迫真BB部第9話解説&まとめ
※この記事は約10分で読むことができます。
はじめに
こんにちは、淫ク☆投稿者のさいとーです。ここ最近はクッソ長い記事が続いていましたが・・・第9話「決戦前夜」は作戦会議回。こんなこと作者が言っていいのか分かりませんが、あまり重要な場面はないので今回はいつもよりもボリューム少なめでお送りしたいと思います。よろしくお願いさしすせそ。
※今後の展開に繋がる重要なポイントや明らかな伏線となる場面は敢えて解説していません。ネタバレなしで読むことができます。
解説/小ネタ
BB部の部室には、彼らに協力してくれる仲間が続々と集まっていました。KMRは皆の前で幸月会の真実、そして彼らの作戦について話し出します。平野店長のジェット機で東京に向かっている田所たちは、リモートでこの会議に参加していました。
幸月会の計画ーそれはニコニコ本社を爆破することでした。全てのBBが保存されている本社を爆破することでBBMを撲滅させる。これは、前話でBBのエキスパートsyamuが言っていたやり方です。
しかし、そのままでは”オチ”という爆風が発生してしまうのではないか?と893組のタカダキミヒコは尋ねます。
これを解決するのが、彼らの集めていたBBエネルギーでした。彼らはBB展開装置を使ってニコニコ本社をBBの中に入れることでオチを防ごうと考えていたのです。第2話でRUは「BBの中にはこの世とは隔てられた別空間が広がっている」と言っていました。
そして、この計画の詳細が書かれていた書類は・・・第7話にて虐待おじさんが警視庁の中で見つけていたものでした。
BB展開装置/おじさんの書類について↓
しかし、このやり方には恐ろしい真実が隠されていました。繰り返しになりますが、ニコニコ本社は全てのBBが保存されている場所です。
つまり、本社が爆破されると・・・化け物だけではなく、自分たち人類を含めた全てのモノが消えてしまいます。
関西チャラ男たちは「人間からBBを奪うような幸月会が、この仕組みに気づいていないわけがない。」と言い切りました。
彼らの真の目的・・・それは、この世界を崩壊させることでした。
BBMの撲滅・・・つまり世界の崩壊までに残された時間はわずかです。田所たちBB部はこの恐ろしい計画を阻止するべく動き出します。
”スルシマ作戦”と名付けられたこの作戦は、BB展開装置を使って自分たちのタイミングで本社をBBの中に入れ込み、これをRUの持っている八卦炉零式で複製するというものでした。
八卦炉零式は、他の全てのモノとは違い、そのデータがニコニコ本社に保存されていないという珍しい物でした。つまり、それ自身がデータを保存する”小さなニコニコ本社”のような役割をしているのです。
KMRたちと合流した田所とRUー久しぶりにBB部が全員が揃います。AKYSさんのことを思い出し、再び落ち込みそうになったKMRを励ましたのはなんと田所でした。
SIKちゃんを悲しませまいと嘘をついていたKMRたちでしたが、彼女は本当のことを知っていました。それでも、二人の兄妹はAKYS先生のためにも前に進むという決意をしていたのでした。
そして、彼らは士気を高めるためにもささやかな前夜祭を行います。第5話で田所が「無事に帰ってきたら、皆でラーメンパーティーするぞ!」と言っていたことを、KMRたちは忘れていませんでした。
これは、シャワーを浴びた田所とRUが話し合う場面です。ここで、RUはまた衝撃の事実を告げます。それは、田所の幼い頃の記憶がBBとして八卦炉零式に保存されているというものでした。
そして、彼女は「それは思い出したくない記憶かもしれないが、思い出したくなったらいつでもそのBBを展開する」と言いました。
過去の話でも言及されていますが、田所の記憶は断片的で曖昧でした。父親の面影や母親がいなくなってしまった理由など、幼少期に過ごした時間のほとんどを彼は忘れていました。
※ここで幼少期の記憶=BBを奪ったのはRUではありません。彼女と出会う前から田所の記憶は抜け落ちていました。
いよいよ、作戦が始まりました。関西チャラ男たちはCTV☆のメンバーと協力して”幸月会の真実”をテレビや大型ビジョンでバラまいています。BB部のメンバーもそれぞれ指定の場所に向かおうとしていました。
幸月会の真実を知った田所。かつてUDKと同じようにこの世界を憎んでいた彼は、今世界を救おうとしていました。
絶望の淵に立っていた、あの日思ったこと。遠野のために何ができるのか、そして彼に救ってもらった人生の意味とは何なのかーその答えを彼は見つけていたのかもしれません。
BB部を語る〜悪かった点について〜
さて、今回も完全に自分のためだけにこのまとめを書き残そうと思います。今回は、作品全体を通して悪かった点をまとめます。
前にも書きましたが、自分はすぐに満足してしまうタイプなので、そんなだらしねぇ自分に鞭を打つためにも今回はいつもより辛口でお送りします。
※これは、シリーズを作り終えた感想や反省/自分が見返した際の備忘録として書いています。(つまり、有用なことはほとんど書いて)ないです。
①日常芝居のレベルが低い
前回の”BB部を語る”ではストーリーをセリフだけで進められた所が良かった・・・と述べましたが、その反面意味のわからない/つまらない会話が生まれてしまいました。寒いギャグならまだしも、そもそも筋が通っていないナンセンスな展開が多すぎたことは大きな失敗だと思います。
見てくださった皆さんも「やりたいことは分かるんだけど、ちょっと・・・(センスが)ズレてるかな」と感じた場面は多いかと思います。
②動画時間が長い
単純に動画時間が長すぎです。そして、その大半の時間が上で書いた”ナンセンスな展開”で埋め尽くされているので、視聴者さんも飽きてしまったのではないでしょうか。どんなに手の込んだことをしても・・・所詮は淫夢動画。くだらないものに時間を費やすほど、現代人は暇ではありません。
しかし、内容がメチャクチャ面白いものは逆に動画時間が長い方が喜ばれることも事実です。反省としては、自分のクッソ低いレベルを過信せず素直に動画時間を短くするべきだったと思います。
③ディストピアであることが伝わりづらかった
この作品で一番強調しておきたいポイントは・・・化け物によって破壊され謎の組織に支配された日本という舞台です。この厳しい世界を前提に、前を向いて歩き出す主人公たちを描いていました。
しかし、このディストピアが伝わらないと作品はたちまち意味の分からないものになってしまいます。田所たちの旅路やRUの”手にいれる”行為がその典型例です。
これが伝わらなかった大きな原因も、やはりくだらない日常芝居が多すぎたせいで”緊迫感のないほのぼのした物語”という印象を与えてしまったからだと思います。
淫夢くんを探せ!
さて、今回淫夢くんはどこに隠れていたでしょうか。もう、忘れてくれ・・・こんな淫獣。
正解は・・・こちら!
OOESNRにジャックされた・・・渋谷大型ビジョンの下に隠れていました。
おわりに
以上、第9話「決戦前夜」の解説でした。正直、作戦会議回はあまり変化がなく、つまらないものになってるんじゃないか?と心配でしたが・・・ニコニコでは思ったより再生数が伸びていて驚きです。退屈させないように細かい仕掛けをたくさん入れたのが効果的だったのかもしれません。
次回は、いよいよ”スルシマ作戦”が始まります。田所たちの辿りゆく道、ぜひ最後まで見届けてもらえると嬉しいです。それでは、次は最終話の解説で。フラッシュ!