昔のスーパーロボット大戦の思い出(4)「64」「α」「α外伝」

「スーパーロボット大戦64」
 それまで私は据え置きゲーム機はプレステ&サターンのみ持ってましたが、このゲームのため64を購入しました。
 なんといっても1番に感じるのは読み込みの速さ!今まで自分がやってきたスパロボは全部ディスクだったので、カセットの読み込みの速さは感動的でした。一方で「F」「F完結編」でフルボイスに慣れた身にとって、ボイス無しはやはり物足らなかったです。また、グラフィックも64にしてはイマイチ、スーファミレベルのグラフィックという印象でした。
 一方、ストーリーとゲームバランスに関しては今まで自分がやったスパロボの中でもベスト。今まで据え置き機のスパロボの主人公は、単なるゲームする人間のアバターでしかなかった印象ですが、この作品はリアル系・スーパー系の男女4人の主役がしっかり描かれていて、それぞれのライバルとのドラマも面白い。
 ゲームバランスも、とりあえず普通にやっていればクリアーできる印象。中盤のそれまで戦力でラスボスの1体を倒さなければいけないシナリオは苦戦した記憶ですが、それ以外はほとんど苦戦した記憶がない。また、スパロボには珍しく資金が余り気味だった印象があります。
 ただ、終盤の敵のボスキャラのダミーバルーンはうざい(苦笑)。後の作品のHP高すぎるうえ、何度もHPが復活するラスボスもどっこどっこいですが。

「スーパーロボット大戦α」
 ここから新たなスパロボが始まった印象。システム面でかなり手が入れられている。
 まず、今まで要望の多かった戦闘シーンカットをついに実装。これでゲーム時間を大幅に短縮できるようになった。一方、シナリオ部分が長くなって、なかなかマップが始まらない弊害も(苦笑)
 システム的にマップが今までの2Dから3Dになったのは個人的にマイナス。正直見にくくなったと思うし、特にマップ兵器の有効範囲が分かりづらいし、そもそもマップ兵器の射程も狭くなった。また、リアル系の必殺武器(ファンネル、ヴェスパー等)も気力が必要になったり、いままで使い勝手の良かったフルアーマー百式改のメガ粒子砲がエネルギー性になって打てる数が減ったのもマイナスポイント。
 それでも、難易度的には「64」同様普通にやってればクリアーできる印象。あと、シナリオ「air」での量産型エヴァに囲まれて危機一髪のシンジとアスカの下にスーパーロボット軍団が駆けつけるシーンは、個人的にスパロボ史上もっとも「燃える」シーンです。

「スーパーロボット大戦α外伝」
 私が現時点で最後にプレイしたスパロボ。私がこの作品でスパロボを離れたのは、単純に「難しくややこしく」なったから。
 まず「外伝」では2回行動が無くなって、マップ兵器が使いにくくなり、「雑魚はマップ兵器で一掃」という今までのパターンがほぼ使えなくなった。また、終盤に進むにつれてボスキャラのHP回復が激しくなった。ラスト付近でのギンガナム、ゼンガーの連戦で心が折れかけたのは私だけではないはず。「64」「α」から本当に一気に難易度が上がりましたね。
 結局今作以降のスパロボは「小隊システム」など、より面倒くさくなったようなので、私がここでスパロボを離れたのは正解だったかも。終盤、「僕らが求めた戦争だ」「月光蝶」「決戦!Xポイント」「ABAYO」とタイトルが続くのはなかなか熱いんですが。

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