『新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』

『新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』

著者:田村圭介 上原大介

出版社:SBクリエイティブ (SB新書)

発行年:2016年3月15日

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 新書における「〇〇はなぜ~~のか」というタイトルで一番有名なのは、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』だと個人的には思っています。(ミステリだと『人形はなぜ殺される』だと思います。)

 それはさておき、本書は4年ぶりの再読です。渋谷駅やその周辺の再開発がここ最近では目立っていますが、改めて新宿駅について目を向けてみようと読み始めました。私自身、新宿駅というダンジョンを全て把握していません。さながら攻略本を読んでいるかのような感覚でした。また、RPGスマホアプリ「新宿ダンジョン」の開発者と、ターミナル駅に詳しい大学准教授がタッグを組んで、本書を完成させているのが面白いです。「新宿ダンジョン」というアプリはプレイしたことないですが、それを完成させるために新宿駅を踏破していく様子を追っていると、そのガッツを自分も見習わないとなあと思いました。そして、新宿駅地下通路を、ナスカの地上絵よろしく「田ラみ」という文字に置き換えた田村准教授も着眼点が鋭くて恐れ入りました。

 第7章で「東西自由通路」のことが言及されていたので、新宿区のホームページを確認すると、「新宿駅東西自由通路が開通しました ~新宿駅周辺における東西の移動がしやすくなります~」( https://www.city.shinjuku.lg.jp/soshiki/toshikei01_002133.html )というお知らせを見つけました。2020年7月19日に開通したようです。今年はコロナ禍の関係で東京に頻繁に戻れていないため、この東西自由通路はまだ利用したことがありません。東京に戻った際、この通路を通ってみようと思います。

 新宿駅も日に日に様変わりしています。恐るべし!

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