見出し画像

踊るジュエリーアイス

#ice #jewelry #flow #life #art  #earth  #discovery  #japan  #大津海岸  #豊頃町 #hakuphotoart

初めて北海道大津海岸にジェリーアイスを撮影に行った時は実は胸まで波をかぶった。

瞬間で全ては凍りつき濡れた感覚はなかった。しかし後からカメラが壊れたことが発覚。そう凍りついた瞬間はわからないが、その後宿に帰りカメラもあったまると凍りついたものも解けるわけだ。そんな痛い思いを経験して二度目の撮影。海の撮影は環境がらなれてるのだが、やはり太平洋大海原 波の大きさは違ったのだ。今回は随分と気をつけた。初めての場所だとこういうことがわからないものだ。そんな二度目も膝までは波をかぶったが、セーフ、膝までの長靴を履いていたのだ。。。現地で購入してよかった。ジュエリーアイスは流氷とは違い、川の河口でできた氷が海に出て、波で海岸に打ち上げられていくのだ。ただ、これも河口で氷はあっても、波のシケ状態でたくさん上がるか?どうかは全く読めないものである。地元の人ですら予測は難しい。そんな中で私が飛んで行ったのは ある程度地元の方とのコミニケーションの中でフライトを決めた。飛行機の中でも隣にいた観光客は網走の流氷を見にいくと言われていたが、大津海岸のことは知らなかった。

画像2

この氷の違いを書いておこう。流氷は海の塩水で凍ったもので透明度はない。ジュエリーアイスは川の真水で凍ったものが海に出て打ち上げられるので透明度が美しい。ここで流氷とは違うものだと認識をしてほしい。

この暖冬で年々、この海岸に打ち上げられる氷は減っているのが事実だ。しかし、こんな美しき地球がこの日本にあるのだ。

画像1

まだ大きく観光にされてないが 毎年徐々に増えていってる。それも確実に私自身も今年感じたものだ。以前はトイレもなかったが今はちゃんと整備してトイレも、あったかい飲み物食べ物も手に入るジュエリーハウスも朝7時からオープンしてるのはありがたい。運が良ければ アザラシとかオオワシも見れる場所だ。マイナス20度 30度の世界に数時間もいたら 何よりあったかいものを体に入れたくなる。ありがたい存在である。こういう場所を提供してくれてるのも地元の人たちだ。こんな環境で守られて今年は撮影ができた。この海岸を半分だけ撮影しながら帰っても3時間はゆうにかかってる。そう自分は凍りついてるのだ。それも海岸の半分。ある程度いくとそこが大地の上か?? 氷の上か?わからなくなる。 用心して一歩を踏み出す。早朝、夕方と毎日歩くと それはそれはものすごい運動量だろう。私は夜内の人と電話すらできないくらい、バタンと寝おちていた。こんな過酷な環境でも、そしてまだこの同じ日本でこんな美しいものが観れるのだ。同じ水でできてる流れる水と氷。そして光の共演。毎日が同じ演目はない、ドラマが目の前にある。

画像3

私はこの時代に同じように生まれ出てこの地球を体感できることを、感謝と敬意で感じてる。そこに必ず、同じ時代にここにいる人が存在して、関わり合ってこそこの体験はできるのだ。毎朝、日の出と海から打ち上がった氷を撮影するのに、朝は目覚ましとの格闘だ。どんなに真っ暗でも動く。とにかく服を着込んですぐに車のエンジンをかけて、出れるように準備する。

毎日、出会えるこの地球の宝物 ジュエリーアイスと海水の演出には脱帽!

ありがとう、大自然よ

そしてこの自然を壊さないように、今私たちはできることをしていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?