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日本のヤバいバンドDJ

こんにちは。
僕ことハクです。

世界的にニューメタルが一大旋風を巻き起こしていた頃、日本でもヤバいバンドDJ達が姿を現し始めました。
とは言ってもこの頃の日本では、少しずつヒップホップの存在がアンダーグラウンドなレベルで浸透していた時代です。
日本のバンドDJ達は、どちらかというとゴリゴリのニューメタルではなくヒップホップ派生でした。
そんな日本のバンドDJ黎明期のレジェンドと、今につながる新生代に分けて紹介していきます。


▼外せない3人のレジェンド

①BOTS

ご存じドラゴンアッシュのDJ担当、ここから日本のバンドDJが始まったといっても過言でない人物です。
お茶の間レベルで「DJってなに?スクラッチやる人」というチェケラーを見せつけていました。
とは言っても初期ドラゴンアッシュは完全にパンクバンド、そこからのヒップホップへの移行にDJの存在は不可欠でしょう。
では音の方ですが、基本が詰まった秀逸なプレイとなっているのですが、スクラッチ以上にサウンドメイクが素晴らしいの一言。
「Let yourself go,Let myself go」のループをアート・オブ・ノイズの曲から作り出すのは天才すぎる。
他にも普通これやらないでしょっていう音を作りまくっていて...過小評価されている日本のミュージシャンの一人だと思います。

②SHUYA

ドラゴンアッシュの盟友、スケボーキングのDJ担当。
昔は何かとドラゴンアッシュ、スケボーキング、リップスライムでイベントやってるのを見ましたね。
本当に仲がいいんでしょうね。この3グループからそれぞれ人を出して「Steady&Co.」を結成してます。
高い声のボーカルがギター、低い声のボーカルがシンセを兼任しているので、ライブではその辺うまくバランスとってますね。
あと、リミックスを作ってるのはほとんど彼であると思われます...というかリミックスが大体本家のアレンジを超えてきますw
低い声のボーカルと一緒にアラシの「a Day in Our Life」作ってます。何気これが一番功績大きい気がします。

③TSUTCHIE

ヒップホップグループ「シャカゾンビ」のトラックメーカー。
ヒップホップグループでありながら、シャカゾンビが日本のバンドにもたらした影響は図りしれないものとなっています。
ブラフマンを始めとする、日本のハーコーバンド達とのコラボ、メンバーが経営しているファッションブランドがバンド界隈で人気など、橋渡し的な存在であったことは間違いないです。
僕はバンドDJっていう括りではなく、個人的に一人のミュージシャンとしてかなり彼は好きな部類です。
「虹」のトラックとか半端ないの作っちゃってて、笑いが止まりませんね。
バンドDJ的な話で言うとノーザン・ブライトとの「GET YOURSELF ARRESTED」がいい感じです。

▼新世代バンドDJ

④DJ Santa Monica

正直、新世代を僕は侮ってましたねw
一番最初にぶっ飛ばしてくれたのは「MAN WITH A MISSION」の彼でした。
まずテクが半端なくて、ドラムとタイマンしてるの見たとき、これはヤバいやつきたなと思いました。
後述する、オジロのメンバーとやりあう機会があるんですけど、そこでの音選びのセンスもえげつないです。
現代日本バンドDJの筆頭は、ぶっちぎりで彼だと思ってます。

⑤DANGER×DEER

おそらく、日本で最もニューメタルを継承していると思われるバンド「マキシマムザホルモン」の2号店という謎企画バンド「コロナナモレモモ」。
DJの彼を見たとき、僕はあることに気づかされました。
そうか、バンドDJも新世代突入したなということにです。
DJの役割自体がどんどん多様化しており、サウンドメイクの部分で深くかかわる存在になっている。
それはバンドDJとは関係ないことかと思っていたのですが、そうもいかなという事実を突き刺してくれました。
こういうサウンドもアリだなって思わせてくれる魔法みたいなものですね。

⑥KCEE

日本の新時代を代表するバンド「サチモス」のDJ担当。
正直サチモスが登場したときは、もうロックは終わったと思いましたねw
ロックを下地にはしてるものの、ジャミロクワイなどのアシッド・ジャズ、日本で言うとフライング・キッズなんかをルーツにしたおしゃれなサウンド。
時代の空気感も、あっという間にシティポップ第2世代的なシーンになっちゃったので...正直焦りました💦
ですが、そこにDJがいてくれたのはある意味幸いというか、少し安心しました。
DJの存在とかスクラッチの音が、時代の橋渡しになれてることを光栄に思います。

▼番外編

⑦DJ SN-Z&GUNHEAD

横浜最強のラッパー、マッチョ率いるオジロザウルス。
なぜかそのオジロがバンド編成でやっていくというので...マッチョが召喚した楽器隊がとにかく豪華すぎる。
ベース:武史(山嵐)、ドラム:Bunta(TOTALFAT)、ギター:YD(CRYSTAL LAKE)という日本ラウドロック界の雄が集結。
(そしてこの3人が、前述したDJ Santa Monicaと共演する企画がまた半端ない)
そこに、ご存じオジロのDJ SN-Z、トラックメーカーにGUNHEADを迎える。
GUNHEADがもはやN.W.A期のDr.ドレーですがな。サウンドメイクのほとんどは彼だそうです。

こんな感じですね。
どれも細かい部分を追求しようと思ったらいくらでもできるのですが...本当に止まらなくなってしまうので、この辺にしておきます。

それではまた。
アディオス!

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