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#6:推しに対してROMってる

 推し(※見出し写真の方ではない)を描いた絵を印刷し飾っていたんですが、飾り方が簡易的すぎるなと思い、人生で初めて写真立てを買いました。ちゃんと買った。100均で200円。税込220円。
 うっきうきで家に帰って写真を入れて、元々あった棚の中に飾ろうとしたら、なんと棚の高さぎりぎりだったんですよね。何なら写真立ての天辺が棚板にちょっとこすれる。
 わ~。ザ・買いなれてない奴の所業~。
 ちなみに部屋中のどの棚の上にも物が乗っていて、絵なんて飾る場所がございません。棚中にしか置く場所はないのです。しかも本棚なんで、本が出しにくいったらないぜ。ほぼ取り出さない本だからそこまで支障がないとは言え……。

 ところで「推し」という言葉を用いましたが、私ははたしてその人たちを推しているのか? とふと思いました。
 ファンではあります。す~ごく好き。その方々が出ているコンテンツを拝見するたびにきゃっきゃきゃっきゃしております。だけど、推し……推しているか?
 つまり、他者に薦めているか?
 薦めてないな~~。

 これは私自身の果てしなくめんどくさいところなんですけど、私、身近な人と一緒に、同じジャンルはまだしも同じ人を好きになり続けるってことができないんですよ。いや好きではあるんだけど、高い熱量を持ち得ない。
 身内、友だち、SNSのフォロワーに、私より強火で推している人がいると、“好き”という気持ちの火がスッて鎮まってしまう。
 あ~、そこまで私、熱くなれないかもしれない。となると、ファンと言うのもはばかられるかも。より熱を高めて張り合うのも違うし。マウント取られたら面倒だし、私もマウント取ってたらそういう自分、無理だし。あ~。あ~~~~。
 ファンであることを能動的に辞めるわけではないけど、気づいたら鎮火している。みたいな。何なんですかねこれ。ある意味防衛反応なのか?

 そういうのもあって、好きでい続けたいという思いと、あと自分が好きだということの無価値さ云々も加わり、結構一人でこっそり好き好き言っていることが多いです。
 特にtwitter上だと、フォロワーに知られたくなくて別垢で騒ぎがち。

 二次創作をはじめれば上記はわりとましになるんですが、逆に解釈違いに触れたくなくてよりいっそうネット上で引きこもっていったり、交流ができなくなったりすることなんかもあったりして、SNSで色んな供給が増えるのもやりにくい部分があるなと思う次第です。
 一人で黙々と、己の世界を練り上げて構築して二次創作をするタイプなもんで、性質として個人サイトの方が向いているんだろうな。やっぱり。
 だけど今の各種SNSのおかげで見つけやすく見つかりやすくなったのも確かなので、その恩恵は捨てられない自分がいる。
 何事も適度な距離感を見計らい、保つ……というのが、現実社会同様必要になるのであった。

 話が逸れた。

 ファンの在り様、みたいな話は度々話題に上り、人によって持論があったり、各種マナーや身の振舞い方、推されている当人の発言、などなどなどなど情報が溢れすぎている。
 気をつけることが多すぎる。気を遣うことが多すぎる。その行動は辞めた方が良いとかそれは本人の為にならないとかこう言われるのは嫌だって言ってたとかこっちは良くてあっちは駄目でやっぱりこれも駄目で古参ににわか知ったか匂わせお気持ち出る杭妬み嫉み注意喚起に自治行為、そろそろ開こう学級会、みんなの為にあなたの為に私の為に平和な世界…………あ~~~~!!!!!!
 発狂しちゃった。

 発狂したし、言いたいこともわからなくなってきちゃった。
 私は私で杞憂民の素質があると自覚しており、だけどそういうのもまた厄介ファンであることに変わりはないので、口を閉じている。
 どういう推し方にそれぞれ善し悪しがあるのかわからないんだ。

 だからずっとROMっているのかもしれない。ファン同士のいざこざがこの世で一番めんどくさいし、薬にはならないくせに毒にはなりまくるから。
 そういうのに巻き込まれたくないから。
 沈黙は金。というより、口は災いの元。やだ~。



 私は私で、創作物の感想(励ましのお便り)は無限にくれって思う。沈黙しないでくれ。
 だけど自分が送るときは「これは善意と好意で送りますが、この言葉や解釈が相手にとって邪魔だったらそれは本意ではございません、どうしましょう」とやっぱり杞憂しまくるし、よくいる「感想なんてそもそも要らねーよ」派だったらど~しよ~~~!!!!! となるので、悩みは尽きない。助けてくれ~。

※※
 つまり、オリジナル/一次創作は私にと~っても向いている。自分以上に自創作に対して熱量を持つ人間ってそうそう現れないからね。

※※※
 見出しの写真:今回の話とは関係ありませんが、この方は紛れもなく私の推し。

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