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28年ぶりの『恋する惑星』

ウォン・カーウァイ監督の『恋する惑星』(レストア版)をスクリーンで観ました。映画の詳細を覚えていなかったので、
「あれ?こんなシーンあったかな?」と思う部分もちらほら。

それでも透き通るような声のフェイ・ウォンの歌が流れると、初めてこの映画を観たときの衝撃が蘇ってきました。
自分にとって映画といえば、日本映画かハリウッド映画が大半だった当時、そのどちらでもなく、日本ではないアジア、香港の日常風景とそこに暮らす人たちがいました。未知の世界を覗き込んでいるような気分でした。

大音量のBGMと共に流れていくシーン、ただ日常の音があるだけの静かなシーン、そのどちらもが本物で仮の世界で、懐かしくて遠い世界で。


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