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『2017本格ミステリ・ベスト10』

『2017本格ミステリ・ベスト10』

編著者:探偵小説研究会
出版社:原書房
発行年:2016年12月10日

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 2016年にタイムスリップです。
 1位:『聖女の毒杯』 井上真偽/講談社ノベルス
 2位:『図書館の殺人』 青崎有吾/東京創元社
 3位:『ジェリーフィッシュは凍らない』 市川憂人/東京創元社
 あー、『聖女の毒杯』は興奮したなあ、『図書館の殺人』も良かったなあと思い出しました。以下30位まで見ていくと、リアルタイムで読んでいたのが何冊かありました。『真実の10メートル手前』(米澤穂信/東京創元社)、『静かな炎天』(若竹七海/文春文庫)、『臨床真実士ユイカの論理』(古野まほろ/講談社タイガ)、『アンデッドガール・マーダーファルス1』(青崎有吾/講談社タイガ)、『希望荘』(宮部みゆき/小学館)……どれも楽しい読書体験でした。また、3位『ジェリーフィッシュは凍らない』と『わたしの隣の王国』(七河迦南/新潮社)、『遠い唇』(北村薫/KADOKAWA)はその年に買ったものの積んでしまい、最近読んだなあと。積ん読のなかから『ノッキンオン・ロックドドア』(青崎有吾/徳間書店)が、「ぼくも読んで!」と語りかけています。ああ……。で、海外本格ミステリは毎度参考になります。国内で精一杯なのですが、情報としてインプットするだけではなく、ちゃんと本も読まないとなと思いました。
 そして、刊行20周年拡大版ということで、「20年分の本格ミステリ・ベスト・オブ・ベストランキング」や、映像・コミック・ゲーム等の20年分の総括なども掲載されています。例年以上に資料的価値があって、読んでいてい興味深かったです。(ここに紹介された作品を読んだ気にならないようにしないと……)

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