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しあわせの織りもの

バンクーバーメンバーののりこさんの娘さんが石川に来ており
奥能登国際芸術祭の最終日、
一緒に能登半島をドライブ、
そして整え中の私たち夫婦の拠点に宿泊してもらいました。

彼女は大学生、
バンクーバーの地形。ファーストネーション(先住民)の人たちのこと。
彼女がとりくんでいる、マッピングのことー
三次元・ときには四次元のものを二次元に表わす地図は
作り手の意識を反映せずにはいない、
意識的に意図をもって地図をつくる・地図をみるという彼女の学びの話ー

すべてがとても興味深くて。
次の日は、七尾で茅葺屋根の家を修繕している友人宅へ。
職人さんたちとバーベキュー。

金沢の、白山メンバーの家族たち、そして能登の私の友人たち
それぞれ、
暮らしをつくりコミュニティーをつくっている人たちが紡いでいる横糸を
バンクーバーからやってきた彼女がタテ糸のように
ひとり一人と出逢って繋いでいく。

ルドルフ・シュタイナーがつくった週ごとの瞑想のことば
「たましいのこよみ」略して「たまこよ」は今週第32週。

Ich fühle fruchtend eigne Kraft
Sich stärkend mich der Welt verleihn,
Mein eigenwesen fühl icn kraftend
Zur Klarheit sich zu wenden
Im Lebens-Schicksalsweben.

私は実りゆく自分の力を感じる。
その力は強くなりながら まわりに向かって行動できる自分をつくる。
自己の存在が力に満ち溢れ
私自身がはっきりとしたものに向かっていく。
人生の運命の織り成すなかで。 (鳥山雅代訳)

「運命」Sicksalーこの言葉を、
私の大好きな訳者 鈴木一博さんは「仕合わせ」と訳しています。
そして、シュタイナーはこの「運命」を、織りものとして表現しています。

「仕合わせ」の織りものは、ひとりではつくれない。
あなたの運命の糸、私の運命の糸。
それぞれはまっすぐに、自分の道を行くなかで、一緒に織りなす
しあわせの「織りもの」。

それは、氣づけば織り成されているものなのかもしれません。
そして、これを読んでくださっているあなたの糸も、
しらずしらず一緒にひとつの今このときの織りものを
織り成しているのかもしれないですね。

*写真は奥能登芸術祭の作品
ーSometing else is possible ほかに何かできるー

いしかわメンバー たやよしこ でした☆

*白山ウォルドルフコミュニティでは毎週火曜日日本時間12時半~
一緒にたましいのこよみをよんでちょっとおしゃべりの「たまこよ倶楽部」を開いています。オンラインです。ご興味ある方ご連絡ください。

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