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デザインを作る時は参考にする物もちゃんとした物を

昔はパンフレットを作る時によくデザイン書籍を参考にしていたのですが、昨今の本の販売数は毎年右肩下がり。それでデザイン書籍の発売も減ってきて参考にできるものが少なくなってきています。

AdobeのBehanceやPintarestが代わりとなってきていますが、Behanceは海外の物が多く、他国の文化をそのまま日本のデザインの参考とするのは無理がありますし、Pintarestは素人が集めた物が多いので一定以上のクオリティーをまとめて見るのは難しい…。

やはり本を作るにあたってプロの編集者がデザインを集めて一冊にした書籍はクオリティーの面で大きく担保されていたのだなと思います。別に本じゃなくてもいいのでこの編集システムどうにか残して欲しい…。

そんなことを思いながらパンフレットを制作したりしてますが、参考にするたびに「良い本だな」と思う書籍があります。これです。

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大学・専門学校と学生をつなぐ 学校案内のデザイン(ビー・エヌ・エヌ新社)

結構古い本なんですが、間の取り方だとか写真の感じが学校案内っぽさ・雰囲気を出しているので参考になります。また、巻頭の方には目次や学部紹介、仕様などのカテゴリごとに設計の仕方を書いていて、こちらも実制作する場合に大変有用です。

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中身もいろんな大学・専門学校が見られるので、特色に応じたデザインの使い分け方も見ることができます。

先述した通り、昨今はクオリティーの高いデザインをきちんとした編集で見る機会がかなり減ってきてるのでこうした書籍は貴重ですね。

こういうきちんとした本を見ながらデザインを作っていくのはとても大事だなぁと思っています。やはり基本があってこそ上達するものなので、こうした基本がしっかりしている参考書を選び、間の取り方、本文フォント、細かなあしらいを勉強して制作で還元していく感じはとても大切に思っています。

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