃんと羽織れる服装があった方がいい。


また日差しを遮るものもないので帽子が無いと死ぬ。去年私は帽子無しで行って死ぬほど後悔した。日差しがほんとうに強い。
ちなみに私は今年、シャンクスの真似事をして冒険に出る後輩に帽子を被せたので今年も帽子が無い。

・やること

毎日雨が続いて仕事が無いとその期間は暇である。
本なり勉強道具なりを持ってくるとよい。


・別に皆が持ってこなくていいもの

◦ボディーソープ・シャンプー・リンス:全員が持ってくると、それだけで風呂場の面積が圧迫される。皆でお金を出し合って一個買って置いておこう。その方が経済的だし、不要な荷物で重い思いをしなくて済む。

◦ドライヤー:上に同じ。ただ、良いドライヤーを持ってる人は持って来てほしい。マイナスイオンが出るような良いやつはないので。

◦爪切り:元々京大荘に備え付けがある。一個あれば十分だ。





お仕事編①



朝の作業風景

ここからは気になるお仕事の内容だ。
一言で「昆布干し」と言っても我々アルバイターが具体的に何をするのかピンと来ないのではないだろうか。


本項では実際の仕事内容について述べていく。
まずは1日のタイムスケジュールだが、

午前2時半起床3時勤務開始

である。午前2時半起床!!?
早朝、いや最早深夜と言うべき時間に起きて仕事が始まる。
3時から大体6時まで3時間働いた後、朝ご飯を漁師小屋で頂いて京大荘に戻る。
日中は自由時間で次の仕事は14時過ぎくらいからだ。
16時くらいまで働いたら1日の仕事が終わり。夜ご飯を食べて20時くらいには就寝。
そして翌日はまた2時半に起きるという生活が続く。

昆布干しの仕事内容は大きく分けて2つ、「干し」と「回収」に分かれる。

「干し」は朝に行う作業で、漁師さんが海から採ってくる昆布を岩の干場一面に重ならないように1枚ずつ並べていく工程である。
また、昆布には裏と表があり、それも気にしながら並べていく。
昆布はそもそも、海の中でロープにくっついて育っている(養殖の場合)。その昆布を漁師さんが船に乗ってロープごと回収する。水揚げした昆布付のロープをトラックに載せて干場まで運んでくる。
そこからが我々の出番だ。
トラックからロープを人力で降ろし、干しやすいように・昆布がロープと絡まないようにロープを引っ張る。これは男の仕事だ。
その次は”マキリ”という小刀を使って昆布をロープから切り離す。これは主に熟練の干し子のおばちゃんたちの役割だ。昆布を切らないように正確無比にロープから切り離していく。
「主に」と書いたのは去年、結局私もこれを担当することになったからだ。指を切らないようにかつ素早くやらねばならない仕事である。一度など朝の仕事が終わってゴム手袋を見ると指先に切れ込みが入っていて背筋が凍った。まあ指が切れれば気づくので丁寧にやろう。
切り離された昆布を上述のように1枚1枚裏表を意識しながら広げていく。
ここで重なったままになってしまうと、乾ききらず、売り物にならなくなるので丁寧にやろう。また、できるだけ多くの昆布を1つの干場に干せるように隙間をなるだけなくして敷き詰めていく。その塩梅がまた難しい。
水から揚げたての昆布は多量に水分を含んでいるのでめちゃくちゃ重い。それに昆布に含まれるフコイダンのせいでネバネバする。これを引きずって並べていく。



また、干し子のおばちゃんたちが干しやすいように昆布を彼女たちの近くまで持って行くのも仕事のひとつだ。というかむしろ私は昆布を並べる「干す
」作業より、ロープをトラックから引きずりおろし、昆布をおばちゃんたちの近くまで運ぶ作業にずっと従事していた。
昆布を干場一面に敷き終わると昆布が風で飛ばないように網をかけていく。
この網掛けがまた難しい。干場を覆う網なので一張一張がとにかく大きい。2~3人1組で息を合わせて網をかけていく。

すべての干場にその日水揚げした昆布をすべて干しあげ、網を掛け終えたら朝の作業は終了だ。

その日の天候(気温、日照、風の向き)によって干す昆布の量が変わるので始まる時間も終わる時間も日によってまちまちだ。

仕事が終われば漁師小屋で皆一緒に朝ご飯。
美味しい。とにかく仕事終わりのご飯は美味しい。
白米におにぎり、お味噌汁に、たらこにウインナーに…。
おばちゃんたちがたくさんご飯をよそってくれるのも嬉しい。
いっぱい食べていっぱい働こう。


午後の作業はもう一つ、「回収」である。
これは朝方干した昆布をその名の通り回収していく作業である。
昆布は一日干すとすっかり水分を失って収縮し、軽く小さくなる。
これを木箱に重ねて入れ、縛り上げていく。
縛った昆布を今度はトラックに積んで乾燥小屋に運んでそこに積んでいく。
小さくなるとはいっても平気で私の身長(162cm)はゆうに超える。
軽いだけでかなり取り扱いやすいが。
「回収」の順序としては、網を外す→昆布を拾い集めていく→木箱に入れる→トラックに積む→乾燥小屋におろす、の繰り返しである。
朝に比べたら断然楽、ただ日差しが暑い。
これもその日の天候次第で何時に仕事が始まるかはわからないが大体14時~15時くらいから1時間強である。


昆布回収の様子


ここまでずっと「天候次第」「時間はわかならない」と述べてきたが、それが自然を相手にする仕事である。

大前提、その日起きるまで仕事が有るか無いか分からない。
朝2時半に起きて、親方の奥さんから今日昆布干しが有るか無いかの連絡を待つ。連絡が無い日は仕事が無い日。
昆布は非常に繊細だ。
雨の日はもちろん、海の状態であったり、山から吹き下ろす風の強さや湿り気によっては乾き切らない。
乾き切らなかった昆布は売り物にならない。
売り物にならないと、全部ゴミだ。一銭も入らない。
漁師にとって”天気を読む”のは収入に直結する本当にシビアな問題なのである。
なので、当日になってみないと、昆布を水揚げするかどうかは決めきれない。
そして、その日の天候やその先の見通しによって水揚げする量も増減する。
また始まる時間も日によってまちまちだ。3時から始まる日もあれば、4時手前にやっとスタートする日もある。時間の読めなさもこのバイトのしんどいところであろう。

漁師は皆養殖している昆布を出来るだけ早い時期に揚げたがる。
夏が近づくにつれ、ヒドロゾアという寄生虫みたいなプランクトンが昆布について、単価がガクっと下がるのだ。
2023年は天候不順でなかなか昆布を揚げる機会に恵まれぬまま、ヒドロゾアの発生により、昆布干しは打ち切りになった。揚げきれなかった養殖昆布は全て廃棄だ。
しかも去年は開始から一週間程度ずっと天気が悪くてなかなか昆布を干せない日が続いた。
その間、我々は無職である。
食料の配給はあるので飢える心配はなかったが、タダ飯食らいの罪悪感がある。とはいえしょうがないのでタダ飯食らいの座に甘んじて日々を過ごしていた。


ちなみにバイト代についてである。
時給1800円の5時間労働なので一回干す度に9000円貰える計算になるが、年に数日天然昆布を漁獲してよい日がある。この日に当たると超ラッキー、日当に追加で1万円貰える。実質時給3600円なのだから流石にアツい。
(今年2024年はちょっと渋そうとのこと…悲しい…)
普段我々が干すのは養殖のロープについた昆布だが、天然昆布は海の中に自生しているものである。それを漁師さんが各々小舟で海に出て、T字型の細長い棒で引っ掛けて獲る。獲った分がそのまま各漁師さんの持ち分になるので皆必死だ。
熟練の漁師は見てると本当に凄い。一瞬でよくもまあそんな大量の昆布を取ってくるものだ…と驚くばかり。


お仕事編②

先ほど昆布干しの仕事内容について説明したのに何故「お仕事編②」が始まったか疑問に思う人もいるだろう。
ここで説明するのは、昆布干し以外のアルバイト情報である。
利尻島は慢性的に人手不足である。それも特に若者の働き手が足りない。
そこで、我々は希望すれば空き時間に違うバイトをすることもできる。

①利尻らーめん味楽
利尻島随一のラーメン屋である。横浜に支店を抱え、今度は海外進出を狙っているという名店だ。
ランチ営業のみで11時から15時(昆布が無い日)or14時(昆布がある日)までバイトができる。ランチ営業のみで1日25万円を超える売り上げをたたき出す―と言えばそのランチタイムの忙しさは分かってもらえるだろうか?客単価は決して高くないのでランチタイムの数時間で250杯くらいを売り上げている計算になる。
そのホールスタッフを我々大学生バイトから出す。
(もちろん希望者のみ)
時給は2023年度は1000円、まかない付(もちろんラーメン、トッピング大盛りし放題米も食べ放題)。
そして何より店のご家族が優しいくて色々な便宜を図ってもらえる。
スクーターをひと夏貸してくれたり、お祭りのときの浴衣を貸してくれたりした。
今年もあいさつに行ったら(もちろん客として)、普通に座敷に上げてくれ、ラーメンをご馳走になった。
神社の神輿の担ぎ手の斡旋をしてくれたのもこのご家族。

②アンバロン

夜は本格イタリアン(らしい。食べたことない)、昼はスープカレー屋の店。
ここでも去年はバイトできた。
しかし、残念なことに今年は無さそう。どうも昼営業を取りやめてしまったらしい。スープカレー美味しかったのに…。


③VILLA KAMUI

利尻島にある一棟貸しの宿。
我々がお世話になる漁師さん一家の副業。
宿の手入れやベッドメイキングなど。去年は女性陣が駆り出されていた。

④製品加工

長い昆布を製品にするために小さくカットしたりウニの殻剥きをしたりである。このへんは適宜頼まれることがある。
また、去年は来島した瞬間に昆布干しそのものが打ち切られて働き口を失った京大生がこの仕事を与えられていた。


⑤自分で見つけてこい!

島中、どこに行っても人は足りていない。
先日、Twitter(現X)で以下のようなツイートがあった。

セイコーマート鬼脇店のホットシェフミニコーナー。人手不足により日曜日のおにぎりは当面の間お預け。利尻島で"握り手"が不足している。
(2024/5/28)


「セイコーマート全部行く」のアカウントより引用https://x.com/iloveseicomart/status/1795447606111506510?s=46&t=Pwpxw5bGfwP6viH2JgDqZQ

利尻島の鬼脇地域でコンビニおにぎりの握り手が不足しているというレポートである。
このレベルで人は足りていない。
どこに行っても若い労働力は求められる。自分で働き口を見つけるのもまた一興なのではないだろうか。
(もちろん昆布干しの時間に被らないように!)
上記の味楽などは、上述のように昆布のある日は早帰りを容認してくれている。

生活編


我々は京大荘と呼ばれる一軒家(二階四部屋風呂付)で共同生活を送ることになる。風の通りがよく、冷房要らずで涼しい。
酒とか食器、布団はある。ボドゲもいっぱい種類あるので皆で遊ぼうな。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

続いて京大荘での生活である。

おおまかなタイムスケジュールは以下

02:30起床

03:00昆布干し

06:00朝ご飯

自由時間(課題とか読書、釣りに二度寝)

12:00昼ご飯

自由時間

14:00昆布回収

17:00夕ご飯

20:00就寝


ここに挙げたのは一例で、これに加えて他のバイトやオンライン講義・MTGなんかをやっていくことになる。
次の日が雨で昆布干しが無い時は夜更かしして酒を酌み交わしたり、ゲームに興じたりする。
大体皆来島当初は2時半起き20時就寝という生活リズムの時差ボケに苦しむ。実質12時間の昼夜逆転である。たまに夜勤感覚で、寝ずに昆布を干して昼間に寝るという生活スタイルをとる人間もいるが、日が昇って皆がわさわさしてるときに寝るのはなかなか難しいし、皆とコミュニケーションをとる時間が減るのが何よりもったいない。

ご飯は交代で作ったり、分担したり、モチベ有る人が作ったり。
洗い物は皆積極的に手伝おうな。全部ひとりに丸投げするとストレスだから。これは共同生活ライフハックである。

そしてここに大原則がある。

やってくれた人に最大限の感謝を伝えよう。

家事はともすると”当たり前”になっていき、担ってくれた人に対する「ありがとう」の言葉が減っていきがちである。
毎日何度でも感謝の言葉を口に出そう。
心の中で思っているだけでは伝わらない。
口に出して「ありがとう」を伝えよう。

トイレ掃除もちゃんとやろう。
とはいえ”気づく人”・”気づかない人”がいるものである(筆者は後者)。気づいた人は全部自分がやるんじゃなくて、人に投げることも覚えよう。別に仕事を投げた程度で嫌われない。

再び脱線。筆者は大学に入って以降、「誰かと同棲しなかったこと」がほぼない。寝るときは大体自分の隣(もしくは二段ベッドの下)に人がいた。
一番長く一人暮らしをしたのは1回生の春、温泉郷にバイトに行ったとき、3週間程度のものだ。
あと共同生活をし始めると基本的にリビングで寝ている。
ちなみに京大荘の寝場所は相部屋である。キャパが足りないので…。
まあ、あまりこのバイトに申し込む人間で共同生活耐性が無い人間は居ないのでそんなに心配することは無い。
というか私は一人で暮らすことを知らないんだよなあ…。一通り家事などはできるがメンタリティを知らない。「一人暮らしが寂しい」など、体感したことがないもので…。


昆布干しtips

去年の経験や今までの共同生活経験から得た雑な気づき・ライフハック等を思い付くまま最後に列挙する。

・フランクに呼び合おう!
共同生活を送る上で、各々の距離感を縮めるのはかなり大事である。
あだ名なり呼び捨てなりというのはその良い契機だ。

・年齢回生不問、敬語は無しで!
同上である。ちなみに私が一番これ自信ない。

・自己紹介をしよう
やり方があります(ニヤリ)

・Discordを作ろう!
LINEに比べて情報を整理しやすく、金銭管理やタスク管理、買い出しリストの共有に非常に役立った。
LINEで週ごとに撮った写真をアルバムに入れるのは、出来事や写真が時系列順に整理できるので良いし、すぐに思い出にアクセスできる。

・カンパボックスを作ろう
食材(基本は用意して配給をくれるが)で足りない部分や、花火セット、ボディーソープやガソリン代など、シェアしたものを各々が負担する必要がある。
毎度毎度計算するのは面倒なので、1週間各々1000円ずつカンパボックスに突っ込むなどして(足りなくなれば合意の上補充する)そこから共益費的に利用するという方法の方が良いのではないかと考えている。
その管理も上述したDiscordで行う。

・ゴム手袋の裏返し方
水圧を利用する。

・ゴム手袋の下には軍手を付けよう
これは去年、教えてもらったライフハックだ。
昆布を掴むとめちゃくちゃ手が臭くなる。中に一枚軍手を仕込むだけでこれがかなり軽減されるし、ゴム手袋を貫通してくる水分を防げる。


終わりに

今年も昆布干しバイトの季節が来た。
どんな出会いが待っているのだろうか。
今か今かと皆さんの来島を心待ちにしている。



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