自然が教えてくれること①。
白山ウォルドルフコミュニティ
バンクーバーメンバーのあしざわのりこです。
いつものように雨のバンクーバーです。
綺麗に紅葉した木々が枝を擡げてますが
それはそれで風情があります。
秋の色は、本当に美しいです。
先週、にじと白山オンライン講座で
”おうち作り”についてお話しさせていただいたのですが、
講座が始まる数時間前に、二週間寝かせた、あるものの蓋を開けました。
あるもの、とは
”おひさま染め”と言って、火を使わず(つまり煮込まず)おひさまの温かい日差しでじっくりゆっくり染めていく技法で漬け込んだ毛糸の入ったガラス瓶です。
英語でSolar Dyeingと言うと、正直あんまり興味沸かなかったのですが
”おひさま染め”と手仕事の先生が訳した言葉を聞いて、一気に『やりたい!』と私の意志力が動きました。
言葉って大事ですね。”おひさま”って言葉に弱いんです。
実は染めてる間の二週間、私の心はとってもドラマチックでした。
今日はその時のことをシェアさせていただけたらと思います。
まずは、色の元となる植物選び。
庭に行って、私の”頭”は考えます。
これを使ったら、濃い緑になるかな。
よもぎで、若草色が欲しいな。
以前、カナダの先住民の方々が、杉の葉で綺麗なピンクの染物をしていたのを思い出し『ピンク欲しい!』と米杉の葉もカゴへ。
夏のように植物に勢いがない中で、選んだのは三種類
よもぎ(葉と茎)
真弓(葉と、赤い実)
米杉 (葉)
そこにちょっとのミョウバンとお湯を入れて毛糸を漬け込みます。
雨の多いバンクーバーの自宅の窓際でほんのちょっとのひだまりを集めて
おひさま染めが始まりました。
この時点で、私は出来上がった毛糸を想像し、それを使って何を作ろうかと、並んだ瓶を見てワクワクが止まりません。
ところが
朝起きて色チェック。
変化なし
仕事から帰ってきて色チェック。
変化なし
。。。。。。
数日この繰り返し。
期待が大きい分、変化のなさに徐々に疑問が湧いてきます。
あれ?
これ、合ってる?
染まらない植物選んじゃった?
こんなはずじゃないよね?
”頭”はぐるぐる。
瓶をシャカシャカ振ってみたり。手で瓶を温めてみたり。
ここから、このおひさま染めの瓶は私にいろんな気づきをくれることになります。
また続きを書きますね。お付き合いください。
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