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ICHI FES 2021を終えて。

2021年10月6日。
今ありありとここにある感情を、そのまんま残したくって描く。

2021年10月2日〜10月3日。
ICHI FES 2021が無事開催、終了。

リフレッシュ休暇(5年働いた人がもらえる連続休暇)をここに入れて、フェス後に3日間休みを確保した自分をほめたい。
それくらい日常というものは一瞬で戻ってくるみたいでね。

生活を整えつつこうして「味わう」ためには
時間がある程度必要なのです。

そこをおろそかにはしたくないなと思うわけです◎
月末月初でこのタイミングで休ませてくれた会社の皆さまには感謝~
あと二日木金は社畜決定。笑 
おうおう、社内外みんなめっちゃ連絡してくるやん待ってや~ ってなっている。笑

はっきり言って。
仕事観のアップデート。さらに。笑
あ、こっちに身を置きたいのかも、となった。
でも私の場合は100%そうしたいっていうのではなさそうなのやけども。
概念として前からつかみかけていた
「本番があること」「ステージ」「全員で作り上げる」「円陣」「おつかれさまの打ち上げ」「うれし涙」
この辺が関係していると思われる。

そして「音楽」「映像」「照明」「空間」この辺りを扱っていること。
アーティストさんというプロの方々、各テクニカルのプロの方々、、こういった人達と一緒に仕事をすること。。
人と人の関係性、ご縁、プロのクオリティ。。。。
お客さんに満足してもらいながら作り手が楽しみきっていること・・・
おうおう、ってなってきた。
これからの自分の人生に毎年進化し続けるフェスが絡んでくると思うと、、え、楽しすぎひん?ってなった。
フェーズが変わるごとに関わり方や求めること、色々変わりそうな予感はしている。
でもライフワークとしてこれがあることの豊かさやばくないか?と。
そしてイチフェスはあくまでも場であり、プラットフォームに過ぎず、ここの舞台に向かうプロセスやそこまでの作りこみ方で、なんか見える景色変わるやろうなあっていう直感がよぎったよね。

なんやろう、勉強のためにもたくさんフェスに出かけたいなあって思った。
フェスの楽しみ方やみかたがまた変わる。
ほんでこれはきっとフェスに限ったことではなく、イベント・仕事・会社・働き方・生き方に通じるものやなあって思う。

これはチームとして動いた最中でも結構思った。自分がどういう関わり方をしたいのか、どんな思いをもってここにいるのか、本心を扱うことがこのチームの一番の強みだったのではないかと思う。

だれひとり、本番直前まで自分の本音を置き去りにして押し殺すことはなかった。
それは全体MTGで訪れた。メンバーが嘆いてくれた。そしてそれは忙しさや忙殺されている状態の自分は拾えていなかった声だった。おのずと役割がこれやから、会場に行くことを許されていたけども、そうじゃなかったら。自分には何が残っただろうか。。そしてそれをどう扱っていたのだろうか。本当にやりたかったことはこれじゃない。正直分断を生んでしまった、とも思う。仕方ないの一言で片づけられるものではなく、まず役割の各々がまっとうしてくれたこと、これにリスペクトを送りたい。本気で。誰も投げ出さなかった。そして皆健康で笑顔で一旦締めくくられた。これが本当にかけがえのないことやなあって思う。全部第一回目から順風満帆にすべてが完璧にいくわけなかった。でも乗り越えないといけない壁はたくさんきた。そしてその度にみんなで話し合って、気持ちを伝え合ってきたように思う。その話せる土台を、時間の過ごし方を、いちばん大変すぎるどりちゃんとゆうやさんがずっとホールドしてくれた。本当にありがとう、、✨

▶第一の壁
MTG入ったはいいけど仕事ない問題。笑 関わり方、熱量不明問題。笑 どうしよう、どう動こう?どう貢献しようかって話。見知らぬ人とのMTG、身動きのとり方が不明なほどソワソワすることはない。サブで入ったはいいものの、少しずつもらいながら、自分がどこまでつっこむのか、やり取りが途中・その先のタスクも鮮明でないままはやっぱりどこか宙に浮いていたように思う。そんな中でまったくやることを知らなかった、「クラウドファンディング」という第二波がやってくる。

▶第二の壁
え、そんな金額を短期間で集めないとだめなのか。覚悟が決まったのはしげりこと朝MTGで話してからかな。もう必死すぎて最後覚えていないかもしれないw
ただ結果から言うと400人知り合いに連絡をした。そして色んな反応をもらった。みんながそれぞれ自分に向き合って、素直に気持ちを返してくれることがギフトすぎた。リアルに泣いた。ほんまに連絡とるの数年ぶり、の方もいたし、関係性まだ構築しきれていないまま、どんな熱量でいくねんって感じやったやろうし、あの時って正直「必死」すぎて周り見えてなかった節もあった。それでお母さんとも衝突した。笑 でも乗り越えることができた。やっぱこういう人間で、こういう生き方したくって、こうやって周りの大事な人と関係性紡ぎながら生きていきたい人生なのだと確信した。そしてほんまにここの目標は、このメンバーで超えないと一生後悔するしこの後の開催や成功に響くって直感が走って、ラストスパートもかけた。それでほんまに第一目標も本来のゴールも超えちゃうもんだから・・・びっくりした。人の気持ちって、エールって形になるとこんなに嬉しいのやって。お金の使い方の概念も変わった。クラウドファンディングへの見方も。「こんなことになるとは思っていなかった、パート1」 

▶第三の壁
そしていよいよフェスまで二か月になってきて、アーティストチームでMTGしたりいよいよ本格打ち合わせに入っていこうかとした矢先。一緒に担当していた子が忙しくなって、仕事量の分担が変わってくる。ほぼメインみたいな。第三の壁がやってくる。オリンピックは無事開催されたけど、情勢が落ち着かなさ過ぎてもう一回圧がかかった。大きなブレーキが。それは無視できるものじゃなかった。そしてどりちゃんとゆうやさんがオンライン開催変更への提案、MTGの場を設けてくれた。そこでかなり意見が衝突した。リアルやハイブリットでなんとかできないか、という意見とオンラインで行こうという人と。私は世の中の圧を感じたときに、友達や先輩をぜひ来てください~と呼びかけができなくなっており、その時からもう悟っていたのかな、と思う。そして来年につなげるVOL.0だなと。「今年は」「今年だけは」オンライン開催ねって。その覚悟がどこかで固まっていた。だから動じなかった割と。それよりもオンラインで形にするためにやることやっていかな間に合わへん、ということだけ思っていた。から。でも誰もそのMTGのこと、議論することをないがしろにはしてなくって。皆がどう思っているのかを声に出す場・時間を取ってくれて。それであらためて動き出すことになった。

▶第四の壁
オンライン開催になり、それのコンテンツを急ピッチで詰めないといけなくなった。どんだけ根詰めてMTGするねん?終了が深夜をまたぐこともめずらしくなく、形を詰めてスケジュールを組み立て初めて、やっと情報として出せるところまでになり、同時にライブステージも組み立てはじめ、輪郭が見えてきた感じ。でもタイムテーブルって難しすぎて何回もワープするし、足りひんくなるし、現実厳しいとかなるし、各コンテンツだって誰がどう担当するか、人の配置は、シフトは、当日とそこまでの動き方は、準備物は? でも広報もしなきゃ、チケットもお伝えしなきゃ、とてんこ盛りワールド。笑

▶第五の壁
企画チームでMTGしてアーティストさんとの打ち合わせの準備、資料作成引継ぎもして全部同時並行。笑 平日のお昼間に入ることもあって、もう頭のチャンネル何個切り替えてやってたんかな。笑 この時期無事乗り越えた自分に拍手。みんなそうやろうけど9月ほんまに怒涛オブ怒涛やったと思う。拍手。やることと、自分の気持ちが追い付かない人と両方いたやろうなと。「こんなことになるとは思っていなかった、パート2状態」やったな。タイムテーブルや微調整だけじゃなくって、進行表・香盤表・MC台本・テロップイメージ・コンテンツ準備・ワークショップ準備・当日まで&当日の動き・・・・見据えられるわけなかったw 深夜にも関わらず電話に出てくれるゆうやさんとか、チェックしてくれるどりちゃんに助けられ、、下書きみたいな資料をもらってやっとイメージを膨らませつつ、形にしていった。「最終確定版」なんて完成せんやん絶対wってつっこみながら資料整えてた。


そして迎えた前日。エアビ入り。荷造りゼロ。最終自分の動き方やタスク確認していたら、出発30分前になっても何も整っていなかったw
前入りして会場装飾の準備をしてくれているメンバーがいる。全国各地から集まってきてくれて、準備してくれていて。関西支部も集まっていてくれて。エアビで初めてメンバーと会えたときのうれしさ。。みんな立体で生きている~って。そしてこのエアビ快適すぎて焦ったので、これからあそこはフル活用しようって思うw 住環境って大事な。本番までリアルで会わず、現場で会うってのがこれからのスタンダードになるかもよな。そしたらば改めてこのプロセスや意志のすり合わせってめちゃくちゃ大事やなって。

朝起きて朝ご飯用意してもらって、みんなで食べて。いってらっしゃいってありがたさと、寂しさと。でも寂しさは結構きゅっと押し込んで出発。当日は本当に何が起こるかわからない。

みんなとのご飯が最高やった。

到着したら始まっているはずのリハーサルが始まっていなかった。いわゆる機材トラブルってやつ。時間が刻一刻とたち、組みなおし、でもアーティストさんは次々と到着され、想定されていないことが次から次へと。お迎えして気付けばお昼ごはんを食べれそうな隙間があり、タコライスをいただき。おいしすぎて感動、、 やっぱり途中で抜けないといけないタイミングは何度もあって、終始走り回ってたと思う。これオフラインの会場やと思ったらまあまあぞっとする。笑 気付けば個別に挨拶もして、気付いたらグラレコWSの時間になって控室でスタンバイ。もうその場を楽しむどーって気持ちでやって、りおりお・やすくんの協力もあり無事終了★ 遅れてきた方向けコンテンツ、アドリブ要素大半やったけど、よく乗り越えたと思う。リアルで描いてるものを見せ合いっこしてやりたいなあってめちゃめちゃ思った。グラレコ超えて皆大事なものキャッチしていくというか、そこで生まれる関係性が素敵なので東京でも京都でも、まあオンラインでも・・やりたいなって思う所存!これはライフワークとして育てていきたいなって思う。 

夢を描き合う★グラレコワークショップ

本番始まってからはもうドタバタの嵐。動線ってほんま命やなと思ったし、いざという時の臨機応変さが命やし、いったり来たりせんでもいいよウにした方がいいなって思ったし、もうここも「信頼」が命でしかないなってあらためて思った。しおり、たくさんありがとう、MCの方との流れや中とのキューだしとかすごすぎたよ。ゆうやさんどりちゃん演者なのにずっと動き回ってくれてありがとう。横ちんさんたなけんさん搬出搬入責任持ってくれてありがとう、たなけんさんマルチタスクすぎたな、みんなずっと走り回ってた気がする。

ほぼ、初絡みに近かったしおりさんと私。笑


要素に区切ってまとめます。

●どりちゃんひとりの夢は、いつのまにか皆の夢になっていた

まじで見知らぬうちにって感じ。すごいな、これ。想定せずこうなっていった。それぞれの想いが乗っかっていく感じ。。!火種が大きくなって燃えていく感じ。途中いろんな風も水もくらったけど、一旦は今年の形で燃えきることができたのではないかと思う。

●生音最高。アーティストさん自身も、みんな「楽しんでいる姿」が一番最高。LIVEの意気込みってここやと思う。

リハちょこっとだけ入らせてもらったジョンズさんでほんまに思った。お互いの顔見合うの最高。吹奏楽のときもよさこいの時もそうやった。横を見れば仲間がいて、嬉しくって心強くって。そうやって働きたいし、生きていたいのな。舞台裏でまさしくそれで、二日目の余裕はそういう「お互いが楽しむこころ、👍を送り合うこころ」があってほんまによかった。

●自分が大事にしたいこと
そんなん業界ではありえませんよ、普通じゃないっすよ
それはびっくりされるかもですよ、が起こしたいみたい。

私が今回結構強く確信めいたこと。名前と顔が一致しない人と仕事したくない。ちゃんと一致していたいし、想いも人となりも知っていたい。
→絶対次はスタッフハンドブックを作るときめた。載っていない、間に合わない人がいたらどうにか、全体スラックとか何かしらで補填する。このフェスに関わる人を、知らないままはなし。今回も自分は挨拶しきれなかった。

●貴重すぎた
自分はアーティストさん担当になって、自然とアーティストさん・マネージャーさんとやり取りさせてもらうことになっていて、当日もそのまま迎えさせてもらったけど、ほんまに終始「対等」にやり取りさせてもらえたことが貴重すぎた。え、向こうからするとこちらはただの素人野郎であり。わかっていることも、わかってへんことあるんちゃうかってなったと思う。でも上から来る方は一人もいなかった。サポートメンバーの方もマネージャーさんも当たり前やけど一人の人間であり。そこにはお互いのパーソナルな部分もしっかり見えて、ああ、やっぱり一緒の場にいたいし顔と目と合わせて仕事していたいなって思った。(もっとゆっくり話したいってなった)

●アーティストさんのMC泣いた
無事終わったあとの、サポートメンバー、バックバンドの方からのツイートとか泣いた。
これ作っている側、刺さるなほんま。。。。。

とんちゃんさんから。

まずは今日という場をここまで作り上げたみなさまに
おつかれさま、という言葉を。まだ終わっていないけども
労いの言葉を送りたいと思います。

とんさん。。。泣いた

アーティストさんがこのフェスを楽しみにしていてくれはったこと、本来だったら野外フェスの想定がっていうことまで思いを馳せてくれてはることがなんと尊いのだろうと思った。。。いっつも健太さんがMCで言ってはること(ワンマン以外で)ってこういう事なのか、とも思った。

●歌いたい。演奏したい。音を一緒に奏でて楽しみたい。

だから今お箏ならっているんやと思うし、アコギも練習しているのやと思う。
ひとりでやってて100%楽しいものじゃなくて。
誰かと、仲間と、重ねたいんよな。

腹式呼吸を思い出したいのも、ボイトレに興味があるのも。まっきんと話してたけど、この辺やってみたさある。司会とか話す、声っていうのもいつか「仕事」になるかもしれへんなって、人間の可能性があるなって感じる要素の一つ^^

●「フェス」を作るってこんなプロセスなのだと知った。

こういった歩みをへて、形になる。そして100%満足納得なんて、どうしたらできるものか、でもそこに臨みたいってめちゃくちゃ思った。
そして当日はこんなにハプニングが起こるんやなって笑 想定しきれへんけどそこに対策していくのがプロなのかな、とも思った。

間違いなく、会社員だけでやっていく、って決めていたり自分のキャパを決めてやらなかったら、味わえないことだった。景色だった。誰もフェスを作ったことも運営したこともない。素人集団の挑戦だった。でもできた。これはほんまにすごいことちゃうかなって。お祝い。

お疲れさまって言い合いたくて、ごはんをみんなで食べたくて、最後嬉し涙を流したくって、走ってきた。

各々が迎えたい形ではなかったのは事実。だからこそ。

来年のICHIFESに向けて動き出すのです。
どうぞ、ICHI FES 2022お楽しみに。

全国三カ所からお届け!


会場写真撮りまくりたかった〜


とにかく。関わってくださった全ての方に。
名前書きだすと止まらへんくらい。。✨

本当に出逢ってくださり、一緒に走ってくださり、ありがとうございました◎

ひとまず。

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