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夏よそろそろ去らないか

先日、涼しい日が二日ぐらい続いて、「ああ、秋がそろそろだ。夏の終わりと初秋が混じり合う季節は一番いい時季だな……」なんてしみじみし、「今シーズンで食べるのも最後だろう」と冷麺を作った。

ゆで鶏に温泉玉子、生野菜と水キムチ、かぼすの薄切りも添えてさっぱりといただき、「夏よ、さようなら」なんて気持ちが高まったところで思いっきり夏戻りである。会う人、会う人「朝晩はいくらか涼しいですねえ」と話を始める。そう、みんな昼がつらいのだ。昨日は最高がうちのほうで35度だった。

広尾で仕事があり、15時過ぎに終わる。このあたりも久しぶり、散歩にいいエリアが周囲に多いので楽しみにしていたが、暑くてそれどころじゃない。結構がっかり、久しぶりに青山あたりまで歩きたかったな。

せめてもナショナルマーケットと明治屋、ディーン&デルーカをのぞく。広尾のディーン&デルーカはカフェスペースが広くて、ランチタイムはデリやキッシュにサンドイッチなどのセットがいただける。

ナショナルマーケットのハロウィングッズ売り場が楽しい。ビニール製の小さなどくろの飾りがなかなかキッチュで欲しくなるが、ツレの嫌がる顔が浮かんで棚に戻す。ポロねぎが安い、夏戻りだしヴィシソワーズでも作るか……という気になる。ぽん酢とごまだれを購入、エノテカ本店でワインも1本。

エノテカ本店にはバースペースがあり、優れたワインを手頃に試せるのがうれしい。店内のワインを買ってここで楽しむなんてことも可能。抜栓料が1本千円というのも良心的だと思う。生ハムやオリーブなどの軽いおつまみもあり。


このシャブリが好みで最高すぎた。忘れられない。

帰り道、重陽(ちょうよう)の節句であることに気づく。
SNSを見たら友人の落語家、桂吉坊さんが菊酒を飲んでいた。


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