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人生まだハーフウェイ

誕生日でも母の日でも無いのに、長男君が私に絵をプレゼントしてくれました。描くのに1時間もかかった力作です。

もともとお絵描き上手な長男君ですが、あまりに私にそっくりなので驚きです。

そして、大してやってない家事の割には洗濯してる姿を描いて、感謝のコメントまでつけてくれているのが恐縮です。

それにしても、このコロナウィルスには本当に困りましたね。

私は事業の一部で飲食店を経営していますが、これまでも色んなことがありました。でも、そのどれもが何だか遠い昔のように感じます。

今までの大変さは、体と頭を動かしていればどれも乗り越えられたような気がしますが、昨今の大変さというのは、先の見えない不安でいっぱいの精神的な大変さです。

昨年の3月頃から本格化した経済の多大な影響は、私たちの財政を著しく悪化させ、心をとことん疲弊させ、もはや精も根も尽き果てた。という気分の毎日です。

私がやってきたことは、主人がやってきたことは、夫婦で頑張ってきたことは、一体何だったんだろうかと考えない日はありません。

不安で夜は眠れないのに、朝はもう布団から出たくない、何もしたくないと全てから逃げ出したくなります。

そんな中、私は周りの友人や知人には精いっぱい「私は、会社は、大丈夫だよ。なんの心配もいらないよ」という風に何とか見せることができてきたと思います。

そして、このパンデミックが終息するまで、そのように振る舞い続けるつもりです。みんな等しく大変なのだから、余計な心配と迷惑を掛けたくないと思っています。

それに自分だって経営者の端くれなのですから、業績の悪さ苦しさを見せずに少しは見栄を張っていないといけません。

社長とはそういうものです。昭和生まれですから。

でも、やはり最も身近な人達が「私が、会社が、大丈夫ではない」ということを知ってくれているようです。それは彼等の言葉の端々から伝わります。

自分だって結婚式が何度も延期になったりして大変な中、「なかなか営業再開できないね」とさりげなく聞いてくれる幼馴染や、「もう来月には潰れるかもしれない」と嘆く私に「今は来月のことが分からなくても、来月になれば自ずと分かる」と言ってくれた親友。

色んな違った言葉と愛情の形に励まされます。

それがなけりゃぁやってられません。
こんな最悪の状況。

その中でも、特に支えられた言葉。
「なんとか生き延びな」
親友のお母さんからの言葉です。

ただ生き延びるのではなくて、「なんとか生き延びる」

完璧じゃ無くていい。
普段通りでなくていい。
方法が違っていい。

でも、、、生き延びる。

私が長年、人生のバイブルにしている映画「もののけ姫」の中にも、「生きてりゃ何とかなる」というオトキの言葉が出てきます。

今、発作のように不安が心に襲いかかるとき、この言葉を頭の中で繰り返しています。「なんとか生き延びな」

生き延びることそのものに価値がある。
生きていれば何とかなる。

なんとか生き延びる
Life goes on.

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そんな不安だらけの日常の中でも、長男君がプレゼントしてくれたこの絵のような、穏やかな幸せが。

こんな普通のようでいて普通では無い幸せをこぼしてしまわないよう、手の平でそっとすくって一つ一つ大事に感じたいと思います。

それにしても、、、うちの家の洗濯機はドラム式じゃないんだけど。

私がドラム式が欲しいな~と思い始めていたのを長男君が察したのかな笑

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