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--いまだに気分は学生……新卒がふらっと行くヨーロッパ#1

こんにちは。社会人になってはやくも1年が経とうとしている、2月の末。いまだに心は学生です。

昨年の夏、上司に向かって

「ちょっと海外行くんで有給4日連続貰います。お願いしゃーす😀」

と常識の無い発言をしていた僕も、今となっては

「〇〇の日程で有休を頂いてもよろしいでしょうか?😥」

と日本語が話せるようになりました。成長。

そんな美しい旅の記憶が薄れないように、海外旅行の振り返りと今後について書こうと思う。

第1弾はなんとなく思い入れの強い
ハンガリー🇭🇺 チェコ🇨🇿編。
はじまりはじまり。


なぜマイナーな国をチョイスした?


さて、旅の話を得意げに友人に話すと決まって言われる言葉が

「なんでチェコ?なんでハンガリー?」

それもそうだ。そもそも日本でのこの2カ国の知名度って、ルワンダ🇷🇼以上フランス🇫🇷未満なのだ。

そーれ、ここ、ルワンダ

聞いたことはあるがわざわざいく必要あるか?といった感じが普通なのだろう。

でも、よく知らない国だからこそ絶景を開拓してみたい。そこに何があるのか知りたい。 

あと、ハンガリー行ったことあるって言うとなんかかっこいいじゃん。

そんなこんなで僕は7月、地獄の円安の中
ハンガリーの通貨Huf(フォリント)とチェコの通貨Kc(コルナ)を手に入れた。

1Huf ≒ 0.4円


或る夏のハンガリー


さあ行こう。ハンガリーの首都ブダペストへ。
意気揚々と朝の6時に起き、私はウィーン中央駅に向かった。

というのもハンガリー旅行の前日、私はオーストリア🇦🇹のウィーンにいた。その話は今回は省略。

ウィーン中央駅

いや、何この蜂?ライフサイクルセット?
朝ごはんを食べながら中央駅にて
7:40発 10:19着の列車を待つ。

どんな国なんだろう。どんな人がいるんだろう?ご飯は美味しいのかな?そんな少年のようなワクワクを抱えていざ乗車。そしてキッチリ爆睡。

絶起!ついに到着!ブダペスト東駅!

まずはここから聖イシュトーヴァン大聖堂を目指すぞと言いたいところだが、その前に突然のヨーロッパあるあるを言いたい。


「ゴミ箱が1mおきにある」


一体誰がこのゴミの量を回収しているんだろう…?
という疑問が1回のヨーロッパ旅行中に10回は浮かぶ。

朝ごはんに食べた1本満足バーのゴミを華麗に捨て去り、私は聖堂へ向かった。

聖イシュトーヴァン大聖堂

圧巻のでかさ。とにかくでかい。
ハンガリーの歴史はまったくわからないので
漠然とすごいなぁと。

さあ、写真を撮ってもらわねば。
ということでアメリカ人のカップル、北欧系のパパ、黒人の髪もこもこ女の子らに魔法の言葉を唱える。

「Could you take a photo,please?」
「Thank you,Where are you from?」
「Have you ever been to Japan?」
「Have a nice day!」

これさえ言っておけば大丈夫。
もはや文法が合っているのかいちいち調べたりはしないが毎回伝わっているので無問題ということだ。

この聖堂は塔の上にも登れるので、ブダペストの街を一望して午前はこれにてアディオス。

一通り散策後、12時を回りお腹もペコペコ。なんか良い店ないかな〜と目抜き通りをプラプラ。

素敵な通りだな。街路樹の配置が良いよね。
前日のウィーンと違って気温の暖かいブダペストでは半袖でのーんびり。良い時間が流れる。

こういう何気ない時間が、旅の楽しさを実感できるポイントだったりする。

今、自分は異国の地ハンガリーにいるのだ…!

という思いが体力を急激に回復させる。
そんなこんなでお昼ご飯屋さんに到着。

旅の相棒、ノースフェイス(BIG SHOT)がまるで私のパートナーかのようにランチを見守ってくれる。

ノースフェイス「いつも背負ってくれてありがとね。ゆっくり美味しいごはんをお食べ。」

守りたい女って、思った初めて。
真面目な顔してギュッとリュックを背負い、旅再開

かの有名なドナウ川にかかるセーチェーニ鎖橋。
目指すは向こうに見えるブダ王宮。

突然だが私は橋が大好きだ。

今から違う世界に行くよ!という実感を与えてくれるのが橋。
千と千尋の神隠しで言うところの、最初のトンネルを意味していると言うわけだ。

いざゆかん。

橋を渡る、坂を登る、崖を登る、そうして辿り着いたのがこの景色。

インスタのトプ画を飾る素敵な写真を撮ってくれたファンキーなおばあちゃん、ありがとう!

そしてこの旅でのベストショットもここで撮れました。それがこちら。

天気、構図、人の流れ、すべてが完璧で自分が天才写真家の様に感じましたね。

この画角は別に有名な画角でもなく、
新規開拓したぞ!という気分になった。

良いと思ったら是非インスタに投稿済みのこの写真にいいねでも付けておいておくれ。

では先に進もう。
高台にあるお城の近くには教会があった。
その名もマーチャーシュ教会。まぁ焼豚教会

不思議な空気の教会。
教会に入るたびに私も敬虔なクリスチャンになろうかと思うほど圧倒される。異質な空間。

話は変わるが、今回この旅行記を書いている理由は私の好きな先輩が楽しみにしてくれているから。

そんな先輩も4月からは東京暮らし。
変わっていくんだな、色々と。しみじみ。

またまた話を戻してお次は漁夫の砦と言われるゾーン。

今にも雨が降りそうな雲をしているが、なんとか耐え。 

一体今日は何歩歩いたのだろうと気になり出すくらいには足が限界。

後日確認したら38000歩とかだったはず。死ぬ。

というわけでスタバに逃げ込む。

海外のスタバは名前を書いてくれるのよね。
名前を聞かれて「はやて!」と答えるが

だいたい「Haiatte」など謎の受け取り方をされる。
だが、ハンガリーは違った。

なんと正解の「Hayate」ではないか!?

嬉しい。名前認知してもらえた。ハンガリー好き。

さて休憩も終わり、暗くなってきたし外行くぞ!

今回の旅行のメイン、この夜景を見るために東欧旅をしてきたのさ。感動。

加工なんてしてないよ。ノーマルカメラでこれ。
もちろん実際に目で見た方が更にすごい。
写真じゃ魅力は半減、でも伝えたいこの美しさ。

高いところってそれだけで楽しいよね。
スカイツリーとか吊り橋とかほんと好き。

さてさて時間もないのでこの景色を見ながら下城。
歩いて30分くらいのとこにあるバスターミナルに向かうのだった。


行ってきます、おやすみなさい


ハンガリーの旅も終わり、次に向かうはチェコ。
どうやって移動しようかな。

宿に泊まって翌日の朝に出発?

いや…そんな金はない❗️

なので決行、国跨ぎ夜行バス❗️

ゴキブリみたいなバス

22:50発 夜行バスで私はハンガリーを後にした。

バスに揺られながら今日1日のことを振り返る。

「聖堂と教会の違いは何なんだろう」
「ブダ王宮素敵だったな」
「人生で二度と来ることはない国なんだろうな」

目を瞑りながら空想に耽る間に、就寝。
日付と国境を同時に跨ぐ楽しい時間でした。



明け方、大雨、プラハと私


ヨルシカの曲名みたいなタイトルなのはさておき
明け方の5時にチェコの首都プラハに到着。

外はまだ寒い。暗い。
ということでプラハの駅内で1時間待機。

こんな暗い中外に出たら殺られる。

けどやっぱり我慢できないから行ってきます。
いざプラハの市街へ。

おはようございます、あれ、誰もいない。
大雨は小雨に変わり、寒さも和らいできた。
だが誰もいない。プラハの朝は遅い。

とりあえずお腹減ったからカフェに行こう。
ということで目星をつけておいた

『Cafe Louvre』に開店凸

ここは金木研の好きなカフカや有名なアインシュタインが通っていた老舗のカフェ。入り口がもう素敵

店内はこんな感じ。朝一番なので人は少ないが、なんとも高級感溢れる感じでドキドキ。

頼んだのはもちろん山羊のチーズケーキ。

美味しいし、意外に安い!

今まで食べたケーキの中で一番美味しい!と思った。ケーキ食べる度に思っているけど。

ここはプラハにまた来ることがあったらリピート確定。店員も優しいし、ひゃくてん💯

楽しい一人旅だが、こういう瞬間だけは誰かいて欲しいなと思う。おいしさを共有したい。

それはそれとしてカフェを出た後はプラハの住宅街を散策。

ヨーロッパっぽい住宅と景色。
観光スポットじゃないところを歩いてるだけでも楽しいのが海外旅行。

死ぬまでにいろんな景色を見て、色んな体験をして、良い人生だったと言って死にたいものだ。

そんなことを考えながら着いたのはカレル橋。

霧雨の中、ぼんやりと向こうに浮かぶのはプラハ城
世界で一番大きいお城らしい。

ただそこに行く前のこの橋がみどころ!

ザビエル像など、聖人の像が30体並ぶ不思議な橋。
行ったり戻ったり、川を覗いたり。

橋の上を彷徨う変質者と化していた鈴木颯だが、
ここでついに日本人在住者と遭遇。

30代後半くらいの夫婦かな?
「ひとりでヨーロッパうろうろしてるんです〜」
と言うと物凄く褒めてくれた。そして写真も撮ってくれた。

日本でも知らない人とフランクに話すのが当たり前になるといいよね。

居酒屋とか電車で隣の席になったら喋ればいいじゃないか。なんでもない天気の話とか、服を褒め合うとかさ。

そして11時頃、ついに晴れ始めたので広場に向かう

プラハの天文時計

The観光地だった。ここでもアメリカ人のおばちゃんに写真を撮ってもらった。

肌感覚だけど、アメリカ人とブラジル人が外国人の中でもとりわけ陽気。
何を言っても何をしても笑っている。

こんな大人に、私もなりたい。
さぁて、お昼お昼。

地元の人が集まる様な大衆食堂にダイブ。
店の名前を忘れてしまったが、本当に美味しかった。

チェコビールを昼からぶちこみ、ほろ酔い感覚。
今ならなんでもできそうな気がした。

ちなみにこの日泊まる宿はこちら↓

わけわからなさすぎて笑ったよね。
え?ここ?
俺こんな宿とったの?
荷物だけ置いて、ふたたび街に繰り出す鈴木であった。

夜を抜け出して

さて、プラハを満喫して19時くらいに宿で就寝。
そして夜も更けた23時に……起床。

………。

…行くぞ!カレル橋ナイトモード!🌃

夜中に1人で歩くのは確かに危ない。
でも宿からここまで15分くらい歩いた。
それはすべてこの雰囲気を堪能する為。

ライトアップされたプラハ城が幽玄を醸し出し
眠気などすべてどこかへ吹き飛んでいった。

「What a atmosphere!」

中国人観光客の前で僕はこう叫んだ。
そして互いに写真を取り合い、宿へ帰還。

アジア人、写真撮るの上手い説あるよな。
帰り道、るんるんのスキップをしながらそう思った。

日付を越えて宿に到着。
おやすみプラハ。

あ、プラハって名前可愛いよね。ぷらは。


夢から醒め、翌日

翌朝、先ほどのカレル橋を越えてプラハ城へ入城

お城へ向かう途中の階段。振り返ると風情ある景色。

プラハ城、といっても実は大統領府や大聖堂、そこにある小路などすべてをひっくるめてプラハ城と呼んでいるので、明確にここがお城!といったものは無い。

そんでこれが城の一部、聖ヴィート大聖堂。

外観
ステンドグラス
内部

ヨーロッパの教会や聖堂を30個以上巡ってきたわたくし鈴木颯だが、ここが一番好きな聖堂だ。

ドイツのヴィース教会も捨てがたいが、ここヴィート大聖堂はステンドグラスの格が違う…。

1時間は滞在したんじゃないかってくらいゆっくり聖堂内部をうろちょろしてた。

プラハに行くことがあったら絶対にここには行ってほしい。ここが私のアナザーチャーチ。

ほんで城からの帰り道にはこんな素敵な小路もある。
黄金の小路と言うらしい。

最近会社で使っている自分用のコースターはこのお店で買いました。40kcとかだったかな?

快晴の青空の下、楽しいお買い物で顔も綻ぶ綻ぶ。
あ、良い景色発見!ぱしゃり📸

さて、楽しかったチェコももう終わり。
プラハ城からバスを乗り継ぎ、空港へ。

悪名高きRyanairで北欧デンマークへ向かうのだった

快適だった。

東欧から北欧へ、さようならチェコ🇨🇿
旅は続く。

終章

ふぅありがとうございました。
数時間で書いたのでかなり雑。

次は4月にトルコギリシア🇹🇷🇬🇷行くんで
トルコ名物魔除け🧿↩︎これ買ってきて欲しい人は言ってください。

そして、一人旅を是非してください。
#2に続く

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