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『2018本格ミステリ・ベスト10』
『2018本格ミステリ・ベスト10』
編著者:探偵小説研究会
出版社:原書房
発行年:2017年12月12日
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2017年にタイムスリップです。
1位:『屍人荘の殺人』 今村昌弘/東京創元社
2位:『狩人の悪夢』 有栖川有栖/KADOKAWA
3位:『名探偵は嘘をつかない』 阿津川辰海/光文社
とにもかくにも、1位の『屍人荘の殺人』がとても話題になっていた記憶があります。(そういえば、まだHuluで映画を観ていないなあ……)そして、『名探偵は嘘をつかない』も買ってすぐ読みました。逆転裁判的展開、微笑ましくもあり愉しくもありました。その他にリアルタイムで読んでいたのは、ドラマ化もされている11位『探偵が早すぎる』(井上真偽/講談社タイガ)、古典部シリーズの16位『いまさら翼といわれても』(米澤穂信)くらいでしょうか。振り返ると、ぜんぜん読めていない年でした。
また、この年は新本格ミステリ30周年特集号ということで、法月綸太郎さん、三津田信三さん、青崎有吾さんによる「三世代座談会」や「新本格30年の歩み」などが掲載されていて、なかなか興味深かったです。特に「新本格30年のあゆみ」は、歴史の振り返りという意味で、当時を知らない私にとっては勉強になります。
〇装幀大賞座談会
毎年おもしろいです。装幀に関わる方々はすごいです。
〇海外本格ミステリ・ランキング
ランキングに挙がった10冊のうち、当時も今も1冊も読んでいないという……。『13・67』(陳浩基/天野健太郎 訳/文藝春秋)を近いうちに読もうと決意しました。
〇2017年の本格ミステリゲーム
なんといっても『大逆転裁判2』が発売した年です。本誌でも言及されていますが、確かに〈逆転裁判〉シリーズ中でも一、二位を争う仕上がりになっています。『大逆転裁判』で明かされなかった謎も含めて色んな伏線が回収されていくさまをプレイしてすごい興奮した覚えがあります。
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