『珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは』

【ネタバラシはありません。】

『珈琲店タレーランの事件簿3 心を乱すブレンドは』

著者:岡崎琢磨

出版社:宝島社(宝島社文庫)

発行年:2014年4月7日

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 シリーズ3作目。珈琲店タレーランのバリスタ切間美星は、関西で行われるバリスタの大会に出場することに。そこで数々の事件が発生。犯人は出場者や関係者のなかにいるのか。そして、絡み合う過去の事件。大会の存続やら何やらのために、探偵役を買って出た切間バリスタは真相を解明できるのか……。というのが、本書のざっくりしたストーリーです。今までの2作は連作短編集でしたが、今回はバリスタ大会を舞台にした長編小説です。見取り図を見てるだけで楽しい。謎が解けたときの驚きと、副題の意味が分かったときの感情が何とも。今まで読んできた3作のなかで、本書が一番好きになりました。

 本書を読むまで、こういう大会があるとは知りませんでした。見てみたいです。


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