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絶対はずせない3大ニューメタルDJ

こんにちは。
僕ことハクです。

今回からはよりバンドDJに踏み込んだ内容でお届けしたいと思っています。
まず手始めに、僕がDJをやるきっかけになたニューメタルについてお話いたします。
そしてニューメタルDJを語る上で、絶対に外せない3人のDJについて紹介できればと思います。


▼ニューメタルとは

当時はオルタナティブ・メタルとかヘビネスなんて呼ばれ方もしていました。
ニューメタル以前とメタルは何が違うかというと、以前というのはもっとクラシカルなものが多かったです。
正確にはグランジを挟んでしまうのですが、ちょうどこのころファンクとロックが融合するムーブメント的なものがアメリカを中心に発生していました。
わかりやすく言うとレッチリです。
その外にもフェイスノーモアとかエクストリームとか数えたらきりがないほどのバンドがいました。
そんな中、ニューメタルの草分け的な存在のコーンが登場しました。
ファンク的なグルーヴィなフレーズと重々しいリフが合わさった、今までにないタイプのメタルサウンドを擁していました。

今から考えると「オルタナ」という、ある種なんでもありのクソミソ状態だったからできたことですが...
かなり無理矢理な形での新しいメタルサウンドが出来上がっていきました。
但し、その極限状態だったからこそ完成した曲、それを演奏したバンドたちはどれも秀逸。
日本でもミクスチャーと呼ばれ、その代表バンド達がかなりもてはやされていました。
そしてこの流れの中には、ニューメタルを支えたと言って過言ではないDJ達が存在していました。
そんなDJに心を奪われた一人が僕であったことは間違いないですねw

①シド・ウィルソン

ニューメタルといって絶対に外せない、もしくはこのサウンドをイメージするというのがスリップノットじゃないでしょうか?
彼はスリップノットのターンテーブル担当で、ニューメタルにおけるDJサウンドの基本を作り上げたと言って間違いないでしょう。
あえてターンテーブル担当と書いたのは、このバンドには別でサンプラー担当がいるからです。
ただでさえ、バンドなので役割の半分ぐらいはもっていかれてるのに、更にサンプラーにお裾分けまでしてます。
それでも尚、静と動を使い分けたサウンド、ここぞという場面での強烈なスクラッチなど、インパクトは計り知れないです。
正直、テクニック的にも申し分ないです。普通に上手いです!

②DJリーサル

前述したコーンの弟分的な存在として登場したバンド、リンプビズキットのDJ担当。
メジャーシーンに飛び出したバンドDJでいうと、311やアーバン・ダンス・スクワッドなどが先にいましたが、ニューメタルという意味では彼が初めてなはずです。
そして元ハウス・オブ・ペインというレジェンド。
ボーカルのフレッド・ダーストがバリバリのラップを歌うので、モロにヒップホップを身に纏った存在として脚光を浴びていました。
またもう一人のフロントマン、ギターのウェズ・ボーランドもバッキバキのメタルリフをかましていました。
そんな強烈なフロントマンの陰に隠れがちですが...彼あってのミクスチャーバンドです。
プレイは基本に沿った秀逸な演奏スタイル。下地がハウス・オブ・ペインなだけあって、センスを感じさせてくれますね。

③ジョー・ハーン

ニューメタルを一気にポップに押し上げたバンドがリンキンパーク、そこのDJ担当です。
以前「存在がチート」って話をしたことがありましたが、ラップボーカルのマイク・シノダが日系な為、それも相まって韓国系の彼はアジアンルーツの象徴とされていました。
なのでサンプリングもアジアン映画の一コマのような、ちょっと異国情緒漂うフレーズなんかを使ったりします。
バンド自体が一時かなりエレクトロ要素入れてきたなって時期がありましたが、電子音などを入れてそつなく支えています。
また初期からも、バンドのリズムに合わせる形でエレクトロな連続音を入れたりと、なかなかクレーバーな発想をプレイスタイルに導入しています。
スクラッチはかなり控えめで派手さは全くありませんw。しかし、ディレイとかをうまく使ってどちらかと言うと、効果音のように入れてます。

いわゆるロックバンドでDJと言ったらの3人を選んでみました。
勿論、このほかにもたくさんバンドDJはいますが、まずは基本要素が詰まったプレイヤーから紹介することにしました。
あとは一発屋的な影の薄さだったり、音響いじりに特化していたりと...面白さで言うと、こっちを掘り下げていく方が楽しいですw
次回以降も様々な角度からバンドDJについて解説していきたいと思います。

それではまた。
アディオス!

※余談

ニューメタルはメタル正史においては完全に亜種、外伝です。
ロックにおいてグランジの前は、1980年代ガンズやモトリークルなどのヘアメタルでした(ヘアメタル自体はハードロックだと思います)
1990年代メタル不毛の時代と呼ばれ、その間隙を唯一繋いだのはパンテラだけです(メタル正史でいうと)
そのパンテラでさえグルーヴメタルと呼ばれ、時代に呼応しないわけにはいかないのが現状でした。
近いところでいうと、セパルトゥラやソウルフライ(つまりマックス・カヴァレラです)やブルへリアなど、英語圏でない場所で盛り上がっていましたが、この辺もニューメタルに分類されがちです。
レイジをニューメタルに分類するかは見方によりますがオルタナ、特にラップロックの雄であり、この頃の指標の一つであったことは間違いないです。
ラップロックで言うと、レイジ→リンプ→リンキンが一つの流れになると思います。
かたやスリップノットは、どちらかと言うとインダストリアルの流れを組んでいると思ってます。
ナイン・インチ・ネイルズ→マリマン→スリップノット、それ以前のEBMが源流って感じですかね。
だからサンプラーがいるって話なんだと思います(勝手な考察です)

すみません💦長くなってしまいました。
この辺は僕のメインジャンルなので、どうしても熱が入ってしまいますねw
ご容赦ください!

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