【ミリシタ】『MILLION C@STING!!! 生き残りゲームガシャ』に登場するリイチの手牌から見る考察

・はじめに
本noteはソーシャルゲーム『アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ』のSSRカードに登場する麻雀描写における手牌および捨て牌から見た考察である。なお、本考察は一説に過ぎず、この考察が全てではないことをご承知願いたい。

・経緯
固い挨拶は置いておいて。

発端は上記のSSRイラストにて麻雀描写があり、あがり役と捨て牌からどんな打ち筋だったんだろうね、と友人に問われたこと。以前麻雀のSSを描いた経験を活かし、考察を述べたところ、別の友人から「その考察をnoteにまとめて公開するんだよ!」と脅された言われたためである。note初投稿がこんなのでいいのか? いいか。

・状況説明
本題のカードイラストを見てみる。


アイドルマスターミリオンライブのイベント「生き残りゲーム」にて、
アイドル舞浜歩が演じるリイチ

画像およびカードセリフから読み取れるのは以下の通り

・リーチ一発ツモ四暗刻、16000オール(親番)で逆転
・見える牌は自身の手牌、捨て牌と上家の4~6巡目のみ
・手牌から1ピンを捨ててリーチ(状況次第ではあるが、おそらく手牌から出しているはず)
・捨て牌の手出し、ツモ切りは不明

手牌最終形

捨て牌の情報がもう少し欲しいところではあるが、ないものはしょうがないので進めていく。

・配牌推察
まず、配牌から考える。

いくらなんでも配牌で四暗刻イーシャンテンというのはあれなので、それなりな配牌を考える。

捨て牌にある牌がある程度手牌にあったものとして考えると、この手牌が妥当ではないか。手牌に関してはこの後の手順考察をスムーズにさせるために意図的に作成している。組み合わせは無限であるため、今回はこの手牌で考察を進めたい。

・手順考察
というわけでツモ牌および打牌の考察に移る。
なお、牌の表記として、萬子はm、筒子はp、索子はs、字牌(漢字)はそのまま漢字とする。
また、他家の鳴きはなかったものとする。描かれていない上家対面の鳴きまで考慮すると描かれていない捨て牌まで考えなきゃいけないので正直しんどい

さて、配牌から見て、第一打および以降の打ち筋について考察を行う。なお、捨て牌はSSRカードイラストの通りとする。

○第一巡(親配牌スタート)ツモ3s、打9s

配牌を見た時、13pと7m、9p、3s、南が対子となり、将来的にどれか落とすことになるが、素直に浮いている4m、9s、白のいずれかを打ちたい。

4mの方がくっつきが良いのと、第一打西、白で鳴かれるのを嫌うことのであれば字牌は残したい。また、対子が4つで七対子も視野に入るが、3s周りのや2pが来たときは素直に順子に移行したいので七対子決め打ちは早計か。仮に七対子になりそうだとしても、上がりやすさなどで9s残し4m切りだと他家に注目される可能性があるため、9s切りが妥当か。

○第二巡 ツモ1m、打1m


現状の手牌であれば、1mと4mのスジで有効牌が被るので素直にツモ切り。
4m切り1m残しで七対子のスジひっかけが演出できるが、有効牌を狭めてまでやるかと言われると何とも言えない。手牌がドラドラとかなら考えてもよいが。

ここで、2巡目の1m切りがツモ切りではないかという考察に入る。次順で切られている4mと数巡後に切られている西に注目したい。

実際に牌を使って麻雀をした人は分かると思うが、無意識に切っていると牌がさかさまに捨てられることがある。ここで逆さまに切られている4mが手出しではないかと考える。理由としては手出しの場合、牌は正しい向きで置かれており、それを持ち上げて切る際に「萬」の字が左側または上側になり、そのまま切られて逆さまになってしまうのではないか。一方、ツモ切りの場合、一度手牌に持ってくる場合もあるが、ツモってそのまま見る場合、手牌に入れずに切るケースもある。この場合、向きがどちらになるかは偶発的であるため、そのまま正しい向きで切られる場合もある。ツモ切りの向きが逆向きになるケースもあるはずだが、手出しの時の向きが逆になりやすいという点で、手牌に4mがあり、2巡目は1mツモ切りという説を推したい。
正直イラスト描いた人そこまで考えてないよ案件だと思うが

○第三巡 ツモ2p、打4m

ここで2pを持ってくることで、123の順子完成。そうなると余剰牌の4m、西、白が捨て牌候補になる。ここで西、白が無難ではあるが、先処理や5m以降を持ってきても7mがあるのでカバーできると判断し、4m切りとしたい。
先述の手出し理論もつじつまを合わせたいしね

○第四巡 ツモ2m、打2m

4m切ってもカバーできるとは何だったのか、見事な裏目である。
2mの向きでツモ切りの理由を当てはめるなら1巡前の事象しかなかったんだ。許してくれ。

正直なところ、捨て牌の1m→4m→2mの切り順は状況とリイチの思考次第ではあるが、現状の情報だと説明が難しいポイントの一つだと思う

○第五巡 ツモ2p、打3p

正直ここがターニングポイントになったはず。
ここで2pをツモ切りするか、他の牌を切るかの選択になる。
2pツモ切りは現状のままで、7m、3s、一応9pの広がりを見るなら考えうる一打である。ただ、役満ツモで逆転という発言から、少なくともトップ目ではないのは確かであり、ここから高い手ができるかと言われれば微妙なところである。であれば七対子視野でリーチツモ七対子、裏裏を乗せて跳満の方が打点としては期待ができる。

2pを切らない場合は対子が5つとなり、七対子イーシャンテンとなる。
七対子を狙うのであれば、切り牌候補は1p、3p、西、白となる。
七対子狙いならば字牌は攻守ともに役立つので取っておくとして、筒子のどちらを切るのかというところだが、ここで上家の捨て牌に注目したい。

上家が4巡目に1pを切っており、聴牌を狙うなら(情報が不確定だが)枚数が残っている3pを残したい。だが、上家が1pを切った理由として以下の理由が考えられる。
・1pにくっつく牌がない(2,3pが手牌にない)
・筒子の順子が完成しており、タンヤオや三色などで1pが不要(=234p、345pなどの順子が手元にある)
・145pから1pを外した(=3pを必要としているor3pが将来的にあたり牌になる)
つまり、上家に3pがあろうがなかろうが、3pが上家から出る線が薄く、また3pが捨てられない状況になることもふまえて3pを切ったのではないか。
また、1pは上家の現物であり、自身に2pが2枚あるので、他家にも安牌になりやすいし他家が不要牌になりやすいので手元に残したいと考えられる。

以上の事から七対子狙いの3p切りと考えたい。

○第六巡 ツモ3s、打白

このツモで四暗刻を意識したに違いない。この手牌で暗刻が一つだけなら、まだ七対子も見れる。1pは前述の通り残しておきたいため、白か西のどちらか。正直ここは捨て牌と相談ではあるが、白を切った理由は切られた枚数や鳴かれた時に役が付くかどうかを考えて、切るのを遅らせて重ねられることも考えれば白を先に切ってもおかしくはない。西は鳴かれたとしても対面だけにしか役にならないし、安牌としても悪くない。あと、西待ちと白待ちのどちらが出あがりしやすいかという面でも、(これも捨てられている枚数によるが)役が付く白と親で役が付かない西ならまだ西の方が出やすいだろう。

○第七巡 ツモ8p、打8p

この巡目の8p切りはこの手牌で四暗刻を意識してるのでツモ切りしました、まる。これまでの考察を雑にしてしまう形になるが、5巡目の時に記述したように、ここから7pケアするくらいなら割り切ったほうがいいよね、となるし、あがり優先ならそもそも3p残しておくべきでは? となるのでブレない選択肢として8pとする。

○第八巡 ツモ7m、打西

ここまでくればもう迷わない。一応3p引き直しで聴牌の面も考慮して西切り。

○第九巡 ツモ2p、打1pリーチ

ここで1p切りリーチはまっとうに見える。正直なところ最終形で2pが暗刻なのに3p切ってリーチ宣言牌が1pなのはなんで? ってところが引っ掛かるポイントの2つ目ではあった。説明をつけるためにはこの流れがかんがえられるなぁ、と。

○第十巡 ツモ9p
あがり:(リーチ・一発・自摸)四暗刻

・まとめ
以上、画像の情報から考えられる打ち筋である。
情報が少なすぎるので不確定要素が多いのは(ry

やはり議論の要素としては「1m→4m→2mという切り順」と「手牌の2p暗刻と1p,3p切り」の2点であろうか。この部分でリイチの手牌とツモってきた牌の順番の検討材料になりうる。

あと、捨て牌の4mと西の向きが逆という面に意味を持たせるならツモ切り手出しの材料になりうるかと。こじつけが強いし、牌の切り方は人によってまちまちだからそんなに意識するような情報ではないけど。

ギャンブラー・リイチとしてはハナから四暗刻を意識したのではなく、親番続行というところも視野に入れつつ、中盤で方向性を固めたという思考をしたというのが妥当だろうか。配牌に1暗刻3対子あったら狙い撃ちしてもいい気がするが

こんな配牌なら8p以外全部ツモ切りと説明しても納得できるはず

情報を得るために画像を何回も見ると「対面の山が描かれてるのに対面の捨て牌が見えない」「上家の捨て牌があるのに山がない(山がなくなったとしてももう少し前に捨てられるはず)」と麻雀警察が出動してしまうのでこれ以上はやめておく。

・最後に
SSRイラストからここまで真剣に捨て牌考察するやつなんて、そうそういない。きっかけをくれた友人たちに少しばかりの謝辞を。

ギャンブラー役を演じている舞浜歩かっこいいね


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