見出し画像

『現代詩人探偵』

【 ネタバラシはありません 】

『現代詩人探偵』

著者:紅玉いづき
出版社:東京創元社
発行年:2016年3月11日


(内容紹介)
とある地方都市で、「将来的に、詩を書いて生きていきたい人」が参加条件のSNSコミュニティ、『現代詩人卵の会』のオフ会が開かれた。互いの詩の合評を行い、現代詩について存分に語り合った九人の参加者は、別れ際に約束を交わした。「詩を書いて生きる志をもって、それぞれが創作に励み、十年後に詩人として再会しよう」と。しかし約束の日、集まったのは五人。ほぼ半数が自殺などの不審死を遂げていた。なぜ彼らは死ななければならなかったのか。細々と創作を続けながらも、詩を書いて生きていくことに疑問を抱き始めていた僕は、彼らの死にまつわる事情を探り始めるが……。
生きることと詩作の両立に悩む孤独な探偵が、創作に取り憑かれた人々の生きた軌跡を辿り、見た光景とは? 気鋭の著者が描く初のミステリ長編。


 再読ですが、今回も読んでいて息苦しくなる瞬間が何回もありました。それでも、それだからこそ……! という気持ちにもなりました。
 あと、ここ最近は詩をほとんど読んでこなかったので、機会をつくって読んでみようと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?