『コロナウイルスの終息とは、撲滅ではなく共存』

『コロナウイルスの終息とは、撲滅ではなく共存』

著者:池上彰 +「池上彰緊急スペシャル!」制作チーム

出版社:SBクリエイティブ (SB新書)

発行年:2020年8月15日

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 巻末によると、

■本書は、「池上彰緊急スペシャル!~世界を変えた新型コロナ 未来を生き抜く私たちの闘い~」(2020年5月31日放送)の内容から構成し、編集・加筆したものです。

 ということです。

 最近は録画しているもの以外のテレビ番組を見なくなってきたので、こういうのはとても助かります! ……うん、現状から鑑みて薄々気づいてはいましたが、「撲滅」は思い上がりで、とるべき道は「共存」ということですね。事態はそう簡単に好転しないのは、連日のネットニュースで分かってはいました。現実を直視します。

 さて、本書は新型コロナ流行の経緯や日本・諸外国の対応、抗ウイルス薬・ワクチンなどについて、わかりやすく解説されています。そもそも、ウイルスと細菌の違いも分かっていませんでした。勉強になりました。

 また、帯には、「第2波で死亡率10倍!?」という一見煽り文句のような文章が書かれています。しかし、感染症の歴史を紐解くと、そういうケースも想定できるのでは? ということらしいので、ただ闇雲に不安にさせているわけではない、ということが読んで分かりました。

 とにもかくにも、第2波、来てほしくないです。

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