秘書検定を受けた話#総括編

秘書検定2級を受けました。だらだら書いてる日記編をもとにしています。

〇きっかけ

私が秘書検定を受けようと思ったきっかけは、
・もともと受けてみたかった
・社会人になる前に基礎知識を付けたかった
・○○検定を持っている!って言って見たかった
といった単純なものでした笑 

2級にした理由は、1級・準1級・2級・3級とある中で実技試験がないのが2級と3級だったので、実技試験がない一番上の級が2級だったからです。(単純)

〇秘書検定概要

秘書検定は1級・準1級・2級・3級の4階級あります。出題範囲や時間、出題形式や費用などは下の表の通りです。

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ざっくりまとめましたが、詳細は秘書検定のHPや参考書の初めのほうとかにまとまっていると思います。令和3年度からCBTで2級・3級のみ受験が可能になるようで、もっと受けやすくなりますね!

出題範囲のうち、必要とされる資質・職務知識・一般知識は理論分野、マナー/接遇・技能は実技分野と言います。理論分野、実技分野でそれぞれ60%以上正解の場合、合格となります。つまりどちらかが60%未満の場合は不合格なのでまんべんなく勉強する必要があります。

〇秘書検定で学べること

秘書検定で学べることはいろいろあり、よく社会人になるためのマナーを学べる、なんて言ったりします。私もそう思って検定を受けようと思いました。

秘書検定の出題範囲は必要とされる資質・職務知識・一般知識・マナー/接遇・技能の5つの分野があります。

必要とされる資質・職務知識は「秘書」という仕事に対する心構えだったり仕事内容だったりといった範囲です。秘書として機転を利かせる、秘書業務の基本などといったイメージです。割と臨機応変に、その場に応じた行動や考えを求められることが多いです。

一方、一般知識・マナー/接遇・技能はビジネスマナーであったり社会人としての一般常識だったりといった範囲です。こちらのほうがどちらかというと秘書であるない関係なく社会人としてのマナーといったイメージです。割と知識問題であることが多いです。

〇勉強法

本屋さんで秘書検コーナーを見てもらうとわかると思いますが、秘書検コーナーで売っている本には2種類あります。参考書と問題集です。参考書は秘書検の出題範囲が事細かにまとめられています。中には簡易的な問題や1回分の予想問題が入っているものもあります。問題集はその名の通り、秘書検の過去問や予想問題、そしてその解説がまとまっているものです。中には簡易的に出題範囲の押さえておくべきポイントが収まっているものもあります。

考えられる勉強法は以下の4つあります。
1,参考書と問題集を購入
2,参考書を購入し、問題はネットで解く
3,問題集を購入し、参考書は購入せず問題集のまとめやネットを参照する
4,ネットから知識や過去問を入手する(問題集も参考書も買わない)

これらの方法には向き不向きがあると思います。自分が勉強をして感じた向き不向きを記します。


1,参考書と問題集を購入

一番安泰です。お金に余裕のある人はこの2冊だけを完璧にしておけばきっと安定ラインで合格できるでしょう。ただ秘書検の参考書は結構文字が多く分厚い(3㎝程度)のものが多いです。きちんとこなせる人orこなせる計画を立てられる人のほうがいいと思います。

2,参考書を購入し、問題はネットで解く

秘書検の過去問は公式には乗っていません。取り寄せなどもできません。ただ、準1級と2級の過去問をまとめてくれているサイトがありました。

早い段階でこのサイトを見つけていればもっと問題演習ができたかもしれません笑 しかもこのサイトはいろんな方の解説が載っていてきっと自分が腑に落ちるような解説が見つかると思います。

しかし、このサイト、唯一欠点があると思います。それは一問一答方式で、模擬試験のように解けないということです。(日本語下手)

どういうことかというと、秘書検定は35問前後が1回分の試験として120分で行われます。しかし、このサイトだとそのような区別はなく、例えば2級の過去問を選択すると一気に398問出題されます。そのため、本番にどれくらいの速度で解けばいいのかといった実践的な練習がしにくいという欠点があります。

3,問題集を購入し、参考書は購入せず問題集のまとめやネットを参照する

問題をザクザク解きたい、大体秘書検の知識(特に一般知識・マナー/接遇・技能)は問題ないぜ!という方向けです。問題集を買えば丁寧な解説とともに過去問を解いて傾向も把握できます。

一方でこの方法に向かないのは、秘書検の知識(特に一般知識・マナー/接遇・技能)に不安がある方です。理由は問題の解説は丁寧に載っていますが、知識のまとめ部分はほぼないからです。前半の必要とされる資質・職務知識は秘書としての考え方が身に着けば大体OKですが、後半の知識は知らなければ逐一調べるしかありません。しかも参考書がない場合、過去問に出てこなければ出題範囲なのに勉強をしないで受験するということにもなりかねません。この部分は知識問題ですのでわからなかったら勘で答えるしかありません。結構リスクは高めです。

4,ネットから知識や過去問を入手する(問題集も参考書も買わない)

これは2のサイトと知らない知識をネットから入手する方法ですが、もちろん一番お勧めしません。おそらく知識に穴が開きまくりでの受験になると思います。特に前半の必要とされる資質・職務知識はサイトにまとまっていることはほとんどないと思います。ので一番お勧めしません。


ちなみに私は3で勉強していました。理由は、
・問題集がネットに乗っていることを知らなかった
・意外と知識問題が多いと知らなかった
からです。3で書いたように、範囲内なのに知識の穴埋めができなかったケースが本番で発生しました…(電報に関しての問題が出されたがわからなかった笑)

結局どの方法がいいかわからないという時には本屋さんでぱらぱらいろいろ見てみるといいと思います。

ちなみに参考書や問題集はいろいろありましが、これらがよくつかわれているようです。

早稲田教育出版は一応秘書検定公式の参考書/問題集のようで、私もこれを使いました。基本的には文字が多く、きっちりかっちりやりたい人には向いているけど、文字が多いのは嫌な人、また解説の表現が苦手な人には向かないかもしれないです。

もう一冊の面白いほど受かる本はたまたまかもしれないけど私が本屋さんを数店舗回ったけどどこでも見つからなかったシリーズ。ネットにはお勧めでよく出ています。こちらは参考書タイプ。


〇申し込みから受験までの流れ

私がたどった流れの簡易版を以下にまとめます。日にちが書いてないところは全くやっていないときもあるし、ちらっと見ただけの時もありました笑 書いてある日も受験勉強のように10時間!とかやったわけではなく、長くて2時間くらいでした(え)

試験30日前:2級に申し込む

試験29日~28日前:参考書の選定・秘書検定の詳細(出題範囲や合格ラインなど)を調べる

試験27日前~20日前:移動時間の隙間時間を使って過去問をゴリゴリ解く。ここで初めましての知識(必要な資質や自分が知らなかった知識など)を問題集のまとめを読んだりネットで調べたりして身に付けていく

試験5日前~試験前日:自分が間違えた問題をまとめたり、過去問2週目をしたり、自分の知らない知識を追加で覚えていく

試験当日:自分が間違えた問題を解く

秘書検定は合格までに30~60時間必要と言われているようです。そのため、1か月でやるなら毎日1~2時間くらいは勉強したほうがよさそうですね。(私の方法だと本当に賭けみたくなるのであまりお勧めではありません笑)

〇まとめ

秘書検は短時間での勉強が可能ですが、準1級や1級は実技があるのでそれなりに対策が必要だと思います。他の勉強と同様、問題集やテキストは何周も何周も繰り返せるかどうかで選んだほうがいいです。人によって基準はバラバラですが、絵が多いほうがいいとか本の厚さは薄いほうがいいとか本屋さんに行って確かめるのもありだと思います。社会人マナーを1からに身に付けたいならテキストタイプの内容がまとまっている参考書がお勧めです。(試験が終わった後も自分の社会人のための参考書として使えるから)


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