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日本文学から学ぶ未来のスキル

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日本文学の作品や作者から、未来に必要なスキルを得るヒントを綴っています。日本文学の見方や考え方が変わるきっかけになればと思います。全部で5つの記事で構成されています。
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2019年7月の記事一覧

未来のスキルを養うための日本文学#2「松尾芭蕉とフィクションを作る勇気」

日本文学から学ぶ「未来のスキル」。前回は川端康成の「魔界とSDGs」。チャンスを見出すための社会的洞察力の話を綴りました。 今回は、「発想の豊かさ」と松尾芭蕉についてです。「発想の豊かさ」は未来に求められるスキルに入っていますし、「発想の豊かさ」をほしい人は多いのではないでしょうか。 松尾芭蕉は、江戸時代前期の俳諧師(はいかいし)で、日本最高峰の俳諧師の1人として知られています。『おくのほそ道』などは読んだことがある人も多いのではないでしょうか。 発想の豊かさを獲得する

未来のスキルを養うための日本文学#1「川端康成とSDGs」

日本文学と聞くとどのようなイメージを持たれますか? 「将来の役に立たない。難しい。眠い。価値が分からない。」 こういった印象を持つ方が多そうなのが肌感覚としてあります。ちなみに、私もそれらの印象を持っていました。 しかし最近、文学や芸術は人生に奥深さや豊かさを与えるヒントとなるものだと気づかされました。 中高で習った日本史や、大学で学んだ日本文学基礎講義など。今ではとても価値あるもだと実感しています。特にライフスタイルやビジネス面において。 では、日本文学が私たちの