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ジムバトル連覇 パオジアンexを真に考える記事


パオジアンexとは?

パオジアンex

パオジアンexとは
拡張パック「スノーハザード」にてパックのメインカードとして収録されたカードです。
特性「わななくれいき」により山札から基本水エネルギーを2枚加えるという、かつての「たっぷりバケツ」を内包したポケモンexです。

水水で使えるワザ「ヘイルブレード」は
場にある基本水エネルギーを好きなだけとラッシュし、トラッシュした枚数×60ダメージ与えるという、いわゆる青天井ダメージを出すことができます。

デザイナーズコンボとして用意された同パック収録のセグレイブが特性「きょくていおん」を持っており、手札の基本水エネルギーを好きなだけ場のポケモンにつけることができます。

セグレイブ

トラッシュしたエネルギーは強化拡張パック「トリプレットビート」で収録の「スーパーエネルギー回収」を使うことで、繰り返し基本水エネルギーを使用することができます。

スーパーエネルギー回収

パオジアンexに対する個人的見解

はっきり言います。
こいつは最強です。
なんでシェア率が高くないのかがわからないです。
シェア率の高いデッキに負ける気がしないです。
(唯一互角かなと思えるのがex/Vが一切入っていないロストバレット)

「SVのカードだけでデッキ組んで対戦してみよう」と、友人と遊んでいたんですが、こいつだけ頭2個くらい抜けて強いです。

そもそも現カードプールには
「オリジンパルキアVSTAR」「かがやくゲッコウガ」
「カイ」といった強力な水タイプサポートカードがある上に
パオジアンexの「わななくれいき」ときたもんだ。
なんだこれ、よくばりセットかよ。

ジムバトルで優勝したときのレシピ


優勝レシピ

レシピ&採用解説

各カード解説です。

パオジアンex 
デッキのメインアタッカーです。
3枚が個人的理想なんですが絶対にこいつでスタートしたいので4枚目を入れようか検討中です。

オリジンパルキアV/VSTAR
デッキのサポーター兼サブアタッカーです。
特性「スターポータル」で「スーパーエネルギー回収」を節約したり、エネルギーを場に残しながら最大260ダメージ出せるアタッカーとして優秀です。環境に応じて2-2になったりすると思いますが現環境なら1-1でいいかと思います。

セビエ/セグレイブ
サポーター兼非エクアタッカーです。
パオジアンexのためのエネルギー供給を担います。
セゴールは枠の都合で入れてないです。
なくても大丈夫かなっていう甘い考えです。
ちなみに友人とのラフ対戦で「ふしぎなアメ」3枚サイド落ちしたことがありますが、大会でそうなったらパルキアで頑張りましょう。

かがやくゲッコウガ
アタッカー兼ドローソースです。
「わななくれいき-かくしふだ」がエグいほど強いです。
「げっこうしゅりけん」も強いです。
弱いところがないです。
ロストバレットがきついので「キャンセルコロンげっこうりゅしけん」を通しましょう。

ネオラントV
回し要員です。
本当は負け筋になりやすいので入れたくないです。
保険程度だと思ってください。何も考えずにポンポン出していいやつではないです。
どうしても出してしまったときは「アクアリターン」で山札バックすることも視野に入れます。

マナフィ
ベンチバリアです。以上。

ヨワシ
非エクアタッカーです。
エネルギーをじゃぶじゃぶつけると相手は無視できなくなるので無理やりサイドを1枚しか取らせない番を作ることができます。
パオジアンexデッキにおける最強最適の非エクアタッカーだと思います。
ミラーで最強です。

バトルVIPパス
初動をコケるとそれなりにやばいデッキなので採用。
4枚入れたいですが枠の都合で1枚。後手1で「カイ」で使うか運で初期手札に収めましょう。
極論言うのであれば「ネストボール」8枚積みたい。

ネストボール
ボールです。
バトルVIPパスより枚数が多くなっているのは
「すごいつりざお」で戻したポケモンを再度持ってきやすくするためです。
デッキや状況によってポケモンを使い回すのでこっちが多めです。

ハイパーボール
ボールその2です。
ポケモンは「カイ」で持ってきてるのと、コストがないので2枚です。
おこうかえして

キャンセルコロン
マナフィ&ディンルーex貫通カードです。
その2つの働きがクソでかいです。

スーパーエネルギー回収
リスト公開から2枚採用で始めてそこから回しまくった結果
毎ターンこれを探していることに気づいたので4投です。
3投は甘えです。

ヒスイのヘビーボール
サイドからポケモンを回収します。以上

すごいつりざお
ポケモンとエネルギーを使いまわします。以上

ふしぎなアメ
セビエをセグレイブに進化させます。

クロススイッチャー
グズマです。
「わななくれいき」の回数を稼ぎながらボスができるって最高じゃないですか。パオジアンexデッキの解答だと思ってます。

あなぬけのヒモ
直近で友人にそらをとぶピカチュウVMAXを使われてムカついたので1枚入れました。あってもなくてもいいです。
パオジアンex4枚目にしたほうがいいと思います。

カイ
デッキの要です。
セビエがこれ1枚でセグレイブに進化します。
「スーパーエネルギー回収」「クロススイッチャー」に繋がるので弱いわけがないです。

シロナの覇気
ドロサポです。
「勇気のおまもり」を採用していないのでだいたい何かしらがきぜつしてガッツリドローできます。

ナンジャモ&ツツジ
手札干渉サポートです。
ナンジャモ2枚だと終盤自分もきつい
ツツジ2枚は序中盤のドローがしにくくなる
という体感の元1枚ずつになりました。

ボスの指令
ゲームを早めます。
「クロススイッチャー」があるので1枚採用です。

ビーチコート
現在流行っているのは「スケーターズパーク」ですがそれだと後に解説する基本ムーブ及び理想ムーブができないのでこちらになりました。
「スーパーエネルギー回収」4枚あればある程度トラッシュしてもエネルギーは足ります。

基本水エネルギー
「わななくれいき」4回と「かくしふだ」などのドローで山札から引っこ抜ききれる枚数ってこれくらいかなと思います。
みたいなこと言いいておいてなんですが9割はこれくらいかなという感覚です。

パオジアンexデッキの強み

特性「わななくれいき」と「かくしふだ」によるドローパワーと特性「きょくていおん」による序盤からの圧倒的パワー、「スーパーエネルギー回収」や特性「スターポータル」を駆使した連続的な青天井ダメージとどれをとっても強いです。
また、かがやくゲッコウガが何度もワザを使える点にあります。
かつて流行したオリジンパルキアVSTARデッキは「スターポータル」を使ってゲッコウガにエネルギーがつかなければほとんどワザを使えない状況にありました。
ですがこのデッキは常にゲッコウガのワザを使える状態にあるので、相手に終始マナフィを置き続けなければいけないという圧力をかけることができます。

パオジアンexデッキの弱み

「ナンジャモ」と特性ロック、セグレイブの集中砲火に弱いです。
ベンチにセグレイブを出している関係でベンチの1枠が埋まっていてドロー特性持ちを置きにくかったり、「スーパーエネルギー回収」を引かなければいけないのにコストも要求されるので多くのカードを持っていなければいけない点でナンジャモに弱いです。
特性ロックに関しては、セグレイブを止められるとデッキの根幹が止まり、パオジアンexやかがやくゲッコウガを止められると回しが止まるので、どちらもきついです。
ただ、この2点に関してはプレイングと構築で補えるので、それを下記で解説します。

セグレイブ1点狙いは気合で乗り越えます。

基本ムーブ解説

開始準備

絶対にパオジアンexでスタートしましょう。
パオジアンexでスタートする=手札が相手よりも2枚多く使える状態です。
手札アドバンテージですら勝っていきましょう。

1ターン目

「わななくれいき」+「かくしふだ」&セビエとオリジンパルキアVを出してパオジアンexに手張りが理想です。最低限セビエかオリジンパルキアVは出しましょう。ボールが1枚しかないけど「かくしふだ」を使わないと次の番がやばいというときは賭けましょう。

2ターン目以降

理想盤面6体は
パオジアンex2体-パルキア-セグレイブ-ゲッコウガ-自由枠です。
セビエをセグレイブに進化させて、パオジアンexで山札からエネルギーを引っこ抜きつつゲッコウガでドローを繰り返してガシガシ青天井ダメージを叩きつけます。
ダメージ出しに足りないカードはだいたいグッズのはずなので「かくしふだ」で引けなかった不足カードを「カイ」でサーチします。
ロストやサーナイトexには通せるなら「キャンセルコロン+げっこうしゅりけん」を通してサイドを2枚取りましょう。

コツ

カードの使う順番がキモです。
絶対に「わななくれいき-かくしふだ-カイ」の順番を間違えないでください。
引きたいのはだいたいグッズです。
「わななくれいき」でグッズ以外のエネルギーを山札から引っこ抜き
「かくしふだ」でグッズを引きに行く。
引けなかった場合に始めてサーチします。

ナンジャモ対策として、常に場には次の番に手張りだけでサイドを取れるようにエネルギーを残します。
誰を倒しても次の番ダメージを出せる状態をいかに作れるかが勝負です。
そのためなら倒されやすいバトル場のパオジアンexにエネルギーを1枚残します。
ディンルーexや「頂きへの雪道」で特性が止められたら、ディンルーexには「キャンセルコロン」を使って1体のパオジアンexにエネルギーをいっぱいつけてそいつで4枚サイドを取ります。
「頂きへの雪道」は序盤は「ビーチコート」で貼り替えたり、「ロストスイーパー」で剥がしてとっとと山札からエネルギーを引っこ抜きます。
あとは「スーパーエネルギー回収」でなんとでもなるはずです。

なぜパオジアンが流行らないのか

自分は本気でパオジアンが流行らないか分からないので、本気の本気で分析しました。
1.ナンジャモ耐性が低い。
2.初動コケるとやばい。
3.構築の問題。
4.プレイヤーの練度の問題。

1はまあ納得できます。そういうデッキですしおすし・・・

2も納得できます。セグレイブが立つのが遅れると確かにやばい。

3はかなり問題だと思います。
現在ユーザーはスタジアムを「スケーターズパーク」にしています。
これのせいで
・エネルギーがトラッシュに行きにくいので「スーパーエネルギー回収」の枚数が減り、回収回数が限られて「かくしふだ」が使いにくくなる上に「スーパーエネルギー回収」1枚に対する比重が重くなるのに引きにくくなっている。
・パオジアンexで始まらなかったときに手張りをしてしまうので先攻2ターン目に120ダメージが確定しない
という問題が発生しているのではと思っています。
また、このデッキそれなりにベンチがカツカツのはずですが、回しに目が行き過ぎてイキリンコexを採用するなどでベンチ圧迫&負け筋作成をしてしまっている人もちらほら・・・
あーもうめちゃくちゃだよ。

4に至ってはもうどうしようもないです。炎上覚悟で書いてます。
このデッキはプレイ順がかなり重要なデッキです。
そのカードのプレイ順を理解しきれていないユーザーが大多数を締めているのではないかと思います。
現に何度かショップバトルでパオジアンexを使っている人と対戦したことありますが、もうプレイ順番がめちゃくちゃ。
「カイ」使ったあとに「かくしふだ」して「わななくれいき」したのを見たときは椅子から転げ落ちそうになりました。
また、自分がショップバトルでパオジアンexデッキを使って先攻を取ったとき、後攻1ターン目でマナフィを置かない人多すぎて椅子から転げ落ちました。(アルセギラなどのマナフィが不要なデッキを除く)

最後に

このデッキは、「カードのプレイ順」を教えてくれる良いデッキです。
その上で強いです。
使わない手はないのでガンガン使いましょう。
そして勝利を掴みましょう。

あ、普段私Vtuberやってるので良かったらチャンネルに遊びに来てくれると嬉しいです。PTCGLもたまにやってます。

それではまた。

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