MtGオリジナルカードデザイン⑨

白鳳さんは白青でアンコモンのセットの顔になるアーティファクトをデザインしてください。

アンコモンでセットの顔!またまたご冗談を?
とはいえ、セットの顔という言葉はだいぶ含むところが広い。その上最近は有色アーティファクトへ追い風が吹いている。ここでは、物語のキーアイテムとしてのフレーバー的側面からアプローチしていきたい。

最近の青白でアーティファクト関連というと、やはりドビン・バーンだろうか。彼は灯争大戦の後日談小説で死んでしまったというが……。だが、彼が死んでも残るのがアーティファクトだ。確かにニコル・ボーラスに与し、その立場を追われ、死す運命となったとしても、カラデシュの領事府主席検査官として、ラヴニカのアゾリウス評議会の大判事としての優れた一面があったことを忘れてはならない。彼の残した正の遺産を、誰か継ぐものがいてもいい……

というわけで、できたカードがこれだ!

《大判事の遺品/Memento of Grand Arbiter》(1)(青)(白)
伝説のアーティファクト - 装備品
装備したクリーチャーは警戒と「(2),(T):カードを1枚引き、あなたは1点のライフを得る」を持つ。
あなたがアーティファクト・呪文を唱えるたび、占術1を行う。
装備(2)

ドビン・バーンの遺した発明品だ。いや、彼に発明の才があったかはわからないが…だとしても、彼は誰かと協力して、その誰かの発明品をより良くすることには長けているタイプだと思う。そうして彼が磨き上げた、アーティファクトがこれなのだ。イラストは各々自由に想像して欲しい。

効果は、ドビンがカードで実際によく持っている「カードを引き、ライフを得る」能力を得させる。さらに警戒を持つことで、タップするコストとの相性もいい。
装備品特有の「装備しないと弱い」欠点を補うために、常在型能力もつけた。ドビンがカラデシュで行っていたように、アーティファクト呪文を唱えるたび「検査」を行ってもらおう!占術という名の「検査」を!

それではまた他のカードでお会いしよう!

この記事はMtGオリジナルカードデザイン Advent Calendarの記事です。他の記事もよろしくお願いします。

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