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DJの基本理論

こんにちは。
僕ことハクです。

今回はDJの基本についてお話しさせていただきます。
はっきり言って、みんなDJって何?って感じで思ってますよね。
DJとは「ディスクジョッキー」の略で、直訳するとレコードをかける人って意味です。
だから本来の意味で言うと、クラブとかでみんながダンスする為にかけてる音楽、あれが正しいです。
じゃあ、なんでそれがバンドでスクラッチする人になっていたのか...軽く説明したいと思います。

みんなが踊る場所で音楽をかけるから、音楽が途切れないようにターンテーブルが2台いるよねってことになりました。
それをスムーズにつなげるために「ミキサー」を使います。
これが今の、ターンテーブルが2台あって、真ん中にミキサーがあるスタイルになりました。
そんで曲の中のサビ部分とか、盛り上がる部分だけを繋げていく「ブレイクビーツ」ってテクニックが発明されるんですけど...
この辺りはむしろヒップホップの領域なので、また今度お話しします。

まあ、勘のいい皆さんなら何となく気づきますよね。
このレコード、手を使って無理矢理早く...というか擦るように動かしてみたら、あの独特なスクラッチの音が出ました。
また、レコードの逆再生も手で行えるので、これでしか作り出せない音に当時の人は興奮を覚えたでしょう。
テープの逆再生とか早回しとかは既にあったんですけど、こんなにアクティブな方法で音を操作するなんて、誰も想像していませんでした。
ある種レコードっていうインターフェイスがもたらした偶然の恩恵だったりします。

そしてここを起点に、今度はミキサーの下の方についてる「フェーダー」を使って、音を細かく切ることを発明しました。
左手でレコードを操作してドローン的なサウンドを作り出し、フェーダーで音を切るとリズム楽器のようになる。
これらを組み合わせて今のスクラッチスタイルの原型が出来上がっていきました。

前回にサンプラーの話が少しでましたが、基本原理も考え方も結局は全て同じです。
曲を丸々一曲かけるのもDJ、サンプラーで部分的に再生するのもDJ、さらに細かく音を操作してスクラッチするのもDJ...
つまりどれも「音の再生」という根本は変わらないです。
どのように操作するかが違っていて、それぞれに合った方法や楽器が存在しているっていう考え方だと思います。

その中で特にスクラッチなどを極めていく人たちを「ターンテーブリスト」って呼ぶことがあります。
その辺もまた詳しく解説していければと思います。
一旦は皆さんの中で、これらの技法をうまく使って演奏者として立ち振る舞ってるのがバンドの中のDJだということ...
それがわかっていただけたのではないでしょうか?
次回はもうちょっと広い部分でのDJについて解説をします。

ハク「回る僕です」

アディオス!

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