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甲骨文字というロマンあふれる字について(大事なことは字が教えてくれる)

中学生で習う「四大文明」。覚えてますか?
大きな川に沿って栄えたこと、そして文字を持つことが特徴(だったはず…)で、黄河にそって栄えた中国文明の持つ文字が甲骨文字。
この甲骨文字こそ漢字の起源であります!

ところで、我々世代は「黄河文明」と習っていたので「中国文明」というのはちょっとピンときませんね。

さて、そんな甲骨文字ですが、いつ見てもかわいい♡素朴感がたまりません!

そして何を隠そうワタクシ「字の成り立ちマニア」でもあるので、その成り立ちを直に感じられる甲骨文字にはロマンを感じてなりません!

「明」を日と月に分けて…まさにその形そのもの

太陽がまん丸だから○の中にチョン。
月はまん丸のときもあれば半円の時もある、だから三日月にチョン。

このチョンが何を意味するかは分かりません。
何を思ってチョンとつけたのか…これもまたロマン。

そして明という字は「窓から月を眺める様子を表している」というのが定説ですが、私個人としてはやはり当時の2大明るいもの「太陽と月」を組み合わせたのだと信じたいです!
だって、そっちの方がかわいらしくないですか?

命・令は天啓をうける人の様子
楽は鈴のような楽器をもって神様に捧げる音楽を奏でる人の様子

古代はやっぱり神様との関係が密だったんだなぁと考えさせられます。

今まではほっこりとした成り立ちの漢字達でしたが、けっこうエグい成り立ちの字もありまして…。

こちら、なんの甲骨文字だと思いますか?

そしてどんな状態だと思いますか?






実はこちら「幸」の甲骨文字。
そう言われると何となく見えてくるような気がしますよね。

そして何の状態かと言うと

「手枷をされている人の状態」

を表しています。

最初知った時にはショッキングでした。
ショッキングですよね?

でもよくよく考えたら幸せの定義って人によって違う。
「平時が大事(幸せ)」ということなんだな、と今強く感じます。

字はシンプルに大切なことを教えてくれます。

早く平時に戻りますよう。

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