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あてもなく歩き、あたまを軽くした

パソコンを目の前にして生活をし続けると息が詰まる。仕事をしているときも、ネットサーフィンをしているときも、自分が思っている以上に頭は働き、気づけば脳疲労に陥っているのだろう。何かを考えることが億劫になる。

あまりにも呼吸がままならなくなってしまったため、思いっきって外に出た。財布とケータイだけ持って。

それからはあてもなく歩いた。大きな道路に平行して通る歩道を歩き、近づいてきたスーパーに立ち寄り、入ったこともない住宅街を見て回り、たまたま見えたコンビニでチュッパチャップスを買い。もちろん、その一つ一つに目的はなく、身体の反応のままに移動した。

宛もなく歩くことはマインドフルネスにも近いと思う。歩いている間は、考え事をする頭が鈍る。足を動かすことにリソースが割かれているからだろうか、パソコンを目の前にして無理に作業に努めているときよりも、格段に志向がクリアになるのだ。こんがらがった毛糸が、勝手にほどけていく。


生まれた頃からパソコンは大好きだ。ただ、24時間年中無休で触り続けることには向いていない。定期的に外へと飛び出そう。


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