私のソリティアを見ていろ
こんにちは、はるちゃんです。
※ この記事のカードの効果などは解説のため、誇張・省略されている場合があります。
あらすじ
遊戯王を知っていますか?YouTubeがこぞって高額なカードを買ってきてはニッコリしているアレです。
最近になって遊戯王はデジタルカードゲームになって登場しました。遊戯王マスターデュエルです。
プラットフォームはPS4/PS5、XBOX系列、Steam、Nintendo Switch、そしてスマホのiOS、Androidです。クロスプラットフォームなので、異なる端末での対戦や、アカウントの共有ができるそうです。
近年カードゲーム界隈でもデジタルカードゲーム化が流行しているようです。大手トレーディングカードゲーム(TCG)であるマジック:ザ・ギャザリングも2019年にサービスを開始しました。
というわけで私も遊戯王マスターデュエルを始めました。
私の知識レベルはシンクロ召喚が出始めた頃から止まっています。
サイバードラゴン
真っ先に作ったデッキはサイバードラゴンデッキ。昔見た遊戯王のアニメで誰かが使っていたような気がします。確か学園の一つ上の先輩でクール系、髪が緑色の奴だったような。
サイバードラゴンという龍?がいまして、それにサイバードラゴンの名前を勝手に使って、「自分こそがサイバードラゴンですけど?」と詐欺をしている奴らの寄せ集めデッキです。
サイバードラゴンは昔から知っていましたが、詐欺師たちのことは知りませんでした。今の遊戯王は身分詐称が当たり前!
攻略サイトからパクってきたデッキ構成であれば、勝手に相手のモンスターをゴミ箱に捨てて、自分の詐欺師とかき混ぜて、キメラティックごちゃ混ぜドラゴンを召喚して勝つデッキです。
私が遊戯王をかじっていた頃とは環境が全然違うようです。本当に同じゲームですか?融合はまあ良いでしょう。シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンクなど多彩な召喚が増えすぎて意味がわかりません。
EXデッキから勝手に出てくる様は、TwitterのFF外からのリプライのようです。
サイバードラゴンデッキですが、ゴキブリもいます。
機械だろうが魔法使いだろうが大体デッキに3枚ゴキブリ入れます。実際ゴキブリってどこにでもいますからね。
マスターデュエルでは持っていないカードをガチャで手に入れるほかに、同じレアリティのカードを売り払って好きなカードを作ることが出来ます。意味不明なキラキラカードを手放して、君の好きなカードを確実に手に入れましょう。
何も知らない中始めましたが、意外にやって見ると楽しいものです。CPU相手ならじっくりカードの効果を読めますし、書いてない仕様はCPU相手にやってみるとわかります。
しかしせっかくなので知らないテーマでデッキを作りたいものですね。
ドラゴンメイド
ドラゴン、メカ、キモい虫が跋扈する遊戯王の世界。
時代の進化と共に暗いモンスターの形見は狭くなるばかりです。時代は今や全員オタクの時代、魔法使いはまだしも、筋肉モリモリのマッチョや爬虫類などは大人になったオタクたちにはやや厳しい。
今のオタクには何がウケるか。そうメイドです。しかし黒い魔法使いとデカい龍をメインキャラクターとして出している以上、急にメイドはちょっと…
ではこうしましょう。ドラゴン+メイドで、ドラゴンメイドと。
インターネットの海を背泳ぎしていて目を疑いました。今や遊戯王はこんなに可愛いキャラクターがいるのかと。
最近気まぐれで始めたマスターデュエルの中で、いつか見たドラゴンメイドの記憶を頼りにデッキを組みました。
ドラゴンメイドデッキは、ドラゴンっぽいメイドとメイドっぽいドラゴンを出したり戻したりすることで、いつのまにかメイドが増えます。メイド喫茶のメイドたちってこうやって生産されていたのですか。
オムライスに愛を込めているメイドさんたちも、バトルフェイズになると牙を剥きます。実際メイドさんたちとバトルしたことあります?ないでしょう?攻撃力2700のデカい龍になります。これがドラゴンメイドです。
攻撃力2700の数字はそこそこ高い方です。遊戯王の主人公、ブラックマジシャン君は2500なので1発パンチで倒せます。
可愛い!強い!が自慢の遊戯王界の紅一点、ドラゴンメイドさんたちを是非使ってみてください。使い方は簡単。メイドを出す。龍にする。殴る。簡単です。気まぐれで融合モンスターのハスキーお姉様を出しましょう。黒いメイドがやっぱり1番ですからね。
マドルチェ
何やらゲーム内で「エクシーズフェスティバル」(現在は終了)というイベントが行われていたようです。
エクシーズ召喚(同じレベルのカードを集めると出せる黒背景のカード)をメインとしたデッキで戦うこのイベント。私のサイバー詐欺師デッキとドラゴンメイド愛込めデッキはどちらも融合モンスターが主体なので部が悪いのです。何か新しいデッキを作りましょう。
適当にカードを引いて見ると時々出てくる可愛いカードたち。彼女らはマドルチェ。お菓子とお人形さんを主体とした可愛らしいキャラクターが揃ったテーマです。
へー、遊戯王って、こんなに可愛いカードゲームだったのですね!女の子たちもみんな一生に遊びましょう!
マドルチェデッキは特殊召喚を繰り返して、イナバ物置でも壊れるほど仲間を呼ぶのが得意です。
同じレベルのモンスターを集めれば使用できるエクシーズ召喚は相性が良いです。
彼女たちのカードの特性を利用したデッキの使い方を軽く紹介しましょう。
これを1ターン目で全部やります。とんでもない。
その後の盤面はほぼ完璧で、だいたいどんなカードを出されても対処できるそうです。すごいですね。このシークエンスを覚えるのにはとても苦労しました。
ソリティア
昨今の遊戯王界は特殊召喚のオンパレードで、1枚のカードから恐ろしい程の行動が出来ます。Steamのレビューではこの行為はソリティアと揶揄されています。
上に示したマドルチェの初動は保守的な動きですが、デッキによっては1ターンで勝負が決することも珍しくないです。
想像してみてください。自分が先行でカードを数枚出してターンエンド。その直後、3分以上に渡る相手のカード遊びを眺めて、自分にターンが回ってくることなく、死ぬ。
遊戯王とは「3分間のゲームオーバー演出」を見るゲームかもしれません。
しかしこれは絶望でもあり、希望でもあるでしょう。
上に記した流れはたった1枚によるものです。カードを組み替えて別のカードからこの流れを作ることも、相手の状況に合わせて、盤面をひっくり返すことも可能なのです。
実際アニメに近づいたと言ったところでしょうか。絶望的な状況から1枚のカードで展開が動き出し、3分のソリティアを経て、敵をぶっ飛ばす。これが本当に気持ちが良い。
プレイミスをしないように震えながらカードを操作し、やり直しが効かないので展開したあとの計算と、無限通りに発散する敵の伏せカードを想定し、逆境を覆して勝利するのは、何にも代え難い達成感があります。
まとめ
面白いです。想像以上に頭を使います。アニメに出てきたトゲトゲ頭たちはこんなにも苦労していたとは。
以下に要点をまとめます。
良い点
・欲しいカードを生成できるので、好きなデッキを組みやすい。
・ルール・テーマの解説があるソロモードがある。
・チャット・エモートが無い。煽られることも無い。
・開始後に死ぬほどガチャが回せる
良くない点
・知らないカードが山程有るので、相手のカードの効果をしっかり読まないとまともに戦えない。
・やることがCPU戦とランクマッチしかない。
・汎用性の高いカードの生成コストがだいたい高い。
こんなところでしょうか。
CPUに飽きてランクマッチをやるも、相手のカードを読んで待たせている時間が申し訳なくて、ちょっとやりにくいです。買っても負けてもなにもない対人戦も欲しいところです。イベントデュエルさん…帰ってきてください…
相手の強いカードを見ていると同じデッキを作りたくなります。少し遊んで石が溜まったら別のデッキも作ってみましょうか。
マスターデュエルはまだ始まって1ヶ月ほど。これからアップデートで更に面白くなっていくことでしょう。
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