ヒプノシスマイク≪2ndD.R.B≫2nd Battleの話


今回はシンジュク麻天狼vsナゴヤBad Ass Templeのバトル。どちらかに肩入れしてるわけではないので前回より冷静に観れたはず。。。この2ディビを推してる方からするともっと言いたいことあるし、そこの考え方違う!!みたいなことが多々発生しそうな気がしますが、両者のスタート地点が一緒だと思ってる人間が書いたレポ的なものだと思ってご容赦ください。

楽曲自体の話についてはさておき、ライブパフォーマンスを見て感じたことを中心に書いています。

一曲目が始まるまでの導入は前回と全く同じでした。


【ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-+】

「通勤快速ってもしかして止まらないのかよ!」の後すぐ普通のトーンに戻して歌える伊東さん、いつも尊敬の眼差しで見ています。シャウトも毎回声すごく通るし絶対外さないしラップも聞き取りやすいし安定感あるし本当にすごい。

葉山さん、メイクや髪形で見た目をかなり空却に寄せたスタイルになっている上、激しい動作が多めで空却がそこにいる!って感じでした。ヒプステの空却みたいな激しさがありましたね。カメラにアピールしたり歌詞に抑揚をつけたり、本当にこの人ヒプマイのライブ2回目か…?って思う程モノにしてる感があった。何より度胸がある。


【ヒプノシスマイク-Division Battle Anthem-+】

一列に並んだ時の立ち姿が静のシンジュク、動のナゴヤって感じでその対比が今回のバトルを表してました。ナゴヤの動いて煽るスタイルも良いですが、シンジュクの不動でどっしり構えている大人な姿勢も好きです。

寂雷パート、速水さんの声がめちゃくちゃかっこいい。今回かなり強めのドス効いてた。「荒ぶるデスペラード」かっこよすぎてひっくり返りました。

十四パートで合いの手の葉山さん・竹内さんの声のほうが大きくなってるのおもしろかったです。気合いがものすごい伝わってきました。


【ヒプノシスマイク-Glory or Dust-】

本当にこの曲かっこよくて大好きです。はやく全員で歌っている姿が見たい。フル聴きたい。

ひとりひとりをかなり寄りで映してくれるカメラワークに感謝です。テンポもはやいし言葉も多いからなのか、6人とも笑顔が無くて必死な表情で歌ってるところが好きです。(これはサカブク戦の時も同じこと思いました。)


【MC】

今回は結構キャラ乗っかった感じでやるんだね…!?

個人的には声優さんがキャラになりきった演技を見るのがあまり得意ではないので結構聞くの辛かった(笑)ので、MCの内容は割愛します。多分、今回のメンバーはキャラ乗ってた方が進行しやすいタイプなんじゃないかなと考えられての判断だと思います。声優さんをあまり知らないのでなんとも言えないですが、今回はキャラ無しでいくとちゃきちゃきリーダーシップをとってくれる人がいなさそうなイメージがあります。(違ったらすいません)


【Bad Ass Temple Funky Sounds】

最初から最後まで勢いがあって好きです。なんかこの曲ってすごく名古屋っぽいんですよね。ガラが悪くて節操無い感じが。私は名古屋周辺に住んでいる人間なんですけど、このごちゃっとして各々好きなことやって一見統一感が無さそうなところにものすごく名古屋を感じるんですよ。

貶してるわけじゃないですよ。好きなところです。


【そうぎゃらんBAM】

もうこれはただすごい。葉山さんすごいです。この曲、ただ歌う分にはずっと聴いてると意外と口ずさめる曲だな~とは思うんですけど、パフォーマンスを乗っけてここまで自分の曲として完成させているのが本当にすごい。普通に歌うだけじゃ多分おもしろくない曲なんだと思います。葉山さんが歌うから輝く曲。(それはそれとしてDiggy-MO'さんが歌うのは聴きたい)

「hun?」の腹立つ煽り方すごく好きです。あと「わかってんだろ」の「わ」で息が抜ける歌い方するところとか絶妙に達観してる感あって空却みがある。


【月光陰-Moonlight Shadow-】

榊原さん、5thと比べてすごく上手くなってる…!!相当練習しただろうなって思いました。私はぎゃらんばんより月光陰の方が歌うの難しいと思ってるので(主に息継ぎ)非常に感動しました。

あと個人的な話なんですが元々私はこの曲を提供したLeetspeak Monstersが好きで、月光陰はヒプマイを知るきっかけになった曲なのでこの曲に対する思い入れは強いです。Leetspeak Monsters、とってもかっこいいのでぜひyoutubeでMVご覧ください。『Monster's Party』『Black owl』(宣伝)

後ろのスクリーンに大きな月が映し出される演出とても好きでした。ラスサビの「もう涙は流さないように」から、黄色のレーザーライトが下から放射線状に円を描いて昇っていくのもかっこよかった。6thの舞台演出全体的に良すぎる。


【One and Two, and Law】

ステップ踏む竹内さん、ロカビリー風な衣装も相まってイケオジ感あって最高です。なんというか、不慣れだけど若さ溢れる葉山さんと榊原さんに合わせて一生懸命頑張ってくれるお兄さんて感じがたまらなく愛おしい…。

あとお札ダンスで足を床にぐりぐりしてるところがちょうど麻天狼のロゴの上だったのじわりました。


【Shinjuku Style~笑わすな~】

玉座に座る速水さんとその左右に立つ木島さんと伊東さん。まさにChampionのジャケ写だ~!せり上がり式ステージのめちゃくちゃいい使い方してる。

初っ端の「ぶち抜く」ってワード冷静に考えて怖いですよ。あの麻天狼から発せられる「ぶち抜く」って強すぎる。今思うとなんでこんなに殺意高いんだろうこの曲。口悪いし歌詞が終始怖い。好き。

ライブになると木島さんの「Come On」の声がB'zの稲葉さんみたいになるの、聴いててクセになりますね。たまにCD聴くとここの物足りなさを感じてしまう程度にはクセになる。あと今回独歩パートの伊東さんがいい意味でかなり怖かったです。気が触れたのかと思いました。(笑)「ははーっ 笑わすな」の笑い方、狂気じみててマジで天才でした。


【君あり故に我あり】

私のヒプマイの好き曲上位にランクインしています。こういう優しい曲を歌えるのってヒプマイの濃ゆくて激しいキャラクターたちの中で多分寂雷だけなんじゃないでしょうか。人柄も声も。(寂雷も十分キャラは濃いんですが。)唯一の休息の場みたいなイメージがあります。最後のフックからスクリーンに天使の羽が舞うのはずるいよ…召される…

あと後ろで木島さんと伊東さんが立ち位置入れ替わるタイミングでお互い向き合って仁王立ちしてたのは何だったんだろう。なんかすごく楽しそうでした。


【パーティーを止めないで】

みんな大好き曲、踊るしかない!!

私はゴールデンボンバーのファン10年やってる(現在進行形)身で、先ほど述べたように月光陰でヒプマイを知り、パーティーを止めないででヒプマイに興味を持ち、5thライブでヒプマイに沼った人間なのでこの曲も相当アツいです。あとこの曲中、スクリーンの映像が終始ゴールデンボンバーのライブで流れる映像とタッチが似てて勝手にシンパシーを感じていました。

シャンパンコールの時の木島さんの「シャンパンシャンパン!」の発音めっちゃ可愛くなかったですか?可愛すぎて急にちっちゃい子でてきたかと思いました。

そして後ろでずっと楽しそうににこにこしてらっしゃる速水さんに癒されました。DJブースの横に置いてあるシャンパンを取りに行く時、伊東さんと一緒にすごく楽しそうに駆けていくんですけどその後ろ姿が最高に可愛いです。「すいません」に合わせてシャンパン飲むところもお茶目で可愛い。なんていうか悪ふざけしながらはしゃぐおじさんめっちゃ可愛い(失礼)

ラスサビでボトル持った伊東さんが一瞬映った時何かひとりで喋りながらガッツポーズしてるんですけど、その意味不明な動作がめちゃくちゃ独歩っぽかったです。伊東さんは狙ってるのか狙ってないか分からない程度のふとした瞬間に独歩を感じる時が結構ある。


【BLACK OR WHITE】

伊東さんは誰よりも聴きやすいラップをしてくださる。滑舌の良さが半端じゃない。この曲の縦のテンポで気持ちよく言葉がはまる感じ、伊東さんの元来の器用さというかそういうのが顕著に表れててすごく好きです。

速水さんと木島さんは後ろの左右の階段にそれぞれ座って静かに見ているんですが、一瞬映った木島さんがにっこにこしながらリズムに乗っててすごく一二三を感じました。さっきまでシンジュクNo.1ホストの顔してたのに…。

後ろのスクリーンが独歩のヒプノシススピーカー風になる演出とても良かったです。


【パピヨン】

麻天狼は曲の引き出し多くて羨ましいなあ~~!タイプの異なる曲でも「麻天狼の曲っぽい」って毎度思わせられてしまうのは何なんでしょう。すごい。そして「らんらら~」で一緒に手ふってくれるU-ICHIさん。

最初の一二三と独歩のパート、曲と会話の絶妙な掛け合いが流れるように行われてて息が合ってるのがひしひしと伝わってきます。二人のおうちでの様子が浮かびました。木島さんも伊東さんもちょっとテンション高めな感じで歌ってくださってて可愛かったです。

ヤシの木のバルーンで遊ぶ木島さん、伊東さん。スキップして移動する速水さん。楽しそう。本当いいチーム…。癒しだ。


【R.I.P】

「栄枯盛衰っつってなあ」と空却の煽り文句から入ったナゴヤの新曲。新参のナゴヤ、チャンプに対して恐れることを知らない強気な態度、最高にかっこいいっす。これくらい強気じゃないとシンジュクとやり合えんよな…。

十四が通常モードの声と我モードの声を両方使い分けて歌えるってかなり武器になるなって思いました。曲の幅も広がるしどちらも特徴的な声でアクセントになるし、音楽で勝負するコンテンツでこの声は強い。

途中振り付けで「卍」を手で描くところがあるんですが、葉山さんと榊原さんと比べて竹内さんはちょっと手を抜いた感じというか、ふわっと振りをやってる感じがまた良いですね。キャラクターも実年齢もひとりだけ年齢差があるので、こういうところでひとりだけ違う大人の落ち着きみたいなのが感じられて良きです。

あとなぜかR.I.P聴いてるとアラジンのフレンドライクミーを思い出します。曲調がころころ変わったり歌う人の歌い方によって盛り上がりが増す感じだったりが似てるのかも。こういう曲好きだな。おしゃれでかっこよくて聴いてて楽しい。


【TOMOSHIBI】

え、一二三ってこんなフレーズ歌うんだ!?っていうのが最初の印象でした。一二三って弱音吐かないじゃないですか。なのにいきなり木綿豆腐って言われてびっくりしちゃいました。ドラパ怖いな…。また木島さんの、一二三が苦手なものと戦おうとしていることを恐れる気持ちとそれに立ち向かいたい勇気みたいなものを表情と声で演じてくださっていて、感情がすごく伝わってきました。私は元々特別なオンリーワンの精神がわりと嫌いな人間なので、1stDRBで優勝した王者の座や、おそらく泥水啜って勝ち取ったであろうシンジュクNO.1ホストの座を掲げてその言葉を吐き出す一二三に説得力ありすぎたそのフレーズ、最高にかっこよく映りました。

「僅かな灯でもまだ光るなら照らしてくれよ」って少しでも生きたい、助けてほしい、と思うならこちらを頼ってほしいし救いたいっていうシンジュクにぴったりの言葉。支えあうっていうのは絶対に悪いことじゃないんです。弱さでもないし。人に助けを求めることが出来るのも強さなので。「逃げるなら前」は、まさにそれ。ひとりで戦うことが無理なら傷ついてなにもできなくなるより前に誰かに頼って前に進められればそれで良い。ひとりで抱え込んで動けなくなったら元も子もないので、この世を生き抜こうと考えると麻天狼が言う「支えあう精神」が私には刺さりました。

あれ、いつの間にか歌詞語りになってしまった。すいません。

あと手をあげて左右に振るフリを御三方がされていて、なんでこの振り付けなんだろうって思ってたんですけど(曲に合わない訳じゃないけど無くてもよくない?って最初思ってました)客入れしたらお客さんのリングライトが光るから、リングライトの光を灯火の火が揺らぐ感じとかけてるのかな?って後で何となく思いました。想像したらめっちゃ綺麗だ〜、いつか絶対に見たい。


【開眼】

最初の十四、獄の語りのような入りからすでに名古屋つえー!!となりました。そして「自分の痛みは自分のもので誰にも触れてほしくない」という、シンジュクと真逆のことを冒頭からぶっこんでくる感じ、バチバチやん。まさにバトルって感じ。楽曲提供者ってどこまで分かっててこういう曲作るんだろう。毎回曲が出る度にその解像度や表現方法、他の楽曲との兼ね合いがすごいなって思ってるんですけど誰がどうディレクションしているのか。(余談です)

でも「抱えきれないなら預かろう」っていうフレーズからして漠然とした考え方としてはシンジュクと同じなんだなあ。まあバトルってどっちが正しいとかじゃなくてこっちのが説得力あるよな?!みたいなパフォーマンス力だと思ってるので全然問題ないですけどね。物は言いようというか、言葉ってこれだからおもしろいなって思わせてくれる。全然違うものに聞こえる。

そして葉山さんのライブパフォーマンス。多分この「開眼」は音源で聴くのとライブで聴くのとだいぶ違うんじゃないかなって思いました。歌い方にライブならではの鬼気迫るものがある。

あと葉山さんの「闘争本能 努力と根性」の歌い方がお経みたいな抑揚で大好きです。(ももいろ紅白歌合戦の空却パートも同じ理由で大好物)からの、うおおおっていう叫びが最高にアツい。叫びというか唸りというか。葉山さんの歌い方本当に天才的だなあ。声質は生まれ持った才能だと思いますが、その声を十二分に発揮して魅せるパフォーマンス力がある。これは努力の賜物ですよね。ありがとう葉山さん、ありがとう葉山さんをヒプノシスマイクに起用してくれた人。

ラストに向かうにつれて、「意志で 意地で 生きて」がどんどん叫びっぽくなっていくというか、熱がこもっていくというか。3人の相乗効果によって熱量が増していく感じがとても心に響きました。あと「3つの眼で共に見つめよう」でナゴヤのハンドサイン使えるのめっちゃ良いですね。ちょうど「3」が指せる。


【Light & Shadow】

いきなりめっちゃムーディーな曲でびっくりしました。ちょっと昔の刑事モノってエンディングの雰囲気こんな感じでしたよね。

一二三パート「皆が見てる世界と僕のみてる世界は別もん」のところ、本当に一二三が苦しんでるかのような声が震えてるような表現をしてくださった木島さんやばすぎました。しかもそのあと続く「それでも決して絶やすことはなくあげる熱量」っていう力強い言葉が一二三って感じがして好きだ!一二三は強い男なので。あんなに美しいのに泥臭いところが良いですよね…一二三…。

最後、麻天狼パートで「極限の中でも」と言う伊東さんの声がすごい強いというか必死な感じがして、それまで割と冷静にパートを歌っていたスタイルからどんどん熱量が引き上げられていて燃えました。

あとブクロ推しとして、空却と十四が若々しい言葉で戦ってくれるとめっちゃ元気出ます。若いからこそ出せる強さもあるんだぞ、と。今までブクロだけ10代だったので個人的にはちょっと味方が増えた気がしました。(笑)

ナゴジュクのバトル曲はサカブクと比べてバチバチのバトルって感じはあまりなかったかな?という印象です。信念のぶつけ合いというか、うちのチームはこうなんだぜ!っていう強さの見せ方という面でのバトルって感じでしょうか。ストーリー展開的にも寂雷と獄しか因縁無さそう(ドラパで空却と十四が一二三の職場に乗り込んでましたがちょっと暴れたくらい)だったので、今回はこの戦い方になるのも分かります。


【Survival of the Illest+】

ナゴヤパートも超いい!かっこいい!!!

「トウカイArea」ってワードを入れてくださったのすごく嬉しいです。名古屋じゃないけど近辺に住んでる人たちって名古屋が地元みたいなところありませんか?(無かったらすいません。私はあります。)ナゴヤはトウカイエリアを背負ってくれてるんだ!!って熱くなりました。地元ディビ最高だな。

そして獄パート最後でウィンクした竹内さん、有罪でした。弁護の余地無しです。


【SUMMIT OF DIVISIONS】

伊東さんの立ち姿と歌い方が終始気怠そうで独歩みがすごかったです。あと並び順がナゴヤとシンジュク交互になっていて竹内さんと伊東さんが隣り合っていたのを「社会の荒波に揉まれてる二人だな…」と思ってみてたんですけど、獄と独歩って全然そりが合わなさそうだなと思い始めたら見てて面白かったです。(何が?)

最後「とにかくパーティーを」でひとりぴょこっと小さく跳ねる榊原さん、かわいかった。十四もやってそう。



最後のMCはキャラがちょっと薄まってたMCだったんですが、キャラが薄まると立ち方まで変わる葉山さん。空却の時はなんていうか、骨盤を前に出したような立ち方?で重心低そうな感じで立ってるんですけど、それが消えてて。シルエットだけで表現するってすごくない?って思いました。

葉山さんがオーバーな程にセリフだったり身振り手振りだったりを振り切って空却してくれる効果ってだいぶ大きいんじゃないでしょうか。榊原さんも竹内さんも勿論素晴らしかったんですが、葉山さんのパワーが二人のパワーをより引き上げているような気がします。

それとは対照的にシンジュクは静かで大人なイメージなんですが、身振り手振りを大きくできないけどキャラは立たせるってすごく難しいことですよね。派手に動けば目を引くし、印象にも残るものだと思うので、それが無くても麻天狼を表現できる御三方もひたすらすごいなあ、、、と思って観ていました。

2ndバトルもとっても楽しかったです。もう今日の19時には3rdバトルが始まっている…!楽しみだけど終わりが近づいてると思うとめちゃくちゃさみしいなあ。





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