見出し画像

私の愛した21世紀アイドルグループ(5)アイドリング!!!

活動期間:2006年~2015年
 以前、基本的に大人数グループにははまらないと書いたことがありましたが、アイドリング!!!は例外。その理由はまず、初期メンバーに関西でローカルアイドルとして活動しててよく知ってた滝口ミラさんがいたこと。もうひとつは、当時私が加入してたスカパーのパックで彼女たちの冠番組「アイドリング!!!」が見ることができたということです(まだ「フジテレビ721」「739」時代)。
 フジテレビがバックにつき、夕方帯の時間帯に冠番組持っていたことといいを、あきらかにアイドリング!!!は「第2のおニャン子クラブ」を目指したグループでした。しかし、ほぼ同時期にやはり「第2のおニャン子クラブ」を目指して企画されたAKB48とは大きな差がついてしまいました。それでも両者の初期に「AKBアイドリング!!!」というコラボユニットが企画されたころはまだ「バルセロナとセビージャ」くらいに差だったのに、気が付けば「バルセロナとヘタフェかアルメリア」くらいの差に(苦笑)。
 当時はトレンドの主流がTVからネットへの移行期でした。しかし、アイドリング!!!は活動の主体がTV、それもCSのため世間への浸透度が弱かった。それに比べて、AKB48はネットとは真逆の「現場主義」、いわゆる「会いに行けるアイドル」をキャッチフレーズに掲げて成功。
 更にフジテレビがバックについているため、他のTV局の番組に出演しずらい状況なのに、肝心のフジテレビ、特に地上波の番組でほとんど使ってくれない。もっとメンバーを地上波のドラマやバラエティで使ってくれと何度思ったことか。また、「アイドリング!!!」という番組がMCのバカリズム升野さんの意向もあり、あまりにもバラエティ色が強すぎて、「アイドリング!!!=バラエティアイドル」というイメージが強くつきすぎたのも大きかったと思います。
 結局トータル30名以上在籍したメンバーの中で、ブレイクしたといえるのは菊地亜美さんと朝日奈央さんくらい。初期メンの横山ルリカさんなどは、もしAKB48に入っていたら間違いなく「不動のエース」として君臨できた素材だったのに。
 個人的にはいつか、元メンバーの遠藤舞さんがボイストレーナー、酒井瞳さんがフィジカルトレーナー、河村唯さんがコレオグラファーを務める「第2次アイドリング!!!」の始動をひそかに期待してます。

アイドリング!!!の「この1曲」
 上記のようにバラエティのイメージが強いアイドリング!!!ですが、楽曲も名曲揃い。王道アイドルソングでFC東京のチャントとして歌い継がれている「サマーライオン」、アイドルソング!!!にしては、珍しくメロウなナンバー「SOW」も捨てがたいですが、個人的なベストはまさに「テンション上がる」楽曲「機種変エクスタシィ」。落ちサビ前のメンバー全員でのウェーブのパフォーマンスは圧巻です(下の映像は全員バージョンではないですが)。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?