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はらんばらん
2018年10月26日 19:47
隣にいるおじさんが突然叫んだ。その瞬間うるさかったガヤの声がスッと消え僕の瞳には君のみが映る。君の瞳にも僕だけが映っている。隣にいるおじさんがもう一度叫んだ。それを合図にしたかのように、僕らは激しく近づきあった。柔らかくも芯のある君の感触、他のやつとは違う。僕らは腕を絡め、足を絡め合う。誰であろうと主導権を譲らない僕が唯一認めた君。君とは、君とだけは本気だ。君がタバコを吸ってい