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【音楽レビュー】MGMT 『Loss of life』 ①

 私がとても好きなバンド、MGMTが今年の2月にリリースしたアルバムについて、書かせてください。リリースされてから大好きすぎて何度もリピートして聴いています。

 聴けば聴くほど奥深そうな曲ばかりだな~と思っているのですが、今日はその中から好きな曲をピックアップして考察していけたらなと思います。

 まず2トラック目の「Mother Nature」は、アルバム全体通してもアンセム感があってかっこいいなと思いました。歌詞も非常に壮大でファンタジックながら、現実世界の光と闇を生きる我々への応援歌のようにも聞こえます。MGMTが、「oasisっぽさもある」と言っていたのもなんとなく頷ける気がします。

 ミュージックビデオでは、主人公の犬が親友の亀と旅をし、囚われの身になりながらも、他の動物たちと共に自由の身になるというストーリー。(あまりにやすやすと抜け出せるのがツボる)


一時は囚われながらも、解放され自由の身を喜ぶ動物たちは、私たち人間の感情だったり、自然本来の力に近いもののように感じました。(私も仕事を抜けだして、こんなパーティーできたらいいな…)


♪~♬~take our balance over zero ~♬(うろ覚え)


 それでは、少し歌詞についても触れていきたいと思います。全部は大変なので、ワンフレーズだけです。笑 ちなみに私はくそ適当な感覚イングリッシュなので、いろいろと誤解がありましたらご了承ください。

Covenant of the heart, 
you know it's tublent from the start
And I understand it's not your nature
But you need a friend 
to take you home
you've got to begin again.

心の協定、始めから波乱だって分かってたよね。
それは君の本質じゃないってことも分かってるよ。
でも君には友達が必要だ。
君を家に連れて帰るためにね。
また始めなくっちゃ。


曲中何度か出てくる、Covenant of the heart (心(魂)の約束、協定のようなもの?)ですが、
続いて
you know it's tublent from the start (始めから波乱だって知ってるよ)とあるので、

私たちは命(心)があるゆえにつらいこともある、という感じでしょうか。

"And I understand it's not your nature"
それが君のネイチャー(自然、本質的なもの)ではないと知ってるよ。

これはおもしろいですよね。人生には波乱や苦しみがあるけれども、それは本質ではないんだと。

”But you need a friend to take you home”
でも君には、家に連れて行ってくれる友達が必要だ。
ここ大好きです。
家に連れて行ってくれる友達。ミュージックビデオの動物たちのような存在でしょうか。

”you've got to begin again.”
また始めなくっちゃ。

1度ホームに帰って回復して、また始める元気が出たのかもしれません。

 ミュージックビデオと照らし合わせると、Mother Nature、母なる自然的なもの。それは友達であったり、自由だったり、ホームのように温かく迎えてくれる場所、といったなんとなく癒しや喜びがある場所なのかなと。
 MGMTの2人にとっては、それは音楽的パートナーであるお互いのことでもあり、音楽を通じて人々を解放したり、喜びを与える旅をしている。そんな感じでしょうか。

 私もMGMTの音楽を、楽しんで癒やされているファンの一人なので、なんだか嬉しいです( ´∀`)♪ し、みなさんともミュージックビデオの最後の動物たちのように、踊りたい。そんな気持ちになれました。

( ´∀`)♪

 ちなみに、曲の最後のフレーズもけっこう好きで、

”you know what comes right after the dark
but I understand your hesitation” 
(暗闇の後には光が来るなんて知っているけど、
でも君がためらうのは、わかるよ。)

といった感じなんだと思いますが、

なんて優しい曲なんだ~(T-T)
と思いました。

もちろん人生にはチャレンジしなきゃいけない場面や、乗り越えなきゃならない壁はありますし、その先にはまたいいことが待っている、
そうは分かっていても、やっぱり嫌なことは嫌ですしためらってしまいます。

私も、やらなきゃと思うけどやりたくない仕事や、苦手な人間関係はためらいまくる日々なので、そんな私の背中をそっと押してくれる。
「乗り越えろ!頑張れ!!」っていうよりは、「でもためらうよね、その気持ちわかるよ。」と、優し寄り添ってくれる曲だと思いました。

さて、長くなってすみません。

 全体的にさっと歌詞を見ただけでは、難しい単語や表現も多く見えたので、さすがはちょっと(けっこう?)インテリなMGMTだなと思いました。他にもみなさんの考察などがあったら教えてください(^^)


スクショのタイミングを間違えた


次回はまた別の曲について書きます!
ここまでありがとうございました:)

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