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だから今はベタベタしていよう

昨日は、遂にプツンと習慣が途切れてしまった日だった。

産休に入って約1ヶ月。予定日までも約1ヶ月。ちょうど折り返し地点にきたところだった。ここまで感染からよく逃げ切っていると思う。お盆に入る頃から子供の登園を自粛している。それでも親としてなるべく規則正しい生活をさせようと、自作の予定表で子供と二人、毎朝9時から予定を立てる。ゲームは1日1時間まで。スマイルゼミを10問やること。工作や塗り絵や折り紙など、画面を見ない遊びを取り入れること。晩御飯で子供の出来るお手伝いを取り入れること。自分自身もストレスがたまらないようにお菓子を焼いたり、韓国語の勉強をしたりすること。

日常の中で些細でも良いから達成感を得られるように、工夫して習慣化してきたつもりだ。

でもそんな生活も2週間が限界だった。昨日は予定も立てず、勉強もせず、ただただ一緒にゴロゴロしながらテレビやアニメを見たり見せたりしている一日だった。

だが、不思議と罪悪感が湧かなかった。
子供がめちゃくちゃ嬉しそうだったからだ。

嬉しそうな様子は挙げだしたらキリがない。

父親が在宅や直帰で帰りが早く、三人でご飯を食べれることが嬉しい。初めてテイクアウトしたフラペチーノが美味しくて嬉しい。いつもやっているスマイルゼミの量が少なくて嬉しい(笑)。夜にプロジェクターでアニメが見れることが嬉しい。更に夜更かししてテレビまで見れて嬉しい。

そして何より、”母親とずっと一緒にくっついていられることが嬉しい”
5歳の全身から、それが伝わってくる。

子供の成長を考えたら、毎日こうとはいかない。本当は外で遊ばせたいし、保育園で友達と関わりながら育って欲しい。
でも、わたしが子供とこれだけ肌をくっつけ、一緒に時間を過ごせる時間も、実はもうほとんどないのかもしれない。子供の成長は待ってはくれない。第二子が生まれたらなおさらだ。子供自身も、生まれてくる妹だか弟だかとの生活を、なんとなく予感している。楽しみにしている裏で、自分だけのママじゃなくなるのでは、という想いも敏感に感じ取っている。

だから今は、後悔のないよう、ベタベタしていよう。
赤ちゃんの時から変わらない寝顔と、打って変わって大きくなった体つきを見ながら、そんな風に思わせてくれた我が子に感謝して眠った。

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