THE FIRST SLAM DUNKの実況コメンタリーが最高だった話

注意:本記事はTHE FIRST SLAM DUNK本編及び実況コメンタリーの内容・オタクの悲鳴によって構成されています。

実況コメンタリー、本当に最高でしたね……
実在性を愛するオタクは無事めちゃくちゃになりました。
ありがとうTHE FIRST SLAM DUNK。

さて、もう本当に最高で言いたいことがたくさんあるので、記憶に残っている範囲のネタバレをふんだんに書いていきたいと思います。


OP

スタメン紹介(予想)からもう、ブチ上がりました。
あれを最高と言わずして何という。

12月3日、スラムダンクもバスケも知らず、しかしOPが始まった瞬間一気に上がった体温と心音を思い出しました。

あの日を蘇らせてくれてありがとう。

それと「スタメン予想」というのが細かくて良かったですねぇ。
OPに描かれているのは深津、河田、松本、野辺、沢北の通常スタメンなので、湘北戦スタメンの一之倉が不在なんですよね。
これが試合開始後の実況にも繋がっていて最高of最高でした。

実況席の実在性


「実況席から見える/聞こえる」の線引きがハッキリしているところも最高でした。

桜木が机の上で叫ぶシーンが顕著でしたね。
「ヘッドフォンをしているので聞こえない」
最高すぎ。
そうだよね……何言ってるかまでは聞こえないよね……

一方でプレーから読み取れることはセリフと同じような実況が聞こえる。
バスケ素人視点だと、どこまでプレーに現れているか全然わからないので学びの連続でした。

また、俯瞰でみたらどのように解釈されるか、どのような予想ができるかが分かりました。
山王タイムアウト明けのタイミングで指示の内容を予想していたり、ルーズボール後の桜木の状態が「大丈夫」と見えていたり。

バスケ素人ゆえに見えていなかったこと、モノローグが聞こえるからこそ不穏に感じること、色々な情報が一気に増えて作品の面白さが倍増しました。

現実と非現実のマリアージュ


THE FIRST SLAM DUNKはアニメーションですから、「アニメ的な描写」が使われる場面が多くあります。
スローモーションやSE(あるいは無音)、モノローグなどなど。
本来の実況とは勝手が違うことも多かったのではないかと愚考します。

最高ポイント再び。
実況のタイミングがドンピシャで、マジでめちゃくちゃ気持ちいい。
「現実の時間」「アニメの時間」「観客の時間」全部にとって丁度いいタイミングで実況されます。
あまりにも最高。
新鮮に「入ったーーーー!!!」と思えます。ありがとう。

あとは最後の20秒ですよね。
原作セリフなし、映画セリフなし。
もちろん実況もなし。

この極限を尊重してれているの最高すぎ。
あるいは実況すらも押し黙る様な緊迫か。
いずれにしても最高。

からの最後のコメントですよ。
実在~~~~~!!!!

あまりの良さ。
永遠に甲子園見てる高校生への賞賛とねぎらい総括コメント大好きオタク、無事最高になってしまう。

全力を尽くした高校生たち、その勇姿への暖かな声援が沁みわたります。

原作ネタ満載 ファンにも新規にも優しい


THE FIRST SLAM DUNK、ご存じの通りかなり原作から厳選された内容になっています。
実況では「選手のデータ」「チームのデータ」としてこれらが明らかになり、原作ファンとしても嬉しい、新規ファンとしてもわかりやすいポイントでした。

例えば河田の身長やポジションに関する内容、宮城のフリースローなど。
「あれ?聞いたことある!」がちりばめられていて楽しいったらありゃしない。
癖になっちまいますよ、これ。

普通に実況助かる


バスケ・ガチ・ド素人のわたし、普通に助かってしまう。
最近コートチェンジがあると気付いたレベルの人間です。ルールなんとなくしか分からん。

特にファウル・バイオレーションの内容がわからないのですが、全部教えてくれる!!やった!!
深津のインテンショナルファールのところとか、スローインのこと分かってなかったので勉強になりました。
あとはバイオレーション関連とか、解説があることでプレイヤーの焦りポイントも見えてきてもっともっと楽しくなりました。最高。

沢北・流川のフローターの凄さとかも今までよく分かってなかったよ……
さすがにへなちょことは思ってないけど、そんなやべぇプレーなんだね……

今回特に深津・河田の凄さが認識できたなと感じています。
やっぱりド素人は派手なプレーに目が行くんですけど、そうでないところに技術が詰まってることありますよね。
分かる。バント職人とか大好きだもん。

知識がないとやっぱり凄さ分からないとこあるよね、と改めて実感しました。
今度から分かってる感を出しながら見ます。

総括と感謝


最高。

複数回(婉曲表現)見ているので、最近は「描写」に注目していることも多かったのですが、今回改めて「試合」を見ている実感がわきました。

原点に立ち返らせてくれてありがとう……

どうしても魚住、テツ沢北、三井4点プレー後深津にお辞儀する宮城、木暮先輩早着替えバグとかを見てしまうんですけど、まだまだ試合で見れていないところありました。

なんなら実況に集中してセリフ・SEへの注意が逸れることで、俯瞰で試合に集中できてるとこある。

「試合」に重きをおいている映画ですから、ある意味正解の見方なのかもしれませんね。
絶対円盤に入れてくれよ。

実況・解説の佐々木クリス様、齋藤寿幸様、企画担当者様、THE FIRST SLAM DUNKに携わられた全ての皆さま、本当にありがとうございました!

最高の作品、まだまだ楽しみたいと思います!!!!


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