【合法的に凝視できる】


【序文】

女の人の胸のふくらみあたりに、目がいってしまうのは、男のサガである。

しかし、あまりに露骨にジロジロと見るわけにはいかない。

ところが、胸の辺りに文字が入っているTシャツ!

男にとって、あれは大変ありがたい。

「なんて書いてあるのだろう」と文字を読むフリをしながら、合法的にオッパイのあたりを凝視することができるのである。

何か言われたとしても「いや、好きなブランドのTシャツだったもので」などと答えればよい。

もう一度言おう。
合法的にオッパイを凝視することができるのだ。

しかし、それが気に入らない女性の魔法使いたちが今宵、とある満月の日に集結したのである。

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