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初めて味わう、大好きな友達と離れて寂しいという気持ち。

長男が保育園を卒園した。
31日に最後の保育園に行き、1日には小学校の学童に行くというなんという慌ただしさ。

しんみりしている暇もなく、新しい生活がはじまる。

最後の保育園。
号泣する子どもたちもいて、パパ&ママたちも毎日通ってたその場を離れたくない様子で、みんなが涙の「さようなら」をしていた。一方で、我が家の息子はなんだか飄々としていた。最後だということが、わかっているのかわかっていないのか、よく分からない感じで。

余韻をどこかつなげたくて、みんなでご飯を食べて、「また会おうね!」と口々に言いながら家に帰った。

そして、先生たちからもらった手紙を開けた。
子ども向けと大人向けのものが入っていて、息子と一緒に読みあげながら、涙が溢れてきた。そして息子が嗚咽しながら号泣した。「さみしい、さみしい!」と。
私も泣きながらこう言った。「うん、さみしいね。でもいっぱい素敵なお友達できたね!よかったね。ママもたくさんのお友達ができて嬉しかったよ。ありがとう」と。

「さみしい」と思えるくらい素敵なお友達がたくさんできてよかったな。
そしてこれは、息子にとって、親以外で初めて味わう「さみしい」なのかもしれない。大好きなお友達と出会い、寂しさを経験して、「また会いたいな」と思いながら人は大きくなっていく。こうやって人と人とはつながっていく。

朝、長男が起きて「あー、保育園卒園しちゃったよ!今日からは小学校だ」と割と明るく言った。

自分にも覚えがある、寂しいけどこれからはじまる自分の知らない世界にドキドキしながらワクワクもする、そんな複雑な気持ち。

小学校に入ると、大好きなおたまじゃくしが迎えてくれて、それはそれでなんだかうれしそうだった。

学童初日を終えて、楽しかった!と言って帰ってきた。
「もう保育園じゃなくて、小学生なんだ!」と。
先生のお話もきちんと聞いていたようだった。
知らないうちにこの子は、親が思うよりずっと成長し乗り越える力をつけているのかもしれない。

次男の保育園にお迎えに行った帰り、「保育園の前通って帰る?」と言ったら「うん」と言って、そして保育園前を通り過ぎて「さみしいよ」とまたつぶやいた。その寂しさは、きっといっぱいいっぱい成長につながる。

ママにもたくさんのお友達を、ありがとう。

さて、小学校。
一緒にたくさんお友達つくろうね!

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