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【雑記】舞台「隠し砦の三悪人」を観劇しました。(櫻坂46小林由依さんの導きで、観劇初級者明治座へ)

【 舞台の内容についてまあまあ書いてあります 】

舞台「隠し砦の三悪人」

上演台本・演出:横内謙介
原作:黒澤明、橋本忍、小國英雄、菊島隆三「隠し砦の三悪人」(Wikipedia参照)
2023年7月28日(金)~8月13日(日):明治座
2023年8月24日(木)~8月27日(日):新歌舞伎座


 7月30日(日)、明治座へ!
 私は東京出身ですが、初めて明治座を訪れました。こういう機会をつくって頂いた櫻坂46ファンクラブ一次先行受付メールに感謝です。一介のファンとして今までライブしか行ってなかったのですが、今回、ライブ会場から飛び出してこういう場所にも馳せ参じている自分に対しもう一歩進んだ推し活にもついに手を出したな自分と客観視しました。(まわせ経済!)予約時に、どの席にしようかとても悩みましたが、迷った末にA席にしました。8,800円です。それが観劇初級者である私にとって高いのか安いのか購入時には分からなかったのですが、少なくともA席よりランクが低い席だと後悔していたので良かったです。「初めての体験には金に糸目をつけるな」という教えをどなたから伝授されて以来、そういう方針で生きてきたつもりですが、その時はお値段が一番高いS席を買うのを躊躇してしまいました。(11,000円!)まあ自分はそういう器だったと潔く諦めるとして。さて、当日ですが、水天宮前駅からてくてくと明治座目指して歩いて行きました。晴れていました。水天宮……日本橋あたりに行くと、〈加賀恭一郎〉シリーズ(東野圭吾さんの代表的なシリーズの一つ)をいつも思い出します。「新参者」「麒麟の翼」等懐かしいです。
 これが明治座ですか!

明治座

 これが「のぼり」ですか!

小林由依さんの「のぼり」

「隠し砦の三悪人」、ポスターを一枚頂きました!

屋外にある掲示板

 私が観に行ったのはお昼の部だったので、なかに入る前に近くの牛丼屋で昼食を済ませました。(明治座の1階にもお食事できる場所がありましたがこれまた躊躇。)腹が減っては舞台を観れぬ、です。まだお昼前だったので空いていました。ご飯を食べた後、ついに明治座のなかに入りました。すごい歴史と趣を感じる建物でした。どうやら創業150周年らしいです。私からするととてつもなく大先輩です。エレベーターに乗って上を目指しました。売店が何軒もあります。お土産からお洋服まで。お弁当も売られていました。これがいわゆる幕の内弁当なのかしら……と少し高揚しました。トイレも清潔でした。ありがたいです。すっきりした後、「隠し砦の三悪人」のパンフレットを一部買いました。上演前にそれを読んでいるとネタバレのような記述を見つけてすぐ閉じました。(1958年の作品にネタバレもくそもあるかい! 慎め!)それにしても、私が座っていたところはファンクラブ会員のエリアなのか、何となく私と同じような風貌、観劇初心者っぽい空気感の人がまあまあいました。そのなかには、櫻坂46のツアーTシャツを着て、上演前にスマートフォンでユニゾンエアーをしている猛者がいて、(これは観劇のマナーとしてどうなんだろう……。ゲームはまあ……として、観劇する際のドレスコードが表向きには示されていないとはいえ……自分の出所を明らかにするTシャツを着ていて何の得があるのだろう……。タオルを掲げないだけマシなのか……。)と15分くらいモヤモヤしていました。上演が始まると、その彼は双眼鏡……ではなくてオペラグラスかな、それを構えて小林由依さんが舞台に登場するとそれを駆使していました。羨ましいなあ、と思いました。ああ、いかんいかん、舞台に集中せねば! ということで、あとは舞台に没入することにシフトしました。また、第一幕と第二幕の間に「幕間」という休憩時間が30分ありました。少しストレッチしたりトイレに行ったりと有意義に時間を使いました。第二幕以降も、最後まで固唾を吞んで見守りました。最後の締めに高揚感が最高潮。スタンディングオベーション。すごかったです。

■舞台についての感想
 風間俊介さん六角精児さんの掛け合いが、面白かった! 緊迫感があるなかでの一つの清涼剤のような空気感でした。アドリブすごい。あと、原作に忠実らしいという意味で何とも言えませんが、二人が姫を襲おうとするシーン(男っ気が多いからこそのあの展開)には多かれ少なかれ私は目が泳いでしまいました。
 あと、印象的だったシーンは、「六郎太と田所兵衛の果し合い」と「火祭り」です。もちろん大団円もそうですが、この二つのシーンがすごい惹き込まれました。拙い書き方になりますが、前者はくるくる回る舞台上で殺陣を繰り広げる演出が凝っていて面白く、後者は「祭り」感満載なうえに小林由依さんの歌声に改めて聞き惚れたからです。
 原作……黒澤明監督の映画も観ないとな! と強く思いました。観ます。

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